トップツツジ 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

ツツジ (躑躅)

科・属名:ツツジ科・ツツジ属/原産地:主に東アジア/学名:Rhododendron

分類: 落葉〜常緑低木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 1m〜5m
花径: 2、5cm〜12cm
花色: 桃色、紫色、赤、白など
場所: 日向
増やし方: 挿し木
花芽分化: 6月下旬頃〜
用途: 庭木、鉢植え、生垣
花言葉: 情熱、節制
通販店: 楽天市場にあり
ツツジは庭木にされたり盆栽にされる、春に花を咲かせるお馴染みの樹木です。主に東アジアに分布していて、日本には常緑性のヤマツツジやミヤマキリシマなど、半常緑性のモチツツジやキシツツジなど、落葉性のミツバツツジやレンゲツツジなど17種類ぐらいが自生しています。花色は桃色、紫色、赤、白など樹木の周りを埋めるぐらい沢山の花を咲かせ、生垣にもよく利用されています。シャクナゲ、サツキも同じ仲間ですが、日本では分けられて呼ばれています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 日向〜半日蔭 日向
植え付け 植え付け 植え付け
植え替え 植え替え 花後 植え替え
挿し木 挿し木
剪定 花後
肥料 寒肥 花後 肥料
鉢の水やり 鉢土の表面が乾けば与える 表面が乾く前に与える 鉢土の表面が乾けば与える
ツツジ ツツジ(オオムラサキ)
ツツジ ツツジの生垣

種類の紹介

日本だけでも17種類ぐらいが分布して、沢山の園芸品種があります。庭では交配で出来たクルメツツジとヒラドツツジがよく植えられています。これらは常緑性ですが、冬に葉を落とす落葉性のツツジもあります。

クルメツツジ

江戸時代末期に福岡県の久留米市で作られた園芸品種です。主にキリシマツツジ、サタツツジが交配されたと考えられています。ツツジの中では最もよく見かけ、花色は多く数百の品種があると言われています。小さいので低い生垣にされたり、盆栽にも向いています。
クルメツツジ クルメツツジ

ヒラドツツジ

長崎県の平戸市で生まれた品種です。庭園にいろいろなツツジを植えて自然交配され、その種から育てられた中から選抜された品種です。親の血筋は沖縄県に分布しているケラマツツジ、本州、四国に分布するモチツツジなどだと言われています。クルメツツジより花、葉、樹形は大きく、開花は少し後になります。花色は主に桃色、紫色、白があります。
ヒラドツツジ(桃色) ヒラドツツジ(紫色)

高山で育つミヤマキリシマ

ミヤマキリシマ
九州の標高1000m以上の高山に自生している常緑性のツツジです。花の色は桃色、紫、白があり、クルメツツジより全体的に小さく、盆栽にも向いています。高山の涼しい所に自生しているので、冬の寒さに強いですが夏の高温多湿にやや弱いです。

落葉性のツツジ

冬になると葉が落ちて、桜のように春になると葉のない枝に花を咲かせます。種類はピンク色の花を咲かせる関東から近畿の太平洋側に自生するミツバツツジや北海道に自生するエゾムラサキツツジなど、オレンジ色の花を咲かせる北海道南部から九州に自生するレンゲツツジなどがあります。原種だけではなく交配や変種もあるので、他にも沢山の品種があります。
落葉性のツツジ 落葉性のツツジ

ツツジの育て方

酸性土壌を好む植物です

酸性土壌の方が花つきがよいので、酸性土の鹿沼土や酸度無調節のピートモスがよく利用されています。庭に植えたのも、2年に1回ぐらい厚めにピートモスを敷くと花つきがよくなります。

庭植え

植え付け

落葉性のツツジ
時期は3月から梅雨頃、秋の9月下旬から10月頃に行えます。酸性土壌を好むので鹿沼土(小粒)や酸度無調節のピートモスと堆肥を混ぜて植えるとよいです。石灰はアルカリ性なので混ぜないようにします。根が浅く張るので深植えにならないよう、浅く植えて盛り土をするよいです。土が乾燥するのを嫌うので、根付くまで乾かしすぎないように水やりします。

水やりと肥料

根が浅いので乾きすぎるのを嫌います。水やりは雨があまり降らずに乾き過ぎるようなら与えます。 肥料は1月の寒肥、花後の5月頃、秋の9月頃に骨粉入りの固形油粕などを蒔いておけばよいです。

花後の刈り込み、剪定

時期は花後すぐ、常緑性のツツジは樹形を整えるように軽く刈り込みます。生垣では四角い形にされたり、1本ずつ植えられたものは丸い形によく刈り込まれます。落葉性はあまり切らないよう、伸びすぎて飛び出た枝を切るぐらいに剪定するとよいです。
四角く刈り込み 丸く刈り込み
刈り込まれた生垣(ツツジ)
刈り込まれた生垣
刈り込み前(ツツジ)
刈り込み前
刈り込み後(ツツジ)
刈り込み後

鉢植え

管理

日当たりの良い所に置いて育てますが、夏は日差しが強過ぎるので、午前中の日光があたるぐらいの半日蔭に置くとよいです。水やりは鉢土の表面が乾いたらたっぷりと、夏はよく乾き花芽分化期でもあるので水切れさせないように注意してください。肥料は1月の寒肥、花後の5月頃、秋の9月頃、濃い肥料は根を傷めるので避けます。剪定は花後すぐに、好みの高さになるように切るとよいです。

植え付け、植え替え

用土の配合は鹿沼土(小粒)7、酸度無調節のピートモス3などを利用するとよいです。植え替えは2年に1回を目安に、鉢底から根が出て根詰まりしていれば毎年でも行います。時期は春の3月頃か花後に行うのが理想的ですが、秋の9月下旬から10月頃にも行えます。

花後すぐ剪定する理由

ツツジの花芽は6月下旬頃から10月中頃までに作られ、冬の寒さに当たって暖かくなると咲きます。花後すぐに剪定をして、花芽が出来始める頃までに新芽を充実させておきます。

挿し木で増やせます

時期は梅雨頃の6月頃、比較的容易に行えます。方法は長さ5cmから10cmぐらい挿し穂用意して、下の1、2節分の葉を取り除いて30分ぐらい水に漬けます。あれば発根促進剤をつけて鹿沼土の小粒などに挿します。その他は挿し木のページを参考にしてください。

害虫の被害

ツツジグンバイの被害
ツツジグンバイの被害
春から秋にかけてツツジグンバイが発生して葉が白くなる事があります。葉の裏に軍配のような形をした3、4mmぐらいの小さくて茶色い虫がいます。オルトラン水和剤を直接散布したり、届き難くうまく駆除できない場合は株元に蒔くタイプのオルトラン粒剤を利用するとよいです。他にも葉や蕾を食害するベニモンアオリンガなどが発生する事があります。

褐斑病の対処

放置すると広がり沢山の葉が落ちるので、早めに対処しておきたいカビの病気です。夏から秋にかけて黒い斑点ができ、冬になると葉が黄色くなり、5月から6月頃になると葉が落ちてしまいます。黒い斑点のある葉は胞子を出して広がるので取って処分し、トップジンM水和剤など対応した殺菌剤を1週間間隔に2、3回散布しておきます。落ちた葉も胞子を出す感染源になるので拾って処分します。
ツツジの褐斑病
褐斑病
褐斑病で落ちた葉(ツツジ)
褐斑病で落ちた葉
関連リンク