分類: |
落葉小高木 |

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寒さ: |
強い |
暑さ: |
強い |
樹高: |
2m〜6m |
花径: |
約 4cm |
花色: |
ピンク、赤、白 |
場所: |
日向 |
増やし方: |
接ぎ木、種まき |
作業: |
剪定 |
花芽分化: |
7月頃〜 |
用土: |
普通 |
用途: |
庭木、鉢植え、切り花 |
花言葉: |
花桃(恋のとりこ、よい気立て)
桃(チャーミング、あなたに夢中)
ピンク(気立ての良さ、記念)
白(純真) |
通販店: |
楽天市場にあり
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花桃は花の観賞用に作られた種類で、実は成っても不味いものを呼びます。実が美味しいものは実桃として分けられています。樹形によって立性、箒性(尖がった樹形)、枝垂れ性、矮性に分けられており、写真の鉢植えは枝垂れ性になります。花の色は薄い桃色や濃い桃色、赤、白花もあり、形は花びらが5枚ある一重咲きの他、花びらの多い、八重咲、菊咲きがあります。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
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開花 |
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場所 |
日向 |
植え付け |
植え付け |
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植え付け |
植え替え |
植え替え |
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植え替え |
剪定 |
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花後 |
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不要枝 |
肥料 |
庭木 |
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鉢植え |
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鉢の水やり |
控えめ |
鉢土の表面が乾けば与える(夏の水切れに注意) |
控えめ |
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ハナモモ
3月下旬、自宅の鉢植え |

枝垂れ花桃
3月下旬、自宅の鉢植え |

ハナモモの実
5月下旬、自宅の鉢植え |

ハナモモの葉
5月下旬、自宅の鉢植え |

普通のハナモモ
4月上旬、植物園 |

普通のハナモモのアップ
4月上旬、植物園 |
ハナモモの育て方
場所
日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てます。落葉樹なので、冬は葉を落として越冬します。
植え付け
11月から翌年の3月頃の落葉期が植え付けの適期になります。庭では日当たりがよく、強い風の当たらない、水はけのよい所に植えつけます。ハナモモは多湿を嫌うので、水はけの悪い所は避けた方がよいです。植え付け穴は根鉢の二回りぐらいの大きさ、深さ3倍ぐらいの穴を掘って水を入れ、掘り上げた用土に水はけがよくなるよう腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜ込んで、用土をやや高く盛って浅めに植えつけます。
水やり
庭木では、植えつけ後は根付くまで乾かし過ぎないように注意しますが、その後は通常は必要なく、夏の日照り続きで乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。鉢植えでは鉢土の表面が乾けば与えます。夏の日差しの下ではよく乾くので、毎日の水やりになります。冬は葉が落葉して渇きが遅くなるので、生育期ほど水やりの回数は必要ないです。
肥料
庭木では1月から2月頃に骨粉入り固形油粕などを、花後に剪定した場合は控えめに追肥するぐらいでよいです。鉢植えでは花後に骨粉入りの固形油粕などを与えます。
植え替え
矮性種や枝垂れ桃など、あまり大きくならない種類が鉢植えで売られている事があります。鉢植えの植え替えは、毎年行った方がよいです。伸びた根は切り詰めて、新しい用土で植え替えます。時期は落葉期に行います。用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などでです。
剪定
実桃の剪定は落葉期に行いますが、ハナモモは実を成らせなくてもよいので花後に行えます。植えつけ後3年ぐらいは、剪定して樹形を整えてゆきます。その後は、樹形が大きくなり過ぎたり、不要な枝があれば剪定します。花芽は春から伸びた枝に7月頃から着くので、夏以降に剪定すると花芽を切ってしまうので注意してください。
花がら摘み
鉢植えでは、花後に実が成って木の栄養分を取られるので、実を成らせたい場合を除けば摘むようにします。
増やし方
接ぎ木
3月下旬頃に行えますが、台木の育成などが難しいので、苗を購入して育てるのが一般的です。
種まき
楽しみで行われる事が多いです。 桃栗3年、柿8年と言われるように、種まきから3年ぐらいしたら花が咲くそうです。
切り花
桃は邪気を払う霊木とされた事から、平安時代から子供の成長を願う目的で、桃の花が咲く時期に飾られ祝っていたそうです。桃の節句は旧暦の3月3日(新暦では4月上旬)なので、新暦の3月3日はまだ蕾のままで花が咲いていません。そこで今では切り花を購入して、生け花や花瓶にして飾られています。売られている切り花は、2月に湿度、温度の高い所で促成という作業が行われ、花がすぐに咲く状態で出荷されています。
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