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ブルーレースフラワー

別名:ディディスカス、ソライロレースソウ
科・属名:ウコギ科・トラキメネ属/原産地:オーストラリア西部/学名:Trachymene coerulea

分類: 一年草


暑さ: 暑さで枯れる
寒さ: やや弱い(0度以上)
草丈: 60cm〜80cm
花序: 約 5cm〜7cm
花色: ブルー、白、ピンク
種まき: 秋まき(9月〜10月中旬)
発芽温度(15℃〜20℃)
ポットまき、箱まき
場所: 日当たりを好む
用途: 鉢植え、花壇、切り花
花言葉: 無言の愛
ブルーレースフラワーはオーストラリア西部が原産の乾燥地帯に生息する一年草植物です。美しく小さな花が沢山集まって咲き、レースのような咲き方をするので、このような名前がついているようです。元々の花色はブルーだけでしたが、後でピンクと白も出回るようになり、学名のディディスカスという名前で売られている事があります。切り花として人気が高くメインとしてではなく素材として利用される事が多く、花の臭いがないので苦手な人は部屋に飾れます。 生育温度が5度から25度と寒さ暑さとも苦手で、暖地での種まきは秋まき、涼しい所では春まきされます。どちらかというと涼しい所の方が育てるのに適しています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(0度以上) 日向 霜よけ
種まき 種まき
植え付け 植え付け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾けば与える 表面が乾けば与える
ブルーレースフラワー ブルーレースフラワーの全体
ブルーレースフラワー(白)

ブルーレースフラワーの育て方

種まき


箱蒔き
暖地では秋の9月から10月中旬頃に軽く覆土して行います。方法は直根で移植をやや嫌うのでポットまきで行うか、箱まきで行って小さい時に根を傷めないように丁寧に移植すればよいです。発芽する温度は15度から20度なので涼しく明るい日陰に置き、発芽するまでは乾かさないように水やりします。箱まきでは本葉が3、4枚と小さな頃に、根を痛めないよう丁寧にポットに仮植えします。

定植するタイミング


定植
暖地でも霜が複数回当たると枯れてしまう事があります。冬はポット苗で霜の当たらない日当たりのよい軒下に置いて、凍りそうな日は室内へ入れ、霜の心配がなくなる春に定植すると安全です。庭への植え付けは苦土石灰、堆肥を混ぜ込んで30cmぐらいの間隔で植えるとよいです。鉢植えの用土は赤玉土6(小粒)、腐葉土3、パーライト1など水はけのよい用土、5号鉢に一株を目安に、65pプランターでは3株を目安に植えるとよいです。

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。 冬の寒さは少し苦手で、霜の当たる所や凍る所は避けるようにします。冬はポット苗や鉢植えの状態で日当たりが良く霜の当たらない軒下などに置いて、凍るような日だけ室内へ入れておくとよいです。庭への植え付けは霜の心配がなくなって植えると安全です。

暑さで枯れます

涼しく乾燥した所に生息しているので、暖地では開花後の夏は暑さで枯れる一年草になります。

水やり

乾燥地帯に生息しているので、水やりが多いと貧弱に育つ傾向があります。鉢植えでは排水性のよい用土に植えて、鉢土の表面が乾けば与えるようにします。庭では植え付け後はしばらく乾かし過ぎないように注意しますが、根付けばその後は必要ないです。

肥料

痩せ地で育つので肥料を多く与えると貧弱になりやすいです。ポット苗は大きくなってきたら緩効性に化成肥料を置き肥するとよいです。鉢植えは緩効性の化成肥料を開花するまで置き肥するとよいです。花壇では牛糞などを混ぜ込んで植えつけ、生育が悪いようなら即効性の化成肥料を控えめに追肥するぐらいでよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

その他にやっておきたい事

殺菌剤の散布

気温が高くなると花や葉に灰色かび病などの病気が発生する事があります。放置すると枯れてしまう事があるので、5月から6月にかけてベニカXファインスプレーなどを散布して予防しておくとよいです。

支柱立て

風や雨で倒れる場合は支柱で支えておくとよいです。
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