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レンギョウ (連翹)

別名:レンギョウウツギ(連翹空木)
科・属名:モクセイ科・レンギョウ属/原産地:主に東アジア、ヨーロッパ(1種)/学名:Forsythia

分類: 落葉低木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 2m〜3m
花径: 2cm〜3cm
花色: 黄色
場所: 日向
増やし方: 挿し木
花芽分化: 6月中旬〜
用途: 庭木、鉢植え
花言葉: 希望、希望の実現、豊かな希望
通販店: 楽天市場にあり
レンギョウは3月から4月頃に花を咲かせる落葉の樹木です。レンギョウの仲間は東アジアに10種類ほど、ヨーロッパに1種が分布しています。日本へは江戸時代に中国から渡って来た種類が植えられたのが始まりだそうです。よく見かけるのは花が大きく黄色が鮮やかなチョウセンレンギョウ、花が下向きに咲くシナレンギョウ、園芸品種のインテルメディア種などがあります。樹高は2mから3mぐらいと低く、枝に着く沢山の花が美しく、生垣にもよく利用されます。雌雄異株で雌株には実が成り、抗菌作用があると言われチフスや解毒などに効果があるそうです。北海道から九州まで植えられる丈夫な樹木です。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向
植え付け 植え付け 植え付け
挿し木 挿し木 挿し木
剪定 花後
肥料 寒肥 お礼
レンギョウの花
レンギョウの生け垣
生け垣
レンギョウ レンギョウ

レンギョウの主な種類

中国が原産のレンギョウ(F.suspensa)やシナレンギョウ(F.viridissima)、朝鮮半島が原産のチョウセンレンギョウ(F.koreana)、日本原産のヤマトレンギョウ(F.japonica)やショウドシマレンギョウ(F.togashii)などがあります。ヨーロッパのバルカン半島にも1種だけ(F.Europaea)と学名がつけられた品種もあります。またドイツでレンギョウとシナレンギョウの交雑で生まれたインテルメディア種(Forsythia × intermedia)もあります。殆どは葉のない落葉した枝に黄色い花を着けますが、ショウドシマレンギョウは葉の方が先に着きます。

レンギョウの育て方

育てるポイント

秋が深まると葉が落ちて越冬する落葉樹です。葉の無い枝に花が着き、葉は咲き終わってから茂ります。花芽は6月中頃から出来始めるので、剪定は花が咲き終わってすぐに行われます。日当りが良い所に植えればよく花が咲き、剪定以外の手入れは肥料を与えるぐらいです。
冬の落葉(レンギョウ)
冬の落葉
葉の茂ったレンギョウ
葉の茂ったレンギョウ

植え付け

12月から3月の落葉時期が植え付けの適期になります。日当たりが良い所で沢山の花が咲きます。根鉢よりも横に1.5倍ほど、底はやや深めに、腐葉土と完熟堆肥を入れて耕します。植え穴にたっぷりと水を与え、苗木が埋まり過ぎないようやや高めにして土を戻します。最後にまた水をたっぷりと与えておきます。

管理方法

水やり、肥料

植え付け後は根付くまで乾き過ぎないように水やりします。根付けば自然の雨だけで枯れる事はないです。肥料は冬の1月から2月頃、花後のお礼肥に骨粉入りの固形油粕などを蒔いておくとよいです。

剪定

春から伸びた枝に翌年花が咲きます。6月中頃から花芽が出来始めるので、剪定は花後すぐの4月下旬から5月中頃に行って早く新しい枝を伸ばすとよいです。方法は伸び過ぎた枝を適度な長さに切り、込み入った枝は間引きます。枯れ枝や不要枝があれば時期は問わず元から切るとよいです。

鉢植え

日当りの良い所に置きます。肥料は骨粉入りの固形油粕などを冬と花後に置き肥するぐらいです。水やりは鉢土が乾いたら与えます。花は寒さに当たって暖かくなると咲くので、冬は室内の暖かい所には置かないようにします。2、3年に1回は、落葉期に新しい土で植え替えるとよいです。

挿し木での増やし方

3月中頃から4月頃に前年枝、6月から7月上旬頃には今年伸びた新しい枝を使って行えます。直径1cm前後、長さ15cm前後の挿し穂を用意します。一晩水揚げし、箱などに赤玉土(小粒)8、ピートモス2などの土を利用して挿すとよいです。
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