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アザレア別名:セイヨウツツジ(西洋躑躅) |
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科・属名:ツツジ科・ツツジ属/原産地:園芸品種/学名:Rhododendron simsii |
英名でツツジはアザレア温室栽培用として主にベルギーで育てられていたので、英語で’Belgian Indica Azalea’と呼ばれる事があります。日本には明治時代に伝わり、戦後から栽培が行われるようになったそうです。英名でツツジはアザレアと呼ばれ、日本で当初は西洋ツツジと呼ばれていましたが、今はこの名前で呼ばれる事が多いです。秋に売られている鉢花アザレアは自然では7月下旬頃から花芽が作られ始め10月頃に小さな蕾が見えるようになります。そして秋が深まると花芽は休眠して、寒さに当たると目覚め、春になって暖かくなる花が咲き始めます。秋に売られている鉢花はこの性質を利用して、春に矮化剤が散布されて花芽を着かせ、夏に冷蔵庫で低温に当てられた後、暖かい所へ置いて秋に花が咲かせられています。冬に咲かせられているものは、花芽を着けさせる時期と、低温に当てられる時期を遅くして、花の咲く時期がコントロールされています。 品種によってはコントロールできないものもあります。アザレアの育て方開花株の管理春から秋の管理置き場所日当たりを好みますが、夏の強い日差しに当てると葉が焼けるので、強い日差しの当たらない半日蔭や木漏れ日が当たるような場所で育てます。ない場合は50%ぐらいの遮光ネットを利用してもよいです。水やりと肥料乾燥を嫌うので、水やりは鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。花が咲いている時期は花に水が掛かると、病気の元になるので、掛けないように気をつけます。夏は花芽ができ始める時期でよく乾くので、朝と夕方にも与えて水切れさせないようにします。 肥料は5月と7月、9月に1回ずつ骨粉入りの固形油粕などを与えます。咲き終わった花がら花が咲き終わった花がらは早めに摘み取っておきます。見かけが悪いだけではなく、残しておくとそこから病気が発生する事もあります。また、種が出来ると樹勢が悪くなってしまいます。農薬の使用
植え替えと剪定ツツジの仲間は酸性土壌を好みアザレアも同じです。使う用土は酸性土の鹿沼土や酸度無調整のピートモスを利用すると生育がよくなります。鉢に根が詰まると夏に水切れしやすいので、毎年を植え替えを行っておくと安心です。時期は花後の4月から5月頃、用土は鹿沼土7、PH無調整のピートモス3ぐらいです。根鉢を3分の1ぐらい崩して新しい用土で植え替えます。 植え替えと同時に、樹形を整えるように剪定します。剪定には強い方なので、必要なら半分ぐらい刈ってもよいです。
購入した鉢花の矮化剤お店で購入したものは矮化剤という薬が散布され、花の数が多く樹形がコンパクトになっています。もし、同じようにしたい場合は、剪定後に3cmぐらい枝が伸びた頃に散布すると同じようにする効果があります。晩秋から初春の管理晩秋の管理夏からできた花芽は、晩秋に5度〜8度ぐらいの低温に40日ぐらい当たると花芽が動き出し、暖かくなると花を咲かせます。暖地では12月中頃までは日当たりが良く霜の当たらない軒下などに置いて、凍らせないような低温に当てます。凍るような寒さに当たると傷むので、冬は室内の日当たりのよい所に置きます。冬の管理室内の日当たりがよい所に置きます。暖房の風は葉が傷むので当てないようにします。水やりは鉢土が乾いたら、暖かい日の午前中にたっぷりと与えます。冬でも開花中は水切れさせないよう注意してください。冬に肥料は必要ないです。増やし方挿し木容易に行えますが、花が多く咲くまで2年ぐらいかかります。挿し木の時期は5月中頃から梅雨頃に行うとよいです。長さ5cmから10cmぐらいの挿し穂を用意して、下にある葉を1、2節分取り除きます。水に30分ぐらい漬けて、あれば発根促進剤をつけて挿します。用土は酸性土の鹿沼土(小粒)などを利用して、2.5号ポットに2,3本ずつ挿します。明るい日陰に置いて、土が乾かないように水やりをします。2ヵ月ぐらいで発根するので、秋になったら日当たりのよい所に置いて肥料を与えます。冬は室内の日当たりのよい所で越冬させます。仮植えとその後の剪定翌年の春になったら4号〜5号鉢に定植して、一緒に摘心して枝数を増やします。肥料や水やりなどは親木と同じです。その他は挿し木のページを参考にしてください。 |
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