トップエキザカム 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

エキザカム

別名:ベニヒメリンドウ(紅姫竜胆)
科・属名:リンドウ科・エキザカム属/原産地:ソコトラ島/学名:Exacum affine

分類: 非耐寒性一年草(本来は多年草)


寒さ: 弱い
暑さ: 弱い
草丈: 20cm〜30cm
花径: 約 2cm
花色: 青紫、白
種まき: 春まき(4月)
発芽温度(20℃以上
箱まき、ピートバンなど(覆土しない)
植え付け: 5月〜6月、9月
増やし方: 挿し芽
場所: 日向〜半日陰。夏は涼しい日陰、冬は室内。
用途: 鉢植え向き
花言葉: あなたの夢は美しい、あなたを愛します
エキザカムは2cm程の花が次から次へと咲きます。芳香が強くよい香りがし、部屋に置いておくと部屋中が香りで一杯になります。本来は多年草なのですが、植物としての寿命が短いので一年草扱いされています。花色は青紫と白花、形は一重咲き、八重咲き、葉に斑が入った種類もあります。斑入りは種ができないので挿し芽で増やすそうです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 室内の日向(10℃以上) 日向〜半日陰 明るく涼しい日陰 日向〜半日陰 室内の日向
種まき 種まき
植え替え 植え替え
挿し木 挿し芽 挿し芽
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える 控えめ

エキザカム
6月下旬、自宅の鉢植え

エキザカムの全体
6月下旬、自宅の鉢植え

八重咲き
9月上旬、植物園

白花と紫花(八重咲き)
9月上旬、植物園

エキザカムの育て方

春か秋に開花株が売られているので、それを購入して育てるのが一般的です。香りが良いので開花株は室内の明るい窓辺などに置いてもよいです。

ポット苗の植え付け

一回り大きな鉢に植えつけます。用土は園芸用の培養土にパーライトや赤玉土(小粒)を2割ぐらい混ぜて水はけをよくしたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植えつけるとよいです。

春、秋の管理

日当たりのよい所から午前中の日光が当たるような半日陰に置きます。水やりは鉢土の表面が乾けば与え、肥料は緩効性の化成肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に与えます。開花のピークが過ぎたら刈り込んでおくとよいです。

夏の管理

夏の強い日差しを嫌うので、強光を避けた明るく涼しい日陰に置くとよいです。夏の高温多湿を嫌うので、長雨には当てないようにします。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。肥料は夏の暑さで生育が鈍るので、葉色が悪くなったら薄めの液体肥料を与えるぐらいでよいです。

冬の管理

冬の寒さには強くないので、室内の暖房の効いた明るい窓辺などに置きます。冬はあまり生育しないので水は控えめに与えます。この時期の肥料は必要ないです。

増やし方

挿し芽

5月から6月頃または秋の9月頃に挿し芽をして増やす事ができます。短命植物で寿命が短いので、挿し芽から作り直しておくとよいと思います。2、3節分の挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取り除きます。葉を取り除いた節が用土に埋まるように挿せばよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。

種まき

種まきからも育てる事ができます。時期は春の4月頃、箱やピートバンなどに蒔いて、覆土はしません。乾かさないように水やりして、本葉が2,3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。

植え替え

挿し芽や種まきしたポット苗、冬を越した株は、4月頃に根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えます。用土は植え付けの項目と同じです。
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