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ダイヤーズカモミール

科・属名:キク科・アンテミス属/原産地:ヨーロッパ/学名:Anthemis tinctoria

分類: 多年草


寒さ: 強い
暑さ: やや弱い
草丈: 50cm〜70cm
花径: 約 3cm
花色: 黄色、橙色
種まき: 秋まき
発芽温度(15℃〜20℃)
箱まき、ポットまき
植え替え: 秋(10月)
場所: 日当たりを好む
用途: 花壇、鉢植え、切り花、ドライフラワー
花言葉: 親交、仲直り(カモミール)
ダイヤーズカモミールは5月から6月頃に黄色や橙色の花を咲かせる多年草の植物です。白い花を咲させるハーブとして使われているカモミールとは異なり、花の観賞用として楽まれています。草丈は70cmぐらいで沢山の花を咲かせ、花は染料として使われる事があるそうです。開花はジャーマンカモミールの花が満開になった頃から花が咲き始め、同じく切花にも向いています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
種まき 霜よけ 種まき 仮植え 定植
植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え
株分け 株分け
刈り込み 花後
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える

ダイヤーズカモミール
6月上旬、自宅の庭

ダイヤーズカモミール(橙色)
5月下旬、自宅の庭

ダイヤーズカモミールの全体
5月下旬、自宅の庭

ダイヤーズカモミール2
6月上旬、自宅の庭

ダイヤーズカモミールの育て方

場所

水はけと日当たりのよい場所を好みます。夏の暑さをやや嫌うので、鉢植えは夏だけ半日蔭に置くとよいです。冬の寒さには強く暖地では特に霜よけせずに冬を越えますが、種まきした苗は霜よけしておいた方がよいと思います。

水やり

鉢植えは鉢土の表面が乾けば与えます。花壇では植え付け後しばらくは乾かさないように注意しますが、その後は雨があまり降らないようなら与えるぐらいでよいです。その他は花の水やりを参考にしてください。

肥料

肥料はあまり多く必要ありません。鉢植えでは緩効性の化成肥料などを、庭植えでは元肥として腐葉土と牛糞などを、追肥として即効性の化成肥料などを3月頃に与えるぐらいでかまいません。その他は肥料の使い方を参考にしてください。

植え付け

春に苗が売られていることがあるので、手に入れたら植え付けます。花壇への植え付けの際は苦土石灰、腐葉土、堆肥などを混ぜて30cmぐらいの間隔で植えつけます。鉢植えの用土は水はけのよい赤玉土(小粒)、腐葉土3、パーライト1などに植え付けます。

植え替え

夏を超えた9月下旬から10月頃に植え替えます。鉢植えは毎年、庭でも毎年植え替えた方がよいです。株が大きくなるので株分けして植え替えるとよいと思います。用土は植え付け用土と同じです。

増やし方

種まき

種まきは秋の9月中旬〜10月頃までに行うのが理想的です。種まきの方法は箱まきポットまきで行うとよいと思います。覆土は種が隠れるようにします。葉が触れあうようになったら間引きして、本葉が5、6枚になったら30cm間隔ぐらいに定植して、冬は霜よけしておくと安心です。鉢植えの用土は植え付け用土と同じです。
12月上旬 3月下旬 6月上旬

種まき後、約1ヶ月半

植え付け後、約 3ヶ月

開花

株分け

株分けでも増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。

刈り込み

花が咲き終わった花茎を株元から刈り込みます。株元から新芽を吹いて秋には葉を茂らせます。

夏越え

11月下旬 11月下旬

夏越えした

こぼれ種の苗
夏の暑さに弱く枯れてしまうものがありますが、株元に少し葉が残って暑さを乗り切るのもあります。鉢植えで夏を乗り切ったものは、秋の涼しくなった10月頃に植え替えるとよいと思います。もし、夏の暑さで枯れてしまったとしても、種を採っておけばまた秋にまく事ができます。こぼれ種でも自然と花を咲かせます。
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