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ヒヤシンス

別名:ヒアシンス
科・属名:キジカクシ科・ヒヤシンス属/原産地:地中海/学名:Hyacinthus orientalis

分類: 球根植物


寒さ: 強い
暑さ: 葉が枯れて休眠する
草丈: 20cm〜30cm
花径: 2cm〜3cm
花色: 赤、桃色、黄色、白、紫
増やし方: 分球(ノッチング)
作業: 球根の掘り上げ
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: 嫉妬、競技、控えめな愛
赤、ピンク(嫉妬、遊び心)、黄(あなたとなら幸せになれる、勝負)、青(変わらない愛情)、白(しとやかな愛らしさ、悲哀)
通販店: 楽天市場にあり
ヒヤシンスは春に咲くお馴染みの花です。水栽培としてよく知られて、小学校の時に育てた事のある人も結構いるかもしれません。種類はダッチ系とローマン系があって、水栽培に使われているのはダッチ系のヒヤシンスになります。ダッチ系は一個の球根から一つの花茎を伸ばし沢山の花を咲かせます。ローマン系は一つの球根から数本の花茎が伸びて花は密集して咲きません。普通はダッチ系のヒヤシンスが多く出回っています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向
植え付け 植え付け
分球 ノッチング
掘り上げ 掘り上げ
肥料 お礼肥 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば与える

ヒヤシンス(青)
3月下旬、植物園

ヒヤシンス(赤)
3月下旬、植物園

ヒヤシンスの全体
3月上旬、自宅の鉢植え

ヒヤシンス(白)
3月上旬、自宅の鉢植え

ヒヤシンスの育て方

植え付け

時期は10月から11月まで行えます。植え付け方法は、鉢に植える場合は6号鉢に3球を目安に、球根が隠れるぐらいの浅植えに、用土は赤玉土6、腐葉土3、パーライト1ぐらいでの水はけのよい用土に植え付けます。庭植えの場合の覆土は球根2個分ぐらい、植付け間隔は15cmぐらいの間隔で植え付けます。水はけが悪い場合は腐葉土などを混ぜ込んで水はけをよくして、元肥に牛糞などを混ぜ込んで植え付けます。

場所

水はけがよく日当たりのよい所で育てます。寒さに当たらないと花芽ができないので、2月までは寒さに当てます。

水やり

植え付け後はたっぷりと与え、鉢やプランター植えの場合は土が乾けば与えます。冬も水を切らさないように注意してください。庭植えの場合、あまり乾燥が続くようなら与えますが、特に与える必要はありません。6月頃になったら葉が枯れるので水やりを止めます。

肥料

植え付け時期に鉢植えでは緩効性の化成肥料などを、庭では元肥に牛糞など混ぜて植え付けます。その後は花後に、鉢植え、庭ともに液体肥料を追肥して球根を太らせます。

花がら摘み

花が終わったら、花がらの所だけ切り取ります。花がらをいつまでもつけておくと、球根の成長を妨げます。花茎は球根を太らせるのに残しておきます。

球根の堀上げ

6月頃に葉が黄色く枯れてきたら掘り上げます。掘り上げたら葉を付けたまま涼しい日陰で乾燥させて保管しておきます。

増やし方

分球

よく売られているダッチ系は自然に分球しにくいです。6月頃に掘り上げたら球根の発根部に十字の切れ込みを入れてやるノッチングという作業を行うと増やす事ができます。切れ込みを入れたら球根の発根部を上に向けて乾燥保存すると小さな子が出来るそうです。

水栽培

ヒアシンスといえば水栽培です。時期が早過ぎて気温が高いと根腐れをするので、できるだけ涼しくなった11月頃から行います。また、水は週に1回定期的に換え、寒さに当たらないと花芽がつかないので、2月までは凍らない程度の寒さに当てるようにします。

1、ヒヤシンスグラスなどに乗せた球根の下が水に触れるぐらい水を入れて、日光が当たらない場所に置きます。
2、発芽したら日の当たる窓辺に移動し、根が水中に張ってきたら、球根に直接水が触れないよう水を減らします。
3、2月一杯までは凍らない程度の寒さに当てて花芽分化させ、その後は暖かい場所に移動させて花を咲かせます。
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