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ヒペリカム・カリシナム

別名:セイヨウキンシバイ
科・属名:オトギリソウ科・オトギリソウ属/原産地:ヨーロッパ南部/学名:Hypericum calycinum

分類: 半常緑低木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 30cm〜60cm
花径: 4cm〜6cm
花色: 黄色
場所: 日向〜半日蔭
増やし方: 挿し木、株分け
花芽分化: 5月頃〜(新枝に着ける)
用途: 花壇、グランドカバー
通販店: 楽天市場にあり
ヒペリカム・カリシナムは初夏に黄色い花を咲かせる半常緑の低木です。沢山の茎を伸ばして先端に5cm前後の黄色い花が咲きます。花には複数の長い雄しべがあるのが特徴で、先端にある橙色の花粉も美しく見えます。高さは60cmぐらいとさほど高くなく、グランドカバーと利用されるのが一般的です。ヒペリカムの仲間はとても多く、中国原産のキンシバイやビョウヤナギなども庭木としてよく植えられています。カリシナムはヨーロッパ南部が原産な事から和名でセイヨウキンシバイと呼ばれています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向〜半日蔭
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
株分け 株分け
挿し木 挿し木
刈り込み 刈り込み
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える
ヒペリカム・カリシナム ヒペリカム・カリシナム
ヒペリカム・カリシナムのグランドカバー ヒペリカム・カリシナム

ヒペリカム・カリシナムの育て方

苗の植え付け

庭のグランドカバーに向いています。春と秋が植え付けに適した時期になります。日当りの良い所から半日蔭に植える事ができます。日がよく当たった方が花数が多くなります。一株で50cm〜60cmぐらいに広がるので、間隔は40cm前後が目安になります。腐葉土と完熟牛糞などの堆肥を混ぜて植え付けるとよいです。

植え付け後の管理

水やりと肥料

植え付け後は根付くまで乾かし過ぎないように水やりします。根付いてしまえば自然の雨だけで枯れる事はないです。肥料は多く必要ないので、春に1回与えておくとよいです。

刈り込み

冬の刈り込み後(ヒペリカム・カリシナム)
冬の刈り込み後
冬の寒さで長く伸びた茎の葉は茶色く枯れます。早春になると新芽を吹いて初夏には元のように葉が茂ります。樹高を抑えたい場合は、好みの高さで刈り込んでおくとよいです。時期は葉が枯れる冬から早春の3月までに行ってしまうとよいです。

広がり過ぎた部分の除去

地下茎が横に這って増えます。意図しない所まで広がった場合は、スコップなどを使って除去すればよいです。その部分は株分け同様に扱う事もできます。

増やし方

株分け

地下茎で増えるので、株分けで容易に増やせます。時期は3月頃に行うとよいです。

挿し木

時期は5月から6月頃、長さ10cmぐらいの挿し穂を用意して、土に埋まる部分の葉を取り除きます。市販されている挿し木用の土や赤玉土8、ピートモス2などを使い、箱などの容器を使って沢山挿しておくとよいです。明るい日陰で水切れしないようにして、発根したらポットに仮植えして苗を作るとよいです。
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