トップユーフォルビア・ダイアモンドフロスト 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト

別名:ユーフォルビア・ヒペリキフォリア
科・属名:トウダイグサ科・ユーフォルビア属/原産地:メキシコ/学名:Euphorbia hypericifolia

分類: 多年草


寒さ: 弱い(5度以上)
暑さ: 強い
草丈: 約 30cm
花径: 約 1.5cm(苞の長さ)
花色:
増やし方: 挿し芽
場所: 日当たりを好む、冬は室内へ。
用途: 鉢植え、寄せ植え、花壇
ポインセチアの仲間で花が咲くと苞が白くなる、苞を鑑賞する植物です。花は白い苞の中心に小さい花が咲いています。枝が細かく分岐して伸び、小花が沢山咲いているように見え、花期が長く初夏から秋まで花を咲かせ続け丈夫で育てやすいです。ユーフォルビア属は2000種類以上があり、ダイアモンドフロスに似た花を咲かせ苞がやや大きい、ユーフォルビア・レウコセファラ(白雪姫)という冬に花を咲かせる種類もあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 室内の日向(5度以上) 日向 室内
植え付け 苗の植え付け 植え付け
植え替え 植え替え
挿し芽 挿し芽 挿し芽
切り戻し 切り戻し
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 鉢土の表面が乾けば与える 控えめ

ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト
10月上旬、植物園

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストの苞と花
10月上旬、植物園

ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト2
10月上旬、植物園

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストの全体
11月中旬、植物園

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストの寄せ植え
8月上旬、自宅の鉢植え

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストの全体2
11月上旬、植物園

ユーフォルビア・ダイアモンドフロストの育て方

場所

日当たりを好むので、できるだけ日当たりのよい所で育てます。冬の寒さには弱いので、鉢植えでは霜の降りる前の12月頃になったら室内の日当たりのよい5度以上の所に置きます。庭植えでは秋に挿し芽して、苗を室内で越冬させるとよいです。

植え付け

春や秋に苗が出回るので、購入したら植え付けます。用土は良質な花の培養土に赤玉土(小粒)を2割ほど混ぜて水はけを良くしたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などでかまいません。花期が長いので元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え付けるとよいです。庭では日当たりのよい所に苦土石灰と元肥に牛糞などを、水はけが悪ければ腐葉土などを混ぜ込んで植え付けます。

植え替え

毎年、春の4月頃に植え替えるのがよいと思います。一回り大きな鉢に植え替え、将来の樹形を考え、芽が出る節を数節残してやや深めに切り戻します。用土は植え付け用土と同じです。

水やり

ユーフォルビアの仲間は過湿を嫌う種類が多いのですが、このダイアモンドフロストはそうでもないので、普通の水やりでかまいません。生育期の春から秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。庭植えでは日照り続きで雨が降らないようなら与えるぐらいでかまいません。冬の鉢植えでは寒さでほとんど生育しないので、表面が白く乾いて2、3日したらたっぷりと与えます。乾燥には強く、冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。

肥料

花期が長く肥料切れを嫌います。植え付け時に元肥にマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え付けるとよいです。それ以外は春の4月から11月まで緩効性の化成肥料などを定期的に置き肥します。追肥に液体肥料も与えるとよいです。庭植えでは元肥に牛糞などを、定期的に化成肥料などを追肥します。その他は花の肥料を参考にしてください。

増やし方

挿し芽

11月上旬

挿し穂

挿し芽
4月上旬 8月上旬

室内での越冬後に植え付けた

開花
挿し芽で容易に増やす事ができます。時期は5月から6月頃、秋の涼しくなった10月頃に行うのがよいと思います。2、3節の挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取り、その節が用土に埋まるように挿します。株が古くなるとよい花が咲かなくなるので、挿し芽から作り直すとよいです。庭植えでは10月頃に挿し芽して苗を作り、冬は日当たりのよい室内で越冬させ、春になって摘心して植え付けると翌年の夏頃から花を楽しめます。寄せ植えにもよいので、秋に挿して来年の苗を作ってもよいと思います。茎を切ると白い樹液が出て、触るとかぶれる人がいるので、ゴム手袋などをつけて作業した方がよいです。その他は挿し芽のページを参考にしてください。

切り戻し

春の植え替えと一緒に、将来の樹形を考え、芽が出る節を数節残してやや深めに切り戻します。冬は室内に鉢植えを入れる前に、伸び過ぎて邪魔なら適度な長さに切り戻します。切ると白い樹液が出て、触るとかぶれる人がいるので、ゴム手袋などをつけて作業した方がよいです。
関連リンク