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カワラナデシコ (河原撫子)

別名:ヤマトナデシコ(大和撫子)、ナデシコ(撫子)
科・属名:ナデシコ科・ダイアンサス属/原産地:日本、中国、朝鮮半島/学名:Dianthus superbus var. longicalycinus

分類: 多年草


寒さ: 強い
暑さ: やや弱い
草丈: 30cm〜80cm
花径: 3cm〜4cm
花色: 桃色、白など
場所: 日向(夏は半日蔭)
種まき: 秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ポットまきまき
増やし方: 挿し芽、株分け
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: 純愛、才能、大胆
通販店: 楽天市場にあり
数多いダイアンサスの仲間の一つで日本原産のダイアンサスになります。ダイアンサスは洋名で、和名ではナデシコと呼びますが、ナデシコという呼び名は元々はカワラナデシコの事を呼んだようで、見ていると思わず撫でてしまいたくなるような可愛い花、という事から撫子と名付けられたようです。別名の大和撫子は、中国原産のセキチク(唐撫子)と区別するために付けられた名前だそうで、日本女性の清楚な美称にもなっています。秋の七草にもなっています。同じ仲間に四季咲きナデシコ、美女ナデシコなどがあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 半日蔭 日向
種まき 種まき 仮植え 定植
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え 植え替え
株分け 株分け 株分け
挿し芽 挿し芽 挿し芽
花茎切り 花後の花茎
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える

カワラナデシコ
5月中旬、道ばた

カワラナデシコ(白)
6月上旬、自宅の庭

カワラナデシコ(赤)
6月上旬、自宅の庭

カワラナデシコ(ピンク)
6月上旬、自宅の庭

カワラナデシコの育て方

場所

日当たりを好むので、日当たりのよい所で育てますが、夏の暑さをやや嫌うので、夏の鉢植えは風通しのよい半日蔭で育てるとよいです。

水やり

鉢植えの場合は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。花壇では特に与える必要はありませんが、あまり雨が降らないようなら与えます。

肥料

春の3月から4月頃、秋の9月頃に、鉢植えでは緩効性の化成肥料などを置き肥したり、庭では固形油粕などを蒔いておきます。その他は花の肥料のページを参考にしてください。

植え付け

春や秋に苗が売られていることがあるので、手に入れたら植え付けます。用土は高温多湿を嫌うので、花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜたり、赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2などで植え付けます。庭では日当たりのよい所に石灰、元肥に牛糞、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜ込んで、25cmから30cmぐらいの間隔で植え付けます。

植え替え

春の3月頃か秋の9月下旬から10月頃に、必要なら株分けを兼ねて植え替えます。鉢植えの用土は植え付け用土と同じです。数年するとよい花が咲かなくなるので、挿し芽や種まきから育て直すとよいです。

増やし方

種まき

ポット苗も売られていますが、種まきから比較的容易に育てることができます。種まきは秋の9月中旬から10月中旬頃に行うとよいと思います。方法は箱まきポットまきなどで行います。箱まきでは本葉が2、3枚になったらポットに仮植えして、根が回ってきたら定植します。寒さには強く、暖地では霜よけしなくても問題ありません。
10月下旬 12月下旬 6月上旬

種まき後、ポットに仮植えした

大きくなった

定植

開花

株分け

株分けでも増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。

挿し芽

春の4月から6月後頃、秋の9月から10月頃に挿し芽で増やす事ができます。

花茎切り

花の咲き終わった花茎は株元から切り戻します。
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