トップキダチセイベゴニア 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

キダチセイベゴニア(木立性ベゴニア)

別名:コダチセイベゴニア
科・属名:シュウカイドウ科・シュウカイドウ属/原産地:南米、南アフリカ/学名:Begonia spp.

分類: 多年草


寒さ: 弱い
暑さ: 強い
草丈: 30cm〜150cm
花径: 約 1cm
花色: 赤、白、ピンクなど
場所: 半日蔭
増やし方: 挿し木
用途: 鉢植え
花言葉: 愛の告白、片思い、親切(ベゴニア)
ベゴニアの種類は球根ベゴニアなど種類が多く、この木立性ベゴニアは草丈が高く、花がぶら下がるように咲きます。熱帯の植物で葉も美しく、カラーリーフとしても楽しむ事もできます。種類は主に竹矢型という茎が竹になったような種類がよく出回っていますが、他にも何種類かあります。植物園に行くと草丈が背丈ぐらいに大きくなって花を咲かせているのを見かけます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 室内の日向(10度以上) 半日陰 明るい日蔭 半日陰 室内(10度以上)
植え替え 植え替え 植え替え
挿し木 挿し木 挿し木
切り戻し 切り戻し・剪定
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり やや控え目 鉢土の表面が乾けば与えます。 やや控え目

木立性ベゴニア(赤)
7月下旬、植物園

木立性ベゴニア(全体)
7月上旬、自宅の鉢植え

キダチベゴニアの葉
7月上旬、植物園

キダチベゴニア(桃色)
7月中旬、植物園

キダチベゴニア(橙色)
2月上旬、植物園

キダチベゴニアの花と葉
1月上旬、植物園

木立性ベゴニアの育て方

場所

夏の強い日差しを嫌います。春や秋の日差しの弱い時期は、午前中の日光が当たる半日陰で育てます。夏の強い日差しと高温を嫌うので、夏は強い日差しを避けた、風通しがよい明るい日陰で育てます。夏は木漏れ日の当たる木の下や遮光ネットを利用して育ててもよいです。冬の寒さには弱いので、室内の10℃以上ある日当たりのよい所で育てます。

水やり

生育期の春から秋は鉢土の表面が乾けば与えるようにします。夏に30℃を超えると生育が鈍るので、高温時期の過湿に注意します。冬はあまり生育しないのでやや控えめに与えます。

肥料

春の4月から6月頃、秋の9月から10月頃に緩効性の化成肥料を置き肥するか、液体肥料を定期的に与えます。 その他は花の肥料のページを参考にしてください。

植え替え

春の4月から5月頃に行うのが理想的です。 根鉢のまわりを3分の1ほど壊し、伸び過ぎた根は切り取ります。植え替えと一緒に将来の樹形を考えて切り戻すようにします。夏に根が詰まったら、秋の9月頃に根鉢の周りを軽く壊して一回り大きな鉢に植え替えます。用土は花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜて水はけをよくしたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、ピートモス3、パーライト2などで植え替えます。蔓性を吊り鉢にする場合は、バーミキュライト、ピートモス、パーライトの等量などを利用して、用土を軽くするとよいと思います。

花がら摘み

花の咲き終わった花茎は元から切り取ります。

切り戻し

春の植え替えと一緒に、将来に樹形を考えて切り戻します。冬を超えて葉の数が少なくなって樹形が乱れたら、茎の元から3節ぐらい残して思い切って切り戻すとよいです。

増やし方

挿し木

挿し木をして増やす事ができます。時期は5月から6月頃、9月から10月中頃にも行えます。花茎の着いた挿し穂は利用できないので、脇芽から伸びた2、3節分の挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取り除き、葉が大きい場合は半分ぐらいの大きさに切り取ります。水の入ったコップに30分ぐらい浸けて、葉の取った節が用土に埋まるように挿します。比較的容易につくので、樹形が大きくなってしまったら、挿し木から仕立て直すとよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。

病気や害虫

アブラムシが発生する事があるので、見つけたら殺虫剤を散布して駆除します。また、花びらが落ちて葉に乗ると病気になる事があるので、できるだけ取り除くようにします。春から秋にかけて定期的に殺菌剤を散布しておくとよいです。その他は花の病気と害虫のページを参考にしてください。
関連リンク