トップケマンソウ(タイツリソウ) 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

ケマンソウ(華鬘草)

別名:タイツリソウ(鯛釣り草)、ディセントラ・スペクタビリス
科・属名:ケシ科・ディセントラ属/原産地:中国/学名:Dicentra spectabilis

分類: 宿根多年草


寒さ: 強い(−15度)
暑さ: やや弱い
草丈: 60cm〜75cm
花径: 2cm〜3cm
花色: 桃色、白、赤
植え付け: 2月〜4月(裸根は2月に)
増やし方: 株分け
場所: 半日蔭
用途: 花壇、鉢植え
花言葉: あなたに従う、従順、恋心
ケマンソウは長い茎にハート形の花が沢山付ける面白い姿をしています。仏殿の装飾の華鬘のようなのでケマンソウ、釣竿のような茎に鯛がぶら下がっているようなので、タイツリソウとも呼ばれています。寒さに強い宿根草で、暑さにはやや弱く、強い日差しの当たらない半日蔭に生息している植物です。寒地向きの植物で、暖地では夏は暑さで葉が枯れて休眠して超える事が多いです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向〜半日蔭 明るい日陰 日向〜半日蔭
植え付け 裸苗 ポット苗
植え替え 植え替え
株分け 株分け
肥料 元肥 追肥
鉢の水やり 控えめ(休眠) 鉢土の表面が乾いてきたら与える 控えめ(休眠)

ケマンソウ(タイツリソウ)(桃色)
4月下旬、自宅の庭

ケマンソウ(タイツリソウ) ’アルバ’
4月下旬、自宅の庭

ケマンソウ(タイツリソウ)の全体
4月下旬、自宅の庭

ケマンソウ(タイツリソウ)の葉
4月下旬、自宅の庭

ケマンソウ(タイツリソウ)の育て方

植え付け

早春頃に宿根状態の裸根が売られているので、2月頃に鉢や花壇に、頂点の芽の所が出るように25cmから30cmぐらいの間隔で植え付けます。ポット苗は春に売られているので、手に入れたら植えつけます。鉢植えの用土は花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などに植え付けます。花壇では午前中の日光が当たる半日陰の場所や落葉樹の下などに元肥に牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜ込んで植えつけます。
ケマンソウの植え付け(2月上旬)

ケマンソウ(3月下旬)

場所

夏の強い日差しと暑さを嫌うので、午前中の日光が当たるような風通しのよい半日陰で育てます。庭の植え付けは落葉樹の下など、冬は日光によく当たり、夏は日陰になるような所がよいです。鉢植えの夏は風通しのよい明るい日蔭で育てます。寒地向きの植物で、本来は寒くなると地上部を枯らせて宿根するのですが、暖地では夏になると暑さで地上部を枯らせて宿根してしまう事が多いです。根が生きていれば春になると芽が出てきます。

水やり

やや湿った所を好みます。鉢植えでは生育期の葉のある時期は鉢土の表面が乾く前に与えます。夏から冬に葉が枯れて休眠したら、用土が乾き過ぎない程度に水を与えます。庭では雨が降らず、用土が乾き過ぎるようなら与えます。

肥料

春の植え付け時期に牛糞などの元肥を与えたり、骨粉入りの固形油粕などを与えます。花後のお礼肥に2000倍ぐらいに薄めた液体肥料を、1、2週間に1回ぐらい葉が枯れ始める前まで与えます。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

植え替え

鉢底から根が出て根詰まりしていたり、2年以上植え替えていないものは植え替えます。鉢植えの用土は花の培養土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などに一回り大きな鉢に植え替えるか、必要なら株分けして同じぐらいの鉢に植え替えます。庭では数年して株が増えすぎるようなら株分けをかねて植え替えます。時期は早春の2月頃に行うのがよいと思います。

増やし方

株分け

株分けで増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。3芽から4芽ぐらいずつに、芽を痛めないよう丁寧に分けます。

花茎切り

全ての花が咲き終わってきたら、花茎を根元から切り取ります。
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