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シバザクラ (芝桜)

科・属名:ハナシノブ科・フロックス属/原産地:北米/学名:Phlox subulata

分類: 多年草
寒さ: 強い
暑さ: 強い
草丈: 5cm〜15cm
花径: 1cm〜2cm
花色: 白、ピンク、紫など
増やし方: 株分け、挿し芽
場所: 日当たりを好む
用途: 鉢植え、花壇、グランドカバー、石垣
花言葉: 合意、一致、臆病な心
通販店: 楽天市場にあり
シバザクラは北米原産の多年草植物で、草丈は10cmぐらいと低く芝生のように横に広がって育ちます。花色は白、ピンク、紫などの他、2色混じったのもあり、満開になると地面一杯に咲きとても美しいです。全国に名所があり開花時期がソメイヨシノと重なる事があるので、一緒に咲いているのを見かける事もあります。性質は高温多湿を嫌い乾燥には強く、寒さにも強く厳寒地でなければ越冬します。冬は多くの葉が茶色く枯れてしまいますが、その他の時期は青々として美しいです。

グランドカバーと雑草

一度植えておくと、横に広がって増え地面を覆い尽くします。花の観賞だけではなく、雑草が生え難くするメリットやモグラに穴を掘られる予防、斜面に植えると土が落ちるのを防ぐ効果もあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
植え替え 花後 植え替え
株分け 花後 株分け
挿し芽 挿し芽 挿し芽
刈り込み 花後
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える(過湿は嫌う) 控えめ

シバザクラ(ピンク)
4月中旬、植物園

シバザクラ(白)
4月中旬、植物園

シバザクラ(ピンク&白)
4月上旬、植物園

シバザクラ(白)
4月中旬、植物園

シバザクラ(青)
4月下旬、自宅の庭

シバザクラ(薄いピンク)
4月下旬、自宅の庭

シバザクラの育て方

場所

日当たりを好むので日当たりのよい所で育てます。冬は寒さで葉が茶色くなりますが、3月頃になると新芽が出てきます。
3月上旬(まだ茶色い)

3月下旬(青々してきた)

水やり

乾燥には強く、過湿を嫌うので水の与え過ぎに注意してください。鉢植えでは鉢土の表面が乾いたら与えます。庭では植え付け後しばらくは乾かしすぎないように注意しますが、日照り続きで雨が降らず、乾き過ぎるようなら与えるぐらいでかまいません。

植え付け

春や秋にポット苗が売られている事があります。20cmぐらいの間隔を目安に、鉢植えの用土は普通の花の培養土に赤玉土(小粒)を2割ほど混ぜて水はけを良くしたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などの水はけのよい用土を利用します。庭では水はけが悪いようなら腐葉土を、元肥は多く必要ないので、完熟牛糞などを少量混ぜて植え付ければよいです。

石垣

茎が将来下へ垂れる所に植えたり、目地の隙間に土を入れて植える事ができます。岩の重なりの隙間などを利用してもよいです。方向は南側の日当りのよい所が理想的です。

植え替え

鉢植えは2、3年して根詰まりしたら、必要なら株分けして植え替えます。時期は花後の5月中旬から6月上旬頃、秋の9月中旬から10月頃に行います。庭では株が古くなると傷むので、傷んだ所は取り除いて、腐葉土や堆肥などを混ぜ込んで水はけをよくして、株分けしたり挿し芽した新しい苗と植え替えます。

肥料

あまり必要としません。鉢植えでは3月頃に緩効性の化成肥料を置き肥するぐらい、庭では化成肥料を少量与えるぐらいでかまいません。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

増やし方

挿し芽

長さ5cmから10cmぐらいの挿し穂を用意して、下の方の1cm分ぐらいの葉を取って、取った葉の所が用土に埋まるように挿します。発根する適温が20度ぐらいなので、春の4月から5月頃、秋の9月から10月頃に行うとよいと思います。その他は挿し木のページを参考にしてください。

株分け

茎が横に伸びて地面に触れると根を出すので、株分けしても増やす事ができます。グランドカバーに隙間がある場合は、分けてそこに植えつけてもよいです。時期は植え替えと一緒に行います。

刈り込み

梅雨時期の蒸れを嫌うので、花後の5月中旬から6月上旬頃に、全体の3分の1〜2分の1ぐらい刈り込んで風通しを良くします。
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