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カラー(畑地性)

別名:オランダカイウ(オランダ海芋)
科・属名:サトイモ科・ザンテデスキア属/原産地:南アフリカ/学名:Zantedeschia

分類: 球根植物


寒さ: 弱い(葉が枯れる)
暑さ: やや弱い
草丈: 25cm〜50cm
花径: 5cm〜10cm
花長: 10cm〜15cm
花色: ピンク、白、黄色、紫、赤、黒など
場所: 日向を好むが夏は半日蔭
増やし方: 分球
用途: 鉢植え、切り花
花言葉: 乙女のしとやかさ、清浄、素敵な美しさ
愛情、乙女の清らかさ(白)
壮大な美、素晴らしい美(黄)
カラーは畑地性の種類と湿地性の種類があります。お店で売られているのは畑地性の種類が多く、土の過湿を嫌います。湿地性は水を好む種類で腰水栽培になります。湿地性のカラーはエチオピカ(Zantedeschia aethiopica)という種類が一般的で、白い花を咲かせ花の苞の上が畑地性のカラーより開いているように見えます。また、草丈が100cmぐうらいと高くなります。畑地性のカラーは花色が豊富で、全ての種類ではありませんが葉に斑点があるものがあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向(長雨は避ける) 半日蔭 日向
植え付け・植え替え
掘り上げ 掘り上げ
肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が白く乾いてきたら与える

カラー
6月上旬、自宅の鉢植え

カラーの全体
6月上旬、自宅の鉢植え

カラー(白)
5月下旬、植物園

カラー(黒)
5月下旬、植物園

カラー(黄色)
9月中旬、植物園

葉に斑点のあるカラー
9月中旬、植物園

カラーの育て方(畑地性)

植え付け

温帯の植物なので、植え付け時期は4月頃に行います。用土は排水性のよい赤玉土5、腐葉土3、パーライト2などに植えつけます。深さは球根が隠れるぐらいの浅植えにします。すぐに水は与えずに、1週間ぐらいして土に慣らせてから与えます。右のは4月中旬に5号鉢に2玉植えつけてから1ヶ月ほど経ったもので、結構早く葉が伸びてきます。
5月中旬

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てますが、真夏は暑すぎるので、強い日差しを避けた風通しのよい半日陰で育てます。畑地性のカラーは多湿を嫌うので長雨にはできるだけ当てないよ気をつけます。

水やり

鉢土の表面が白く乾いてきたら与えます。秋になって葉が黄色くなってきたら水やりを中止します。

肥料

芽が出たら緩効性の化成肥料や骨粉入りの固形油粕などを蒔いておき、葉色が薄くなったら液体肥料を追肥します。その他は花の肥料を参考にしてください。

花茎切り

花が咲き終わって花茎を放置しておくと、実が成って球根の生育を妨げるので、球根を太らせるために花茎を根元から切り取ります。
実(9月上旬)

掘り上げ、植え替え

秋の10月から11月中旬になって葉が枯れたら球根を掘り上げてもよいし、鉢植えでは寒さに弱いのでそのまま水を切って室内の5度以上の所で越冬させて、春の植え付け時期に植え替えてもよいです。球根を掘りあげる場合は、箱の中に球根を入れて、乾いたピートモスなどに埋めて、最低温度5度以上の所で保存します。右のは箱の中に球根を入れて、乾いたピートモスで埋めました。
球根
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