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プリペット

別名:セイヨウイボタ、ヨウシュイボタノキ
科・属名:モクセイ科・イボタノキ属/原産地:ヨーロッパ〜北アフリカ/学名:Ligustrum vulgare

分類: 常緑〜半常緑低木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 1.5m〜2m
花径: 約 5mm
花色:
剪定: 花後、秋
増やし方: 挿し木(梅雨頃)
花芽分化: 3月頃〜(新枝に着く)
場所: 日当たりを好む
用途: 庭木、生垣
通販店: 楽天市場にあり
プリペットは常緑から半常緑の樹木です。暖地ではあまり葉を落とさないのですが、地域による気温の低さで葉の落ち具合が異なり、寒い地域では葉が全て落ちて落葉してしまうようです。生垣として利用される事が多く、初夏になると白い花が沢山咲きます。0.5cmぐらいの小さいな花が集まった花穂が沢山ついてなかなか美しいです。葉の色が異なる種類がいくつかあり、白い斑入りのシルバープリペットに人気があります。他に黄色とライム色の混じった葉のレモンライム、緑葉だけのタイプもあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
植え付け 植え付け
挿し木 挿し木
剪定 剪定 剪定 剪定
肥料 肥料 肥料

プリペットの花
6月上旬、自宅の庭

プリペットの花序
5月中旬、自宅の庭

プリペットの生垣の花
5月中旬、自宅の庭

シルバープリペットの葉
9月中旬、自宅の庭

花2
5月中旬、自宅の庭

花3
5月中旬、自宅の庭

プリペットの育て方

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所に植えつけます。午前中の日光が当たるような半日蔭でも育てる事ができますが、よい花を咲かせたい場合は、できるだけ日当たりのよい所で育てます。常緑から半落葉樹で、冬は地域によって葉の落ち具合が異なります。うちは九州の大分市で、葉が3分の1から4分の1ぐらい落葉するぐらいです。地域によっては落葉してしまう事もあるようです。

植え付け

植え付けの地域は東北以南なら大丈夫だと言われています。東北などの寒い地域では落葉してしまうかも知れません。時期は春の3月から6月頃に植えつけるとよいと思います。生垣として植える場合の間隔は30cmから40cmぐらいを目安に植えつけます。根鉢の横二回りぐらいの大きさ、深さは根鉢の三倍ぐらいの穴を掘り水を与えます。掘り上げた土に腐葉土、元肥に牛糞などを混ぜ込んで苗を植えつけます。根が着くまでは強風で倒れないよう、しっかりと支柱で支えておくようにします。花はうまくいくとその年には咲き、うちは高さ1mぐらいの落葉気味の苗を3月に植えつけ、初夏には沢山の花が咲きました。

水やり

植え付け後はしばらく乾かし過ぎないように注意します。その後は根付いてしまえば通常は必要なく、夏の日照り続きであまりにも雨が降らないようなら与えるぐらいでよいです。

肥料

ごく普通でかまいません。春の2月から3月頃、秋の9月頃に骨粉入り固形油粕などを株元周辺に蒔いておけばよいです。

剪定

刈り込み

自然と噴水のように枝が伸びる樹形になるので、頻繁に刈り込む必要はないです。もし枝が伸び過ぎて乱れてしまったら刈り込みます。花芽は春の3月頃から伸びた若い芽につくようなので、時期は春の2月から3月頃、または花後の6月下旬から7月頃に行うとよいと思います。秋に伸びすぎた場合は10月頃に軽く剪定して、冬を自然な樹形で越冬させるとよいと思います。

切り戻し

木の元に近い方の枝と葉が少なくなって姿が乱れやすいので、乱れたら思い切って短く切り戻すとよいです。切り戻しには強く、少々短くなっても新芽が伸びてきます。時期は花後に行うのがよいと思いますが、花があまり咲かなくてもよければ、2月から3月頃に行ってもよいです。

増やし方

挿し木

挿し木で増やすことができます。時期は6月から7月の梅雨頃がよいと思います。長さ10cmほどの若い挿し穂を用意して、一番下の葉と取り除き、15分ほど水揚げして、あれば発根促進剤をつけて、取った葉の節が用土に埋まるように挿します。その他は挿し木のページを参考にしてください。

病気や害虫

蛾の幼虫などに葉を食べられる事があります。見つけたら殺虫剤で駆除します。その他は花の害虫や病気を参考にしてください。

木の移植

一度、日当たりが悪過ぎて移植した事がありますが、特に問題ありませんでした。時期は3月から5月頃に行うのがよいと思います。木を掘り上げる時に根を切ってしまうので、葉からの蒸散を減らすため、根の大きさに合った樹形に剪定して移植するとよいです。
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