トップシャガ 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

シャガ (射干)

別名:コチョウカ(胡蝶花)
科・属名:アヤメ科・アヤメ属/原産地:中国/学名:Iris japonica

分類: 多年草
寒さ: 強い
暑さ: 強い
草丈: 30cm〜60cm
花径: 約 5cm
花色: 白、青
増やし方: 株分け
場所: 半日陰を好む
花言葉: 反抗、私を認めて
通販店: 楽天市場にあり
シャガは春に花を咲かせる中国原産の多年草植物です。花茎を伸ばして白花を咲かせ、6つある花びらのうち3つに橙色と紫色の模様があるのが特徴です。葉には光沢があり冬でも枯れない常緑で斑入りもあります。春に山へ出かけると木の下などの明るい日陰で咲いているのを見かる事があり、園芸として育てるのは容易で、病気にも強く庭に植えておくと地下茎を伸ばして自然と増えてゆきます。 日本に自生しているのは白花ですが、中国に自生している濃い青色をしたものが売られている事があります。

ヒメシャガ(Iris gracilipes)

日本の山林のやや乾いた所や岩場などに生えている、冬に葉が枯れる宿根草です。花は3cmから4cmぐらいと小さく5月から6月頃に咲かせ、草丈は30cmぐらいと低く葉には光沢がなく細いです。花色は薄紫色と白があり、地域によっては数が減って絶滅危惧種に指定されています。山野草の土などに植えられ、シャガとは育て方がやや異なります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向〜半日蔭 半日蔭 日向〜半日蔭
植え付け 苗の植え付け 苗の植え付け
植え替え 花後 植え替え
株分け 花後 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える

シャガ
4月上旬、山

シャガ2
4月下旬、自宅の木の下

シャガの全体
4月上旬、自宅の木の下

沢山のシャガ
4月中旬、東山動植物園(名古屋)

シャガの育て方

植え付け

春や秋にポット苗が売られている事があるので、入手したら植えつけます。

庭植え

夏の西日を避けた木漏れ日が当たるような木の下に植えておくとよいです。耐陰性が強いので多少日当たりが悪くても花が咲きます。完熟牛糞などの堆肥と水はけが悪いようなら腐葉土を混ぜ、間隔は1ポットに1つ植えられているものは20cmぐらい、2、3つぐらい植えられているものは30cmぐらい開けて植えるとよいです。

鉢植え

5号鉢から6号鉢に1ポット、65cmプランターではポット苗の大きさによって3つから4つぐらい植えるとよいです。用土は花の培養土など普通でかまいません。自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などです。

場所

山の木陰などに生息しているので、木漏れ日の当たるような所から明るい日陰で育ちます。やや強い日差しを嫌うようようなので、強い日差しの当たらない場所がよいです。

水やり

やや湿った所を好みますが、比較的乾燥には強いです。鉢植えでは鉢土の表面が乾いたら与えます。庭では通常は必要ありませんが、夏は雨が降らず乾燥し過ぎて葉の色が悪くなる事があるので、乾き過ぎるようなら与えるとよいです。

植え替え

鉢植えは2年に1回を目安に、鉢の底から根が出て根詰ましているようなら植え替えます。庭でも数年して増え過ぎてしまったら行います。 いずれも株が増えて込み入るので株分けを兼ねて行うとよいです。時期は花後の5月下旬から6月中頃か秋の10月頃に行うとよいと思います。その他は植え付けの項目と同じです。

肥料

春の3月頃と秋の9月頃、鉢植えでは緩効性の化成肥料などを置き肥するぐらい、花壇では骨粉入りの固形肥料などをばら撒くぐらいでかまいません。

増やし方

株分け


株分け
地下茎を伸ばして子株が増えます。切り分ければ容易に行う事ができるので、植え付け後は根付くまで水切れに注意すれば大丈夫です。時期は植え替えと一緒に行います。
関連リンク