分類: |
落葉低木 |
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寒さ: |
やや弱い |
暑さ: |
強い |
実期: |
7月〜11月 |
樹高: |
30cm〜200cm |
花序: |
3cm〜5cm |
花色: |
黄色、赤、桃色など |
場所: |
日当たりを好む |
増やし方: |
挿し木 |
花芽分化: |
新枝につく |
用途: |
花壇、鉢植え |
花言葉: |
厳格 |
ランタナは150種類ほどがあるそうです。お店によく出回っているのはこのページで紹介しているカマラやコバノランタナ、またそれらの園芸品種です。コバノランタナは葉が小型で横へ広がる匍匐性で、こちらで紹介しているカマラは木立ち性です。七変化という別名でも呼ばれ、花が咲いて日にちが経つとだんだん花色が変わってきます。全ての種類の花色が変わるわけではなく、白や黄色の単色をした種類で変わらないのもあります。花期がとても長く、初夏から秋まで次々と花を咲かせ続けます。熱帯の植物なので寒さにやや弱いですが、それを除けば強健で暖地では庭植えもできます。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
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開花 |
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場所 |
室内または霜よけ(0度以上) |
日向 |
0度以上 |
植え付け |
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苗の植え付け |
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植え替え |
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植え替え |
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挿し木 |
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挿し木 |
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肥料 |
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肥料 |
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鉢の水やり |
控えめ |
鉢土の表面が乾いたら与える |
控えめ |
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花色の変化
花の大きさは1cmにも満たないですが、集まって5cmぐらいの丸い花になっています。花の咲き始めから散るまでの間に色が変化するので、七変化という別名があります。黄色から次第に橙色になるのが一般的ですが、他にピンク、赤になるタイプなどもあります。また全く色が変化しないのもあります。
黄色から橙色になるタイプ |
咲き始めは黄色 |
橙色に変化 |
ランタナの実
花が咲いた後に青い実が成り、次第に黒く熟します。黒く熟すと鳥が食べて生息地を広げてゆきます。実を取って種まきしても発芽し難いそうで、鳥のお腹を通ると不思議と発芽率がよくなるそうです。青い実は有毒と言われているので、黒く熟しても食べない方が無難です。
ランタナの育て方
よい花を咲かせるには
日当たりのよい所で育てる事が大切です。日当たりが悪いと花つきが悪いだけではなく、花色も悪くなります。肥料切れに注意すれば、5月から10月頃、暖地では11月頃まで花が咲き続きます。
寒さにやや弱い植物
寒さにやや弱い半耐寒性の植物で、寒い地域では冬を戸外で育てると枯れてしまいます。しかし、多少の氷点下には耐えるので、暖地では庭植えすると落葉樹のように葉は落ちますが越冬します。
入手時期と植え付け
5月から6月頃にポット苗がよく出回ります。寒さにやや弱いので、鉢植えにして冬を室内で越冬させると安全です。
鉢植え
2年目で8号鉢に植え替えています。 |
9cmポットで6号鉢に1つぐらいが目安です。用土は赤玉土(小粒)6、腐葉土4などの保水性と水はけのよい土に植えます。花が春から秋まで咲き続くので、寄せ植えの素材にされる事もあります。
庭植え
冬は氷点下の日がたまりあるぐらいの地域なら庭植えでも越冬します。寒さや霜で落葉しますが、春になると株元の方から新芽が伸びてきます。庭に植える場合はできるだけ日当たりのよい所に、腐葉土と化成肥料などの元肥を混ぜて植えるとよいです。寒さの厳しい地域でも、植えてから秋まで花を楽んで越冬をあきらめてもよいし、9月下旬頃に掘り上げて鉢に移植して室内で越冬させる方法もあります。
鉢植えの管理
水やりと肥料
鉢植えでは鉢土の表面が白く乾けば与えます。夏の日差しの下では朝夕の2回の水やりになります。冬は生育を止めてあまり水を吸わなくなるので控えめにします。肥料は花期が長いので春から秋の間まで、緩効性の化成肥料を定期的に置き肥したり、液体肥料を与えます。
冬の置き場所
室内の日当たりが良く5度以上ある所で越冬させるのがよいです。あまり氷点下にならない暖地では戸外で越冬するので、日当たりの良い軒下などに置いてもよいです。戸外へ置いた場合は葉が落葉しますが、春になると新芽が伸びてきます。
植え替えと刈り込み
生育が旺盛で根詰まりしやすいので、毎年植え替えた方がよいです。根鉢の周りを3分の1ぐらい壊して、1回りから2回り大きな鉢に植え替えます。冬に葉の多くが傷んだり枯れたりしたら、樹形の半分から株元近くを刈り込むと、枝がら新芽が伸びて初夏には葉が茂ってきます。時期は春の4月頃に行うとよいです。
数年して鉢が大きくなり室内で越冬させるのが邪魔な場合は、挿し木が容易なので小鉢に作り直すとよいです。
庭植えの管理
水やりと肥料
庭では植え付け後しばらくは乾かしすぎないように注意しますが、その後は日照り続きであまり雨が降らないようなら与えます。肥料は4月、9月頃に緩効性の化成肥料や骨粉入りの固形油粕などをまいておくとよいです。
冬の管理
霜柱で根が傷まないよう、藁や枯れ草などで霜よけしておくと安心です。葉が枯れたら株元の方から刈り込んでおけば、春になると新芽が伸びてまた花を咲かせるようになります。
剪定
冬に葉が枯れたら株元から刈り込みます。春になって暖かくなると新芽が伸びてきます。夏の生育が旺盛なので、伸び過ぎてしまったら適度な長さに剪定してもよいです。花芽は新しく伸びた枝に着くので、どこを切っても咲かなくなる事はないです。
増やし方
。時期は6月から7月頃に行う事が理想的ですが、気温が高ければいつでも行えます。挿し穂に使う枝は茶色く木になった所よりも、青くて固い茎の方が着きやすいです。2、3節分の挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取ってそこが用土に埋まるように挿せばよいです。用土は赤玉土(小粒)7、ピートモス3や挿し木の培養土など一般的なものでよいです。容器は箱などに沢山挿してもよいし、ポットに直接挿してもよいです。45日もすると発根しているので、箱ではポットに仮植えして苗を作ります。その他は挿し木のページを参考にしてください。
摘心
ポットなどに植えて茎が伸びてきたら、先を摘心すると脇芽の数が増えてボリュームのある姿になります。脇芽が伸びたら再び先を摘心するを何回か繰り返すと、更にボリュームのある姿になります。
定植
9月から10月頃に根の張ったポット苗ができていれば、一回りから二回りぐらい大きな鉢に定植するとよいです。苗ができるのが11月になってしまった場合は翌年の春に定植すればよいです。越冬は暖地でも11月になったら、室内の日当たりの良い所で育てた方が気温が高いので大きく育ちやすいです。 |