トップセラスチウム 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

セラスチウム

別名:シロミミナグサ、ナツユキソウ、セラスチューム
科・属名:ナデシコ科・ミミナグサ属/原産地:南ヨーロッパ/学名:Cerastium

分類: 一年草または宿根多年草


寒さ: 強い
暑さ: やや弱い
草丈: 15cm〜25cm
花径: 約 2cm
花色:
種まき: 秋まき
発芽温度(15度〜20度)
箱まき
増やし方: 挿し木、株分け
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、グランドカバー
花言葉: 幸福、才能
こんもりした白銀色のシルバーリーフに小さな白い花を沢山咲かせます。葉が密に茂って覆いかぶさるので、春から初夏のグランドカバーにしてもよいと思います。夏の暑さに弱いので、一年草扱いされる事がありますが、場所によって枯れずに残る事があります。育てた感想は、夏の暑さは弱いですが、それを除けば育てやすかったです。日向と半日陰の所に植えていたのですが、半日陰の所に植えたものが少しだけ夏を超えたので、秋にそれを株分けしてまた植え付けていました。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 半日陰 日向
種まき 種まき 仮植え
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し木 挿し木 挿し木
切り戻し 花後 刈り込み
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える(過湿を嫌う)

セラスチウム
4月中旬、自宅の庭

セラスチウムの全体
4月下旬、自宅の庭

セラスチウム2
4月中旬、自宅の庭

セラスチウムのアップ
4月中旬、自宅の庭

沢山のセラスチウムの花
4月下旬、自宅の庭

セラスチウムのシルバールーフ
4月上旬、自宅の庭

セラスチウムの育て方

場所

日当たりがよく、株元が蒸れて枯れやすいので風通しのよい所で育てます。夏の高温多湿を嫌うので、鉢植えでは梅雨の長雨を避けた所に置いて、夏は午前中の日光があたるような風通しのよい半日陰で夏を越さるとよいと思います。夏は暑さで葉が枯れ込んでしまったり、枯れてしまう事がありますが、もし夏を超えて秋に刈り込むと葉がまた茂ってきます。

植え付け

苗が売られている事があるので、入手したら植え付けます。鉢植えの用土はやや多湿に弱いので、花の培養土にパーライトを2割ぐらい混ぜて水はけをよくしたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1などに植えつけます。花壇では苦土石灰、元肥に牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜて水はけをよくしてから植え付けます。横によく広がるので株間は40cmぐらいあけて植え付けます。

種まき

種まきの時期は秋の9月中旬〜10月中旬頃に行います。方法は箱まきで行うとよいと思います。覆土は軽く行います。本葉が2、3枚になったら9cmポットに仮植えして、茎の長さが10cmぐらいになったら先を摘心してわき芽をふやします。根が回ってきたら40cmぐらいの間隔で定植します。寒さには強く暖地では霜よけ無しで問題なく越冬します。苗が若い頃は少し貧弱な感じですが、2月頃までには苗がしっかりしてきます。用土は植え付けの項目と同じです。
10月上旬 10月下旬

種まき後約3週間、仮植え

定植前

定植
1月下旬 3月下旬 4月中旬

寒さに負けず大きくなった

さらに大きくなる

開花

水やり

やや多湿を嫌います。鉢植えの場合は鉢土の表面が白く乾けば与えます。花壇では植え付け後1週間ぐらいはあまり乾かさないように注意しますが、その後はあまり雨が降らないようなら与えるぐらいでかまいません。多湿に弱く乾燥には比較的強いです。その他は花の水やりを参考にしてください。

肥料

多肥を嫌います。鉢植えでは緩効性の化成肥料を置き肥するぐらいでかまいません。庭では元肥えに牛糞などを混ぜ込んで植え付ければ、春の3月頃に化成肥料などを追肥するぐらいででかまいません。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

刈り込み

夏の高温多湿に弱く株元が蒸れて枯れやすいので、花後は刈り込んで風通しをよくして夏を越させるようにします。夏を越えて姿が乱れたら、植え替え時に短く刈り込むと株元から新芽を伸ばします。
10月中旬 10月下旬

夏を越えた株

植え替えと刈り込み

新芽が伸びてきた

植え替え

夏を無事に超えたら秋の10月から11月上旬頃に植え替え、必要なら株分けも行います。庭でも毎年、秋になって涼しくなったら株分けを兼ねて植え直すとよいです。用土などは植え付けの項目と同じです。

増やし方

挿し木

挿し木で比較的簡単に増やすことができます。時期は5月〜6月頃、9月下旬〜10月中旬頃にも行えます。暑さに弱いセラスチウムなので、夏は風通しのよい半日陰で夏を越させます。
挿し穂

約 1ヶ月後(10月中旬)

株分け

株分けで増やすことができます。時期は秋の植え替えと一緒に行います。
10月中旬 5月

株分け

植え付け

開花
関連リンク