分類: |
常緑低木 |

|
寒さ: |
やや弱い |
暑さ: |
強い |
草丈: |
60cm〜100cm |
花序: |
7cm〜15cm |
花色: |
赤褐色、白からピンク、黄色 |
場所: |
日向(夏は半日蔭)、冬は室内 |
水やり: |
普通 |
肥料: |
普通 |
増やし方: |
挿し木 |
用途: |
鉢植え、花壇(暖地) |
花言葉: |
ひょうきん |
コエビソウはメキシコ原産の熱帯樹木です。下へ垂れた花に見えるのは苞と呼ばれるもので、先の方に小さな花が咲いています。木の高さは1mぐらいになり、苞の長さは7cmから15cmぐらいで小海老のような形をしているのでこの名前になっています。色は赤褐色をしたものをよく見かけますが、他に黄色やピンクがかった品種もあります。寒さに弱いので、鉢植えにして冬を室内で越させられる事が多いですが、暖地では庭植えすると落葉して越冬する事があります。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
開花 |
|
|
|
|
|
|
場所 |
室内の日向(5度以上) |
日向 |
半日蔭 |
日向 |
室内の日向 |
植え付け |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
苗の植え付け |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
植え替え |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
植え替え |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
挿し木 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
挿し木 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
切り戻し |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
切り戻し |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
肥料 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
肥料 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
鉢の水やり |
控えめ |
鉢土の表面が乾けば与える |
控えめ |
|
いくつかの品種
よく育てられているコエビソウは苞が赤褐色をしていますが、他にもいくつかの品種があります。苞が黄色をしたイエロークイーン(yellow queen)、葉が斑入りで苞がややピンクがかったバリエガタ(variegata)、苞が緑色で花びらが赤いフルーツカクテル(fruit
cocktail)などもあります。
コエビソウの育て方
生育サイクル
熱帯植物なので気温の高い春から秋にかけて生育し、花は初夏から秋に咲きます。冬の寒さにやや弱いので、鉢植えにして室内で越冬させられるのが一般的です。多少の寒さには耐えるので、暖地では庭植えすると地上部の葉が枯れて越冬する事があります。
春から秋の管理
置き場所
木漏れ日が当たるような所を好みます。緩い日差しの時期はできるだけ日が当たる所に置きますが、夏の強い日差しは苞が傷みやすいので、午前中の日光が当たる半日蔭に置くとよいです。秋が深まってきたら室内の日当たりの良い所に置きます。
肥料と水やり
肥料は定期的に緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を与えるとよいです。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。夏は乾きが早いので、水切れに注意してください。
春の植え替え
2年に1回を目安に行いますが、鉢底から根が出て根詰まりしているようなら、毎年でも行います。時期は4月から5月頃、根鉢の周りを軽く壊して一回りから二回り大きな鉢に植え替えるとよいです。用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3など、自分好みの標準的な土でよいです。
枝の手入れ、支柱立て

支柱立て |
伸び過ぎた枝があれば適度な長さに切るとよいです。また枝先を切る摘心を行うと、枝数が増えて花数を増やす事ができます。高く枝が伸びると傾きやすいので、支柱で支えておくとよいです。
挿し木で増やせる
時期は4月から9月頃まで行えます。苞を取り除いた長さ6cmぐらいの挿し穂を用意して、一番下の葉を取り除きます。鹿沼土(細粒)など用土を使って平鉢などに挿すとよいです。明るい日陰に置き、水やりは挿し穂が腐れやすいので、やや乾いてから与えるとよいです。2、3週間で発根するので、ポットに2、3本ずつ仮植えして苗を作ります。
冬の管理
寒さに弱いので、冬は室内の日当たりの良い所で越冬させます。あまり温度が低いと葉を落とすので、7度以上ある所が良いです。冬は寒さで生育が止まるので、水やりは鉢土の表面が白く乾いて2、3日後に与えるぐらいと控えめでよいです。肥料は生育しないので与えないようにします。
暖地では庭植えできる
冬の寒さに弱いので、一般に鉢植えにして冬は室内で越冬させられます。ですが暖地では苞が赤褐色をした品種が、庭植えさているのを見かける事があります。挿し木が容易なので苗を作り、翌年になったら庭へ植えてもよいと思います。植える所は夏の西日を避けたできるだけ日が当たる所がよいです。冬になると地上部の葉は枯れますが、根が生きていれば春になって暖かくなると株元から新芽が伸びてきます。新芽が出てきたら肥料を与えます。

庭植え |

初冬に葉が枯れてくる |
|