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シュウメイギク (秋明菊)別名:キブネギク(貴船菊) |
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科・属名:キンポウゲ科・アネモネ属/原産地:中国、台湾/学名:Anemone × hybrida |
種類A.hupehensis日本や中国に自生しているフペヘンシスという原種があって、英名でアネモネ・ジャポニカと呼ばれています。中国から入って来たものが、本州から九州の山に野生化して、京都の貴船山に沢山自生していた事からキブネギクという別名があります。ここに自生しているものはピンクの八重咲きで、今では数が少なくなっているそうです。花の時期は9月から10月頃で、草丈は80cmぐらいです。A.viginianaアメリカ中部から東部に生息する春咲きシュウメイギクと呼ばれる矮性が売られている事があります。花の時期は初夏で白い花を咲かせます。園芸品種
シュウメイギクの育て方強い日差しと土の乾燥に注意強い日差しと土の乾燥を嫌うので、朝陽が当たるぐらいのやや湿った所を好みます。夏の強い日差しに当たると葉焼けしたり、株が弱ってしまう事もあるので注意してください。特に7月から8月頃の花茎が伸びる時期に強い日差しの下で水切れすると花茎が傷むので注意してください。寒さに強い宿根草
苗の植え付け苗が売られている事があるので、入手したら植えつけます。 適した時期は3月から5月頃、秋の9月中頃から10月頃も行えます。鉢植え保水性のある水はけのよい土を好みます。市販されている花の培養土でよいし、自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、腐葉土3、ピートモス2などを利用します。夏からよく水を吸い上げるので、やや大きめの鉢に植えて水やりが大変にならないようにした方が良いです。庭植え夏の強い日差しが当たらず、朝陽が当たるぐらいのやや湿った半日陰がよいです。庭でも夏に土が乾燥すると水切れする事があるので、あまり乾き過ぎない所が良いです。元肥に完熟牛糞などを、水はけが悪いようなら腐葉土などを混ぜて植えます。複数を植える場合の間隔は矮性で30cmぐらい、高性で50cmぐらいあけるとよいです。水やりやや湿った所を好み水切れを嫌います。春から秋の葉が茂っている時期は、鉢植えは表面が乾いてきたら与え、庭でも雨が降らず、乾き過ぎるようなら与えます。夏の水切れに注意
冬の水やり花が咲き終わって冬が訪れると、茂っていた葉は枯れ根だけで越冬します。冬は水をあまり吸わず乾きも遅いので、鉢植えは鉢土の表面が白く乾けば与えればよく、数日に1回与えるぐらいでよいです。庭では自然の雨だけで大丈夫なので、冬の水やりは必要ないです。肥料春の3月中旬から4月頃と6月頃に緩効性の化成肥料などを与えます。鉢植えは夏から秋に生育が悪いようなら、液体肥料を追肥するとよいです。植え替えすぐに根詰まりするので、鉢植えは毎年行ったほうが良いです。時期は新芽が伸びる3月頃が理想的です。根鉢の周りを3分の1ぐらい壊して植え替えたり、大きくなり過ぎた場合や鉢の数を増やしたい場合は、株分けを兼ねて行うとよいです。庭でも数年して増え過ぎてしまったら、株分けを兼ねて植え替えます。用土などは植え付けの項目と同じです。
すぐに水切れする場合は鉢増し鉢が小さいと夏から秋に水切れしやすくなる事があります。鉢増しという方法で根鉢を壊さずに一回りから二回り大きな鉢に植えなおすと、土の乾きを遅くする事ができます。夏に根鉢を壊すと、せっかくの花茎が枯れてしまう事があるので、根鉢の周りを壊さずに鉢底石を取るぐらいにする事が大切です。
増やし方一般的な株分け春の植え替えの時期に行うのが良いです。あまり細かく分けないよう最低は2、3芽ぐらいはつけて分けます。写真は二つに分けたものですが、それ以上に分けても一つ2、3芽以上あれば大丈夫です。
ポット苗を沢山作れる根伏せ一鉢から沢山の苗を作る事ができます。太さ2mm以上の根を、長さ2、3cmぐらいずつに切って、平鉢や箱などに3cmぐらいの間隔で軽く土が被るように埋めておきます。腐って枯れるのもあるので、沢山埋めておいたり、根に芽が付いたものがあればそれを利用すると成功しやすいです。時期は3月頃、明るい所に置いて乾き過ぎと過湿に注意して水やりします。5月頃には芽が出てくるのでポットに仮植えして育て、秋になったら鉢に定植するとよいです。
種まき手間がかかるのであまり行われません。花後に種を採っておき、翌年の春にまけます。花がら摘み・枯れ葉取り咲き終わった花がらは種に養分を取られないよう切り取って、次から次へよい花を咲かせます。冬は枯れた地上部の葉を取り除いておきます。病気や害虫うどんこ病が発生する事があるので、予防に殺菌剤を散布しておくとよいです。またアブラムシが発生する事もあるので、見つけたら殺虫剤で駆除します。その他は花の病気や害虫を参考にしてください。 |
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