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ヤブコウジ (藪柑子)

科・属名:サクラソウ科・ヤブコウジ属/原産地:日本、中国、朝鮮半島、台湾/学名:Ardisia japonica

分類: 常緑低木


寒さ: 強い
暑さ: 強い
樹高: 10cm〜30cm
花径: 約 0.6cm
花色:
実: 約 0.8cm
増やし方: 挿し木、株分け
場所: 半日陰〜明るい日陰
用途: 庭木、グランドカバー、鉢植え、寄せ植え、カラーリーフ
花言葉: ふくよかな愛、明日の幸福
通販店: 楽天市場にあり
ヤブコウジは秋に赤い実が成る常緑の樹木です。学名は(Ardisia japonica)ですが、日本だけではなく中国や朝鮮半島などにも分布しています。樹高は高くなっても30cmぐらいと低く、強い日差しが当たらない木陰に自生しています。夏に小さい花を咲させ、秋の10月から11月頃に赤い実を成らせ、冬になっても落ちず下がっています。実は多く成りませんが、木が小さいので可愛らしい姿に見えます。縁起が良い樹木でお正月飾りにされたり、十両という別名もあって商売繁栄の木としても知られています。増え方は実が落ちて発芽したり地下茎が横に伸びて新しい芽を出します。地面が葉で覆われるほどになるので、木陰のグランドカバーにも向いています。葉は一般に緑葉ですが、斑入りをした品種もあります。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
実期 実期 実期
場所 半日蔭〜明るい日陰 明るい日陰 半日蔭〜明るい日陰
植え付け 植え付け 植え付け
種まき 採り蒔き
挿し木 挿し木
肥料 肥料 肥料
ヤブコウジの実 ヤブコウジの葉
ヤブコウジ(斑入り)
斑入り

ヤブコウジの育て方

育てやすい樹木です

樹木の木陰に好んで自生しているので、強い日差しが当たらない明るい所を好みます。手入れはあまり要らず、水やりや肥料は標準的で育てやすいです。小型の樹木で高さは10cmから30cmぐらい、横幅は10cmから25cmぐらいなので鉢植えにも向いています。地下茎が横に伸び、葉が地面を覆うように増えるので、グランドカバーにも向いています。

植え付け

庭植え

日当たりが悪い所や木の下に植えるのに向いています。強い日差しが当たらなければよいので、冬に葉が落ちて日当たりがよくなる落葉樹の下でも大丈夫です。腐葉土や完熟堆肥などを混ぜ込んで植えるとよいです。

鉢植え

ヤブコウジの寄せ植え
寄せ植え
自分好みの標準的な土でよいです。例えば赤玉土(小粒)7、腐葉土3などです。 木が小さいので寄せ植えにしてもよく、同じ強い日差しを嫌うものを一緒に植えるとよいです。ですが日差しの弱い冬は日に当たっても大丈夫なので、日当りを好む植物と一緒に植えてもよいです。

庭植えの管理

植え付けて根付くまでは乾き過ぎないように水やりします。根付いてしまえば自然の雨だけで育ちます。肥料は春の3月から4月頃、秋の9月から10月頃に骨粉入りの固形油粕などを与えておくとよいです。

鉢植えの管理

置き場所

夏は日差しが強いので明るい日陰に、その他の時期は明るい日陰から半日蔭に置くとよいです。真冬は日差しが弱いので直射日光に当たっても大丈夫です。 寒さには強いですが、厳しい地域では霜が当たらない軒下などに置いた方が良いです。

肥料と水やり

水やりは年間を通じて鉢土の表面が乾けば与えます。肥料は春から秋の期間に置き肥しておくとよいです。

植え替え

2、3年に1回を目安に行うとよいです。根鉢の回りを軽く壊して一回りから二回り大きな鉢に植え替えたり、同じ大きさの鉢に植え替える場合は株分けを兼ねて行います。時期は春の3月から4月頃に行うとよいです。用土は植え付けの項目と同じです。

剪定、刈り込み

年月が経つと下葉が減って見かけが悪くなる事があります。全体的に短く切って新しい茎を出させるとよいです。時期は新芽が伸び始める前の3月から4月頃に行うとよいです。

増やし方

株分け

ヤブコウジの地下茎
地下茎
茎同士が繋がっている地下茎を切り分ければ容易に増やす事ができます。時期は春の3月から4月頃に行うとよいです。1本では寂しいので数本一緒に植えるとよいです。

挿し木

時期は3月から6月頃、2、3節分の挿し穂を用意します。一番下の節の葉を取り除いて、そこが土に埋まるように挿します。箱などに沢山挿して、発根したら数本まとめて植えるとよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。

種まき

秋から冬にかけて赤い実が成ります。皮を剥ぐと中に白い実があるので、それをポット蒔きするとよいです。土が乾かないように水やりすると春に発芽します。
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