トップレウイシア 花と観葉植物(葉っぱの岬)管理人の育てる環境

レウイシア

別名:レウシア、イワハナビ(岩花火)
科・属名:スベリヒユ科・レウイシア属/原産地:アメリカ西北部/学名:Lewisia cotyledon

分類: 多年草(多肉植物)


寒さ: 強い
暑さ: 弱い
草丈: 5cm〜10cm
花径: 2cm〜3cm
花色: ピンク、オレンジ、黄色など
増やし方: 種まき
場所: 日当たりを好むが、暑さに弱い。
用途: 鉢植え
肥料: 熱い思慕、ほのかな思い
レウイシアは4月から5月頃に花を咲かせる多年草の植物です。葉の高さは低いですが、高さ10cmぐらいに伸びた花茎の先に花火のような美しい花を咲かせ、別名、岩花火とも呼ばれています。アメリカ北西部の岩に着生して育つ多肉植物で、冬の寒さには強く、雪が降っても枯れる事はありませんが、高山植物でなので暑さには弱く、暖地では花後の5月を過ぎると枯れてしまう事が多いです。春や秋の種まきから育てる事ができ、小さな苗なら比較的容易に夏を超えてくれます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向 遮光50%(雨よけ) 日向
種まき 種まき 仮植え 種まき 仮植え
植え付け 苗の植え付け
植え替え 植え替え
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾いて2,3日してから 控えめ 表面が乾いて2,3日

レウイシア
3月下旬、自宅の鉢植え

レウイシアの全体
3月下旬、自宅の鉢植え

レウイシアの育て方

場所

11月から4月頃にお店で見かけることがあります。低温で花を咲かせる性質があるので、冬に購入した開花株は室内の日当たりのよい、8度ぐらいの寒さを保てるような場所で育てます。暖か過ぎると花が咲かないので注意してください。春の3月になったら戸外の日当たりの良い、霜の当たらない軒下などに置いて花を咲かせます。花期が長く、うまく育てると冬から春まで花を咲かせ続けます。

水やり

多湿に弱いので、鉢土の表面が乾いてから2、3日してから与えます。暖かい室内で水が多かったり、葉に水が掛かると病気が発生する事があるので注意してください。夏の梅雨時期は雨の当たらない軒下などにおいて、夏は過湿にしないよう控えめに水を与えます。

肥料

肥料は多く必要ありません。秋の10月から11月頃、春の3月から4月頃の間、1ヶ月に2回、液体肥料を与えるぐらいでかまいません。

花がら摘み

花が終わったら、花茎を基部からねじり取ります。

病気や害虫

葉に病気にかかりやすいので、ダコニール1000などの殺菌剤を散布して予防します。その他は花の病気や害虫を参考にしてください。

開花後の管理

暑さに弱く、暖地では5月になると葉が病気のようになって枯れてきます。暖地では夏越えは困難ですが、5月頃から風通しの良い50%ぐらい遮光した涼しい場所において水やりを控えると、夏を超える事があります。夏を超えさせる場合は、病気にならないよう、殺菌剤を葉に散布して、水は過湿にならないよう控えめにして、肥料を与えずに夏を越させます。夏を越させるのが難しく枯れる事が多いですが、もし夏を超えた場合は秋の10月頃に、根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えます。用土は水はけのよい山野草の培養土などを利用します。

種まき

種が売られている事があり、また種を採って冷蔵庫に保管しておき、種まきから育てる事もできます。種まきは9月下旬から10月中頃、春の2月中旬から3月頃にも行えます。方法は浅鉢などに鹿沼土などの用土を利用して蒔き薄く覆土します。本葉が2、3枚になったら小さめのポットに仮植えして、根が回ったら山野草の培養土などに植え付けます。暖地では霜の当たらない日当たりの良い所で越冬します。5月から9月頃は風通しの良い遮光50%ぐらいの所で夏を越させて来シーズンに花を咲かせます。
10月中旬 1月中旬

発芽2週間ほど

仮植え1ヶ月半ほど
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