トップクロッカス 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

クロッカス

別名:ハナサフラン(花サフラン)
科・属名:アヤメ科・クロクス属/原産地:ヨーロッパ/学名:Crocus

分類: 球根植物


寒さ: 強い
暑さ: 葉が枯れて休眠する
草丈: 5cm〜10cm
花径: 3cm〜5cm
花色: 紫色、白、黄色など
増やし方: 分球
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、寄せ植え
花言葉: 青春の喜び、あなたを待っています、不幸な恋、私を信じて、青春の喜び、切望、歓喜、信頼
クロッカスは春を告げる球根植物としてはおなじみの花です。背が低く地面からニョキっと出てきた感じで、なんともかわいらしい花を咲かせます。種類によって花の咲く時期が異なり、早咲きのものは2月頃から咲き始めます。うちは混合の球根を購入したのですが、必ず橙色の花が最初に咲き始めるのでそれだけ早咲きなのかもしれません、育てるのは手間がかからず、水栽培も可能で水栽培セットを見かける事もあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 鉢植え(日陰・雨よけ) 日向
植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
掘り上げ 掘り上げ
分球 分球
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば与える

クロッカス
3月中旬、自宅の庭

クロッカス(白)
3月中旬、自宅の庭

クロッカス(黄色)
2月中旬、自宅の庭

クロッカス(紫)
3月中旬、植物園

クロッカスの育て方

植え付け

時期は気温の下がる10月から11月頃に行います。植え付け方法は、鉢やプランターに植える場合は5号鉢に5球〜6球を目安に、覆土は5cmぐらい、用土は普通の花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜて水はけをよくするとよいです。自分で作る場合は赤玉土5、腐葉土3、パーライト2などを利用します。庭植えの場合の覆土は5cm〜10cmぐらい、植付け間隔は5cmぐらい、球根の幅ぐらいの間隔を開けて植えつけるとよいです。

場所

日当たりのよい所を好みます。耐寒性には強くマイナス15度ぐらいまで耐えます。鉢植えの花を室内で楽しみたい場合は、12月〜1月までは外の寒さに十分当ててから室内の日当たりのよい場所に置きます。1ヶ月ぐらいしたら開花します。

水やり

鉢植えでは鉢土が乾いたら与えます。庭植えは通常は必要ありませんが、雨が降らず乾燥が続くようなら与えるぐらいでかまいません。6月頃になると葉が枯れて休眠するので、休眠中の水やりは必要ありません。その他は花の水やりを参考にしてください。

肥料

肥料は多く必要ありません。秋の植え付け時期と春の3月頃に、鉢植えでは緩効性の化成肥料などを、花壇では骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。花後のお礼肥に液体肥料を追肥するとよいです。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

植え替え

毎年、球根を掘り上げる必要はありません。鉢植えでは6月頃になって葉が枯れたら、雨の当たらない日陰で水を切って夏を越させます。庭、鉢植えとも、3年に1度ぐらい、球根が込み合ってきたら秋の植え付け時期に植え直すとよいです。

球根の堀上げ

掘り上げて保存する事もできます。葉が枯れる6月頃に掘り上げて、根を切り取り日陰で乾燥させ、涼しい場所に保管しておきます。乾燥した球根のままで夏に20度から25度ぐらいで花芽が出き始めるので、あまり高温にならない所に保管しておきます。

増やし方

分球

分けなくても、自然に分球して増えます。球根を浅植えすると小さく分球するので注意してください。

水栽培

水栽培で育てる事ができます。時期が早過ぎて気温が高いと根腐れをするので、できるだけ涼しくなった11月頃から行います。また、水は週に1回定期的に換え、1月までは凍らない程度の寒さに当てるようにします。

1、グラスなどに乗せた球根の下が水に触れるぐらい水を入れて、日光が当たらない場所に置きます。
2、発芽したら日の当たる窓辺に移動し、根が水中に張ってきたら、球根に直接水が触れないよう水を減らします。
3、1月一杯までは凍らない程度の寒さに当てて、その後は暖かい場所に移動させて花を咲かせます。
4、花が咲き終わったら花がらを摘み取って土に埋めて球根を太らせます。

マメ知識

花芽分化は夏の葉のない状態の時に行われ、気温が下がると花芽が成熟して、暖かくなると花が咲きます。このような性質があるので、設備があれば早く開花させる事もできます。

病気や害虫

多肥は病気の元になっていまったり害虫が着きやすくなる事もあるので注意してください。もし新芽や花芽にアブラムシが着いてしまったら殺虫剤で駆除します。新芽が黄色くなって生育が悪くなったらウィルス病の可能性があるので、他のにうつらないよう早めに抜き取ります。
関連リンク