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ペルネチア(真珠の木)

別名:シンジュノキ(真珠の木)、ペルネッティア
科・属名:ツツジ科・ゴールテリア属/原産地:南米/学名:Gaultheria mucronata

分類: 常緑低木


寒さ: 強い
暑さ: やや弱い
樹高: 0.5m〜1m
花径: 約 0.5cm
花色: 白からピンク
実色: ピンク、白、紅色、紫
増やし方: 挿し木、株分け
場所: 日当たりを好む(夏は半日陰)
用途: 鉢植え
花言葉: 実る努力
ペルネチアは美しい実を観賞する低木の樹木です。ツツジ科のゴールテリア属で、以前はペルネチア属に分類されていたので、園芸分野では今もこの名前で呼ばれています。花の時期は5月から6月頃で白からピンク色の小さい鐘型の花を咲かせ、秋になると大きさ1.2cmぐらいの光沢のある丸い実が成り真珠の木とも呼ばれています。実は冬まで観賞でき、色はピンク、白、紅色、紫があります。一般に雌雄異株と呼ばれ雌株と雄株が別々ですが、中には雌雄同株もあるそうです。南米が原産ですが標高の高い所の自生しているので、比較的涼しい所を好み、寒さも氷点下15度ぐらいは耐えるそうです。同じ仲間にチェッカーベリー(Gaultheria procumbens)もあり、日本ではゴールテリアとも呼ばれています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
実期 実期 実期
場所 日向 半日蔭 日向
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
剪定 剪定
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾いてきたら与える(乾燥を嫌う)
ペルネチアの白い実 ペルネチアの赤い実
ペルネチアの花 ペルネチア

ペルネチア(真珠の木)の育て方

場所

日当たりを好むので日当たりの良い所で育てますが、南米のチリからアルゼンチンの標高が高い所の自生しています。暑さをやや嫌うので、夏はできるだけ涼しく明るい日陰で育てます。花が5月から6月頃に咲くので、開花中は雨に当てると実付き悪くなるので軒下などに置きます。冬の寒さには比較的強いですが、乾燥した空気を少し嫌うので、霜と北風の当たらない日当たりのよい軒下で育てれば大丈夫です。

水やり

湿った所に自生しているので乾燥を嫌います。鉢土の表面が乾いいてきたらたっぷりと与えます。冬も乾かしすぎないように注意してください。

植え付け

秋に購入した実付きのポット苗が売られている事があります。単体でもよいし、色違いを一緒に植えてもよいと思います。用土は酸性土壌を好むので市販されているブルーベリーの培養土を使用したり、自分で作る場合は鹿沼土7、PH無調整のピートモス3ぐらいで植え付けます。 根鉢を壊さないようにして植え付けます。

植え替え

植え替えの時期は春の2月下旬から3月頃上旬頃に行います。根鉢の周りの土を軽く落として一回りから二回り大きな鉢に植え替えます。用土は植え付け用土と同じです。地下茎のランナーで増えるので、それを分けて増やす事もできます。

肥料

肥料は多く必要ないです。春の4月から5月頃、秋の10月頃に緩効性の化成肥料を置き肥するぐらいでよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

剪定

伸びすぎて剪定が必要なら、花の咲いている6月頃に、花の咲いている枝をできるだけ避けるよう剪定すればよいと思います。

増やし方

6月頃の挿し木ができます。また地下茎で増えるので、それを分けて増やせます。また春に実の中の種を取って蒔く事もできます。

翌年の実が成らない

ガウルテリア属は雄株と雌株が異なる雌雄異株と両性の雌雄同株があり、ペルネチアは雌雄異株と言われ、雄株の花粉がないと結実しないと言われています。ですが中には一株で結実するのもあるそうで、これは雌雄同株の遺伝子をもっているからだと思われます。

人工受粉

翌年に花が咲いたら受粉してみると実が成る事があるかもしれません。
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