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シャリンバイ (車輪梅)

科・属名:バラ科・シャリンバイ属/原産地:日本/学名:Rhaphiolepis umbellata

分類: 常緑低木
寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: タチシャリンバイ(3m〜5m)
マルバシャリンバイ(1m〜2m)
花径: 約1.5cm
花色: 白、桃色
場所: 日向
水やり: 庭木(普通)
肥料: 固形油粕などを。
増やし方: 挿し木、種まき
作業: 剪定
花芽分化: 8月頃〜
用途: 庭木、生垣
花言葉: 純真
通販店: 楽天市場にあり
東北南部以降の寒さが厳しくない海岸に自生している常緑低木です。名前の由来は昔の馬車などの車輪のように、中央の一か所から分散したように枝が伸び、梅の花に似た小花が沢山咲くので、このような名前になったそうです。庭木としての用途は、生垣としてよく利用されており、やや寒さに弱いですが、暖地では特に問題なく越冬します。秋になると黒い実が成り、鹿児島県三島村では節句の餅に入れて食べられてきたそうです。実には殺菌効果があるそうで、車輪梅飴も特産品になっています。

主な種類

主に葉の細いタチシャリンバイ、葉の丸いマルシャリンバイに分けられていますが、変異が多く混じって区別がつかないものもあります。他にもいくつか種類があります。

タチシャリンバイ

葉が細く尖っているタイプで、樹高は3mから5mぐらいになります。うちの写真はこちらになります。

マルバシャリンバイ

葉が濃く丸いタイプで、樹高は1mから2mと低めです。福島県南相馬市鹿島町の沿岸部に自生していて、日本最北端だそうです。昭和31年に県の天然記念物に指定されていますが、津波の影響で数を減らしています。

ヒメシャリンバイ

葉が小さい品種で、樹高は5mぐらいになります。葉が小さく新芽が赤いのが特徴です。 生垣向けなどに苗もよく出回っています。

オキナワシャリンバイ

ホソバシャリンバイとも呼ばれ、葉は濃い緑色をして細長く尖りギザギザしています。沖縄に自生していて、樹高は4mぐらいになり、現地では3月から4月頃に開花します。熱帯の植物なので本土では庭植えできないと思います。

大島紬の染料

樹木にはタンニンが含まれており、奄美の特産である大島紬の染料として利用されています。地元ではテーチ木と呼ばれ、木が鉄のように固い事からこう呼ばれるようになったそうです。大島紬の歴史は古く奈良時代頃から作られていたと言われています。染められる方法は泥染め、藍染めなどがありますが、泥染めの染料に使われ、タンニンと泥の中の鉄分が化学反応して「カラスの濡れ羽色」と呼ばれる艶やかな黒色に染まります。

緑化植物

暖地向きで公園や道路沿いによく植えられています。強い寒さと移植に弱い事を除けば強健で、大気汚染、塩害、耐暑性、耐乾性、刈り込みにも強いです。花芽が夏からできるので、刈り込みは花後すぐに行った方がよいです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
実期
場所 日向
種まき 種まき 種まき
植え付け 植え付け 植え付け
挿し木 挿し木
剪定 花後
肥料 寒肥

シャリンバイ
5月中旬、大分県姫島の海岸

シャリンバイ2
5月中旬、大分県姫島の海岸

シャリンバイの全体
5月中旬、大分県姫島の海岸

シャリンバイの生垣
5月中旬、大分県姫島の海岸

シャリンバイの育て方

庭の植え付け

暖地性なのであまり寒くならない地域に向いています。時期は春の3月から6月頃、秋の9月下旬から10月頃まで行えます。場所は日当たりが良く水はけのよい所に、腐葉土と堆肥などを混ぜ込んで植えつけます。根が傷むのを嫌うので、丁寧に植えつけます。根付くまでは強風で傾かないよう支柱で支えておくようにします。刈込みに強いので生垣に向いており、50cmぐらいの間隔で植えつけます。

水やり

植えつけ後はしばらく乾かし過ぎないように注意します。乾燥防止にあれば藁などを株元に敷くとよいです。根付けば通常は水やりの必要はないです。

肥料

寒肥として2月頃に骨粉入りの固形油粕などを蒔いておくとよいです。

剪定、刈り込み

花芽が夏からできるので、花後すぐに行うようにします。花を沢山咲かせたい場合はその後は行わないようにします。秋以降に樹形と整えたい場合は、できるだけ軽めに行って花芽を減らさないようにします。

増やし方

挿し木

3、4節分の挿し穂を用意して、一番下の節に葉があれば取り除きます。その節が用土に埋まるように挿します。平鉢に鹿沼土などを利用して数本挿し、発根したらポットに仮植えします。

種まき

秋に黒く実が熟したら種ができるので、果肉を取り除き水でよく種を洗います。採り蒔きでの発芽は来年の春になるので、用土を乾かさないように注意します。来年の春に蒔く場合はそのまま密封できるビニール袋に入れて冷蔵庫に保存しておいて、春の3月頃になったら蒔きます。平鉢などに種が隠れるように覆土して、発芽したらポットに仮植えして苗を作ります。

苗の育成

ポットなどの用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3など普通でよいです。苗の根が回ってきたら春や秋に一回りから二回り大きな鉢などに植え替え、枝が伸びてきたら脇芽を増やすよう枝先を摘心するとよいです。高さが30cmを超えてきたら定植します。

病気や害虫

アブラムシがつく事があるので、スミチオンなどの殺虫剤で駆除します。葉に斑点が出来て枯れてくる病気があるので、その部分の枝は切り取って処分し、ダニコール1000などの殺菌剤を散布しておきます。
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