トップサポナリア・バッカリア 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

サポナリア・バッカリア

別名:ドウカンソウ(道灌草)
科・属名:ナデシコ科・バッカリア属/原産地:南ヨーロッパ/学名:Vaccaria hispanica

分類: 一年草


開花時期: 5月
草丈: 50cm〜90cm
花径: 約 2cm
花色: ピンク、白
種まき: 秋(9月下旬〜10月中旬)
発芽温度(15℃〜20℃)
直まき
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切り花
花言葉: 友の思い出
通販店: 楽天市場にあり
サポナリア・バッカリアは春に花を咲かせる秋まき一年草の草花です。カスミソウを全体的に大きくしたような姿で、2cmぐらいの花を沢山咲かせ切り花にも向いています。花色はピンク色が支流ですが白花もあります。南ヨーロッパが原産ですが北米にも帰化していて、日本へは江戸時代に伝わり和名はドウカンソウといいます。本来のサポナリアは学名Saponariaのシャボンソウという多年草ですが、このサポナリア・バッカリアは以前サポナリア属だった事から今もこの名前で流通する事が多いです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向
種まき 種まき
肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 鉢土の表面が乾けば
サポナリア・バッカリア サポナリア・バッカリア
サポナリア・バッカリア サポナリア・バッカリア

サポナリア・バッカリアの育て方

よい花を咲かせる

秋まきの一年草植物です。日当たりの良い所で育て、酸性土壌は嫌うので庭では苦土石灰を混ぜて植えます。肥えた所では草丈が高くなりやすく花数が減る事があるので、肥料は控えめにします。草丈が高くなりやすく風や雨で倒れやすいので、支柱で支えておくとよいです。寒さには比較的強く育てやすいです。

種まき

高温だと発芽し難いので、涼しくなった秋の9月下旬から10月中旬頃に行うとよいです。方法は移植を嫌い発芽率がよいので、直まきで行ったり、鉢植えではポットまきに3粒ぐらい蒔いて行ってもよいです。覆土は軽く行うぐらいにして、芽が出たら元気なのを残すよう間引きします。

庭の直まき

種まき約3ヵ月後(サポナリア・バッカリア)
種まき約3ヵ月後
庭では日当たりがよい所に種を蒔きます。石灰を好むので1週間ぐらい前に苦土石灰と堆肥を混ぜておきます。、肥沃な土は好まないので、痩せ過ぎている場合は元肥を控えめに混ぜておくとよいです。芽が出たら間隔が20cmぐらいになるように間引きします。寒さには比較的強く、暖地では霜よけしなくても越冬します。

ポットまき

種まき用の土を利用して、ポットに3粒ぐらい蒔き、芽が出たら元気なのを1つ残すように間引きします。根が回ってきたら庭や鉢に定植します。

苗の植え付け

庭植え

酸性土壌を嫌うので、日当たりがよい所に苦土石灰と堆肥を混ぜておきます。肥料は肥沃な土を好まないので、痩せ過ぎている場合は控えめに混ぜるぐらにして、20cmぐらいの間隔で植えます。寒さには比較的強いので、暖地では霜よけしなくても越冬します。

鉢植え

用土は花の培養土でもよいし、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など自分好みの標準的な土でよいです。酸性土壌を嫌うので軽く一つまみ苦土石灰を混ぜておくとよいです。65cmプランターでは3株を目安に植えます。

庭植えの管理

霜よけ(サポナリア・バッカリア)
霜よけ
肥料が多いと高くなって風や雨の重みで倒れやすくなるので控えめにします。高さ15cmぐらいの頃、生育が悪いようなら即効性の化成肥料などを控えめに追肥するぐらいです。庭の水やりは種まきと植え付け後しばらくを除けば、自然の雨だけで大丈夫です。暖地では霜よけしなくても越冬しますが、霜が厚くなる所では軽く霜よけしておくと安心です。

鉢植えの管理

日当たりのよい所に置くとよいです。水やりは鉢土の表面が乾けば与えます。肥料は緩効性の化成肥料を控えめに置き肥するぐらいです。

雨や風で倒れやすいです


周囲を紐で束ねた
背が高くなると風や雨の重みで倒れやすくなるので、支柱で支えたり、周囲を紐で束ねておいてもよいです。

種採り

サポナリア・バッカリアの実
開花後に袋状になった実が成って中には種が入っています。採っておけばまた秋に蒔く事ができます。こぼれ種でもよく発芽します。
関連リンク