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ガーデンシクラメン

別名:ミニシクラメン
科・属名:サクラソウ科・シクラメン属/原産地:園芸品種/学名:Cyclamen persicum cv.

分類: 球根植物


寒さ: やや弱い
暑さ: やや弱い
草丈: 10cm〜20cm
花径: 3cm〜4cm
花色: 桃色、赤、白など
種まき: 採り蒔き、秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ポットまき
場所: 日当たりを好む(夏は明るい日陰)
用途: 鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット
花言葉: 清純、内気、はにかみ
赤(はにかみ、きずな、愛情)
白(嫉妬、思いやり、緻密な判断)
ピンク(憧れ、内気、はにかみ)
通販店: 楽天市場にあり
ガーデンシクラメンは秋から冬にかけて花を咲かせる、シクラメンを全体的に小さい姿をした同じ仲間の球根植物です。花の大きさは3cmから4cmぐらいで、草丈も20cmぐらいと低いです。ミニシクラメンの中でも寒さと暑さに強いものが、このような名前になって売られているようです。原種との交配で作られた品種で、花には芳香があります。寒さは氷点下5度ぐらいまで耐え、霜に当たると花の部分は枯れますが、葉の部分は枯れずに残るので、霜の当たらない日当たりのよい木の下などに植え付ければ大丈夫です。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花 開花
場所 室内または霜よけ 日向 明るい日陰(雨よけ) 日向 霜よけ
種まき 採り蒔き 秋まき 採り蒔き
植え替え 植え替え
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える

ガーデンシクラメン
11月上旬、自宅の鉢植え

寄せ植えしたガーデンシクラメン
12月中旬、自宅の鉢植え

斑入りのガーデンシクラメン
12月中旬、自宅の鉢植え

庭のガーデンシクラメン
12月中旬、自宅の庭

ガーデンシクラメンの育て方

苗の植え付け

秋にポット苗が出回るので、入手したら植えつけます。

鉢植え

鉢植えの用土は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4など普通でかまいません。鉢植えの大きさは4号鉢に一株を目安に、根鉢を壊さずに球根の頭の部分が埋まらないように植え付けます。冬の花が咲く種類との寄せ植えにも向いているので、パンジーやビオラなどと寄せ植えにしてもよいと思います。

庭植え

暖地では庭植えも可能です。冬から春は霜に当たらず日が当たり、夏は日陰になる木の下などがよいと思います。水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥に牛糞などを混ぜて植えつけます。植え付け間隔は20cmぐらいでよいと思います。

花がら摘み

種ができると次の開花の養分が奪われるので、咲き終わった花茎は元から切り取るようにします。種まきを目的にする場合は残しておきます。

秋から春の管理

鉢植え

耐寒温度は氷点下5度ぐらいあるので、暖地では霜に当てないよう、日当たりのよい軒下などで越冬させます。水やりは鉢土の表面が白く乾いたらたっぷりと与え、肥料は暖効性の化成肥料を置き肥したり、花用の液体肥料を1カ月に2、3回ぐらい与えます。

庭植え

植え付け時に元肥を混ぜて植えつけていなければ、骨粉入りの固形油粕などを蒔いておきます。その後は花付きが悪いようなら即効性の化成肥料や液体肥料を追肥します。水やりは雨が降らずに、乾き過ぎるようなら与えるぐらいでよいです。

夏の管理

暑さにはあまり強くないので、夏に葉が枯れてしまう事があります。球根が生きていれば、秋になるとまた葉が伸びてきます。

鉢植え

暑さを嫌うので、6月上旬頃からの強い日差しには当てないよう、明るい日陰で育てます。高温多湿を嫌うので、梅雨の長雨には当てないよう軒下などに置いておくとよいです。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。夏は肥料を与えないようにします。

庭植え

雨が降らない日が続き、用土が乾き過ぎるようなら水を与えるぐらいでよいです。葉が枯れている場合は、水を与えない方がよいです。この時期の肥料は必要ないです。

秋の植え替え

秋の涼しくなった9月頃になったら、根鉢の周りを3分に1ぐらい壊して、球根の上部が半分ぐらい出るように植え付けます。用土は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などの水はけのよい用土で植え替えます。まだ日差しが強いので、植え替え後はしばらく明るい日陰で育てます。

種まき

耐寒性、耐暑性ともに比較的強いので、春、秋ともに種まきする事ができます。実が成って種が採れるので、種を採ってすぐに蒔くか、種が熟すのが遅かったら、秋まで保存しておいて9月下旬から10月頃に種をまいてもよいです。方法は箱まきポットまきで、種が隠れるように覆土して行います。
5月下旬 5月下旬 12月下旬 8月下旬


遅く熟した種

種まき後、約2ヶ月ほど

植え付け前

病気や害虫

比較的少ないですが、アブラムシが着いたら殺虫剤を、灰色かび病になる事があるので、殺菌剤を散布しておくと安心です。その他は花の病気や害虫を参考にしてください。
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