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フヨウ (芙蓉)

科・属名:アオイ科・フヨウ属/原産地:日本(四国、九州、沖縄)、中国/学名:Hibiscus mutabilis

分類: 落葉低木


寒さ: 強い〜やや弱い
暑さ: 強い
樹高: 1m〜3m
花径: 8cm〜10cm
花色: 桃色、赤、白など
場所: 日向
増やし方: 挿し木、種まき
作業: 剪定
花芽分化: 5月中旬頃〜(新枝に着く)
用途: 庭木(暖地)、シンボルツリー
花言葉: 繊細美、しとやかな恋人
フヨウは花の夏の終わり頃から咲く綺麗な花です。草丈が高く秋の空の下で咲く姿はとても美しいです。秋遅くから茶色くなったフヨウも枯フヨウとして観賞用にされています。同じ仲間でスイフヨウという八重咲きの種類、アメリカフヨウという種類もあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
種まき 種まき
植え付け 植え付け
挿し木 挿し木
剪定 剪定
肥料 肥料 肥料 肥料

フヨウ
9月上旬、植物園

フヨウの全体
9月上旬、植物園

秋の空に咲くユヨウ
9月上旬、植物園

枯フヨウ
12月下旬、植物園

フヨウの育て方

場所

とても日当たりを好むので、できるだけ日当たりのよい所で育てます。寒さにはあまり強くありませんが、暖地では地植えで問題なく越冬します。冬は寒さで地上部の葉が枯れて越冬します。

植え付け

苗が売られている事があるので、入手したら植えつけます。日当たりがよく寒風を避けた所に、水はけがよい腐植質な土を好むので、植え付け穴に元肥として牛糞、腐葉土を混ぜて、やや高めにして植えつけます。時期は4月から5月頃が理想的です。

水やり

植えつけ後はしばらく乾かし過ぎないように注意します。根付けば通常は必要ありませんが、あまり雨が降らず、乾きすぎるようなら与えるぐらいでかまいません。

肥料

2月頃の寒肥、6月頃、9月頃に、骨粉入りの固形油粕などを株元に蒔いておくとよいです。

増やし方

挿し木

挿し木で増やす事ができます。時期は5月から6月頃に行うとよいと思います。方法は2、3節分のさし穂を用意して、一番下の節の葉を取り水揚げし、葉の取った節が用土に埋まるように挿します。秋に青い葉のついた1年枝を元から切り、それを冬の間、土に埋めて越冬させ、春の3月から4月頃に水揚げして挿す方法もあります。

種まき

秋に実が成り種が採れるので、採っておいて春に種まきして増やす事もできます。方法はポットなどに蒔けばよいと思います。

剪定

秋が深まると葉が枯れてしまいます。このような姿を枯フヨウとして観賞されています。枯れた姿も冬になると見苦しく感じますが、冬に剪定すると寒さで枝が痛む事があるので、暖かくなる春の3月頃に行うとよいです。高くなった幹は、枝が分岐するすぐ上で切ると、樹形がまとまった姿になります。花芽は春から伸びる新枝に着くので、枯れた枝のどこを切っても、花が咲かなくなる事はないです。
フヨウの剪定
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