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エキナセア

別名:ムラサキバレンギク(紫馬簾菊)、エキナケア
科・属名:キク科・エキナセア属/原産地:北アメリカ/学名:Echinacea purpurea

分類: 宿根多年草(耐寒性)


草丈: 60cm〜100cm
花径: 10cm〜12cm
花色: 桃色、白、橙色
種まき: 春まき(3月中〜4月)、秋まき(9月中〜10月上旬)
発芽温度(20℃〜25℃)
箱まき
植え替え: 春(4月)
増やし方: 株分け
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切り花、ドライフラワー、ハーブ
花言葉: 優しさ、深い愛
通販店: 楽天市場にあり
初夏から秋に10cmぐらいある桃色の花を次から次へと咲かせる、北アメリカ原産の宿根多年草です。咲いたばかりの頃は普通の形をしていますが、次第に花弁が全体的に下がってきます。変わった種類では花が二段に咲くダブルデッカーというのもあります。世界三大免疫植物の一つで、薬草としてインフルエンザの予防や免疫力を高める効果があり、アメリカやヨーロッパではメディカルハーブと呼ばれています。元々は北米の先住民が根を風邪の治療や傷薬などに使用していたのがはじまりです。葉や茎に香りはあまりなく、花はキク科特有の香りがします。日本ではハーブティとして花、葉茎が乾燥して売られ、アレルギーの緩和や風邪の予防などに飲まれる事があります。冬になると寒さで葉が枯れて根だけで越冬しますが、春から秋は生育が旺盛でよく花を咲かせる丈夫な草花です。切り花としても利用され、そのままの花を利用するのはもちろん、花弁を全て取り除き、中心の丸い管状花だけを残すと棒付きの丸い飴みたいなってかわいくなります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
収穫時期 収穫
場所 日向
種まき 種まき 種まき
植え付け 植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 表面が乾けば与える 控えめ
エキナセア エキナセアの全体

ダブルデッカー
エキナセア


エキナセアの育て方

種まき

種まきは春の3月中旬から4月頃が理想的ですが、秋の9月中旬から10月上旬頃でも行えます。開花は春まきでは翌年、秋まきでは再来年になるかも知れません。方法は箱まきで行い発芽には光が必要なので覆土は薄めに行います。発芽するまで2週間ほどかかるので、用土は乾かさないように注意します。本葉が3枚ぐらいになったらポットに仮植えして、春まきでは秋に定植、秋まきでは冬を軒下で越冬させて春に定植します。鉢植えの用土はやや過湿を嫌うので、花の培養土にあればパーライトなど1ぐらい混ぜるとよいと思います。花壇では植え付ける際に苦土石灰と元肥に堆肥などを、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜ込んで30cmぐらいの間隔で定植します。春まきでは冬に地上部を枯らせて宿根しますが、暖かくなると新芽が出て初夏には開花します。

種まきから植え付け

箱蒔きして5月下旬にポットに仮植えしました。8月には根が張って大きくなりポットが小さくなったので、やや大きめのを利用するとよいです。夏には大きくなるので植え付けられれそうですが、真夏は根付きにくいので9月になって庭に植え付けました。
5月下旬 9月上旬

箱まき

仮植え

定植

宿根から開花

宿根植物なので12月になると葉が枯れ根だけが生きて冬を超えます。3月になって暖かくなると新芽が出てきて6月になると開花します。
12月中旬 3月中旬 6月中旬

宿根直前

宿根からの目覚め

開花

場所

日当たりのよい所を好みます。暑さ寒さに強いですが、冬は寒さで葉が枯れて根だけで越冬し、春になって暖かくなると葉が伸びてきます。

水やり

やや過湿を嫌います。鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。花壇では植え付け後1週間ぐらいはあまり乾かさないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えるぐらいでかまいません。その他は花の水やりを参考にしてください。

肥料

鉢植えでは4月、6月、9月頃に緩効性の化成肥料を置き肥して、生育が悪い場合は液体肥料を追肥するとよいです。花壇では3月下旬頃と6月頃に骨粉入りの固形油かすなどをバラまいておくとよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

植え替え

鉢植えでは2年に一度ぐらい植え替えます。時期は春の芽が吹く3月中旬から4月頃に植え替えるとよいです。鉢植えの用土は水はけのよい土を好むので、花の培養土にあればパーライトを1割ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植え替えるとよいです。鉢植えは大きめで7号鉢以上を使用した方がよいです。その他は花の植え替えを参考にしてください。

増やし方

株分け、根ざし


株分け
株分け、根ざしで増やすことができます。時期は植え替えと一緒に行いますが、株分けは細かく分けるのを嫌うので、土をできるだけ壊さず、一株に4、5芽ぐらいつた土の塊を株分けします。根ざしは植え替えの時にゴボウのような太い根を使って、太い根の先を用土から出して挿し木の要領で挿します。

花がら摘み

花が痛んできたら種が出来てきます。種を作るのにはとても多くの養分が必要なので、次に咲く花のために早めに摘み取った方がよいです。
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