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イチョウ(銀杏)

科・属名:イチョウ科・イチョウ属/原産地:中国/学名:Ginkgo biloba

分類: 落葉高木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 20m〜40m
花色:
場所: 日向
水やり: 庭木(普通)
肥料: 固形油粕などを。
増やし方: 挿し木、種まき
用途: 庭木、シンボルツリー
花言葉: しとやか、鎮魂、長寿
イチョウの木は樹高が40mにもなり、秋が深まると寒さで葉を落ちる落葉高木です。生きた化石とも呼ばれ恐竜のいる時代には12種類ぐらいが分布していたそうです。氷河期になると暖かだった中国の1種を除き他は全て絶滅したと言われています。秋になると葉が黄色くなって美しく紅葉する事でも知られています。黄色く葉が色づくのは、元々あった緑色と黄色の色素のうち寒さで緑色だけが分解されて黄色くなります。木は雄株と雌株が異なる雌雄異株で、雌株だけに実が成ります。この実は(ギンナン)と呼ばれ食べる事ができます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
収穫時期 収穫
場所 日向
種まき 種まき
植え付け 植え付け 植え付け
挿し木 挿し木 挿し木
剪定 不要枝の剪定 剪定
肥料 寒肥
イチョウ イチョウの紅葉

イチョウの用途

食べられる実

イチョウの木は雌雄異株で、雌株だけに実が成ります。実は銀杏(ギンナン)と呼ばれ悪臭がありますが、匂いを消して美味しく食べる事ができます。茶碗蒸しの材料に使われたり、炒って食べられたりします。漢方としの効果もあって滋養強壮、咳止め、淡切り、頻尿などに効果があると言われています。一度に多く食べるとビタミンB6欠乏症の中毒症状で嘔吐、下痢、けいれんなどを起こす人がいるので注意してください。
イチョウの雌花
雌花
ギンナン(イチョウの実)
ギンナン(イチョウの実)

青い葉は漢方

イチョウの青い葉
7月までの青い葉のエキスは、脳の血流をよくして記憶力を維持する働きがあるそうです。ボケ防止などを目的にしたサプリメントが日本だけではなくアメリカやヨーロッパでも売られ人気があります。青い葉を煎じて飲んだり焼酎に漬けても効果がありますが、季節が進んで葉が黄色くなってくると毒性が強くなるので、7月までの青い葉に限られます。

木材

木目がぼんやりした薄い黄色で杉よりも価値の高い木材です。将棋盤、算盤珠、彫刻材、家の天井版などに利用されています。

大木になる樹木

イチョウ
イチョウは大きくなると樹高が40m以上になり、横も20m以上に広がります。ですので敷地の広いお寺や神社、学校や公園などに植えられているのをよく見かけます。家庭でも剪定すればある程度の大きさに抑える事が出来ますが、高さを抑えるために幹の途中を切り返すと枝が斜めに伸びるので、美しい三角形をした樹形に保つのが難しいです。秋が深まると葉の落ちる落葉樹なので、近所迷惑にならない所に植える必要があります。
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