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アガベ

学名:Agave
別名:リュウゼツラン(龍舌蘭)
科・属名:キジカクシ科・アガベ属
原産地:メキシコ
分類:常緑多年草、多肉植物
寒さ:やや弱い(0度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:なし


アガベの写真

アガベ・アテヌアータ(Agave attenuata)

アオノリュウゼツラン(Agave americana)

リュウゼツラン
アガベは多肉質の厚い葉をした多肉植物です。葉にはトゲがありロゼット状になるのが特徴で、北米から南米に300種類ほどがあるそうです。お酒のテキーラの原料になるのが、この仲間のテキイラナという種類です。別名のリュウゼツラン(龍舌蘭)は葉が竜の舌のようなのでこう呼ばれ、日本の庭に植えられた耐寒性の強いタイプをこう呼ばれる事が多いです。花が咲くまでに10年から数十年かかるそうで、結実後には枯れてしまうそうです。観葉植物としてはコンパクトなものが鉢植えとして売られており、乾燥や寒さにも強く部屋のインテリアとしても人気があります。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(0度以上) 日向 室内の日向
植え替え 植え替え
株分け 株分け
肥料 薄め
鉢の水やり ごく控えめ 控えめ 表面が白く乾いてから与える。 控えめ

アガベの育て方

置き場所

日当たりを好む観葉植物ですが、真夏の日差しは強過ぎて葉焼けするかもしれないので、午前中まで日光に当てるぐらいにします。耐陰性はありますが、日光不足になると葉が徒長ぎみになり葉も細くなって貧弱になります。秋の最低気温が10度以下になって霜の心配になってきたら室内に入れ、冬は最低温度0度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月中旬から10月 戸外または室内の日当たりのよい所。
11月から4月上旬 室内の日当たりのよい所。最低温度0度以上で管理

水やり

乾燥地帯に生息しているので、水の与えすぎは厳禁です。5月から10月頃の成長期は鉢土の表面が完全に白く乾いてからたっぷりと与えます。多湿に弱く乾燥には強いので、水切れの心配はあまり要りません。12月から3月中旬頃までは1,2ヶ月に1回ぐらいの水やりにして乾燥させて冬を越させます。冬に水を与え過ぎると根腐れする事があるので注意してください。春になって暖かくなると徐々に成長してくるので、少しずつ水やり回数を増やしてゆきます。

肥料

春から秋まで液体肥料などを与えます。濃い肥料を与えると根を傷める事があるので注意してください。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

植え替え

根詰まりしているか、2年に1回を目安に植え替えをします。時期は5月から6月頃に行うのが理想的です。乾燥地帯に生息して土の過湿を嫌うので、市販されている多肉植物の土を利用して植え替えるとよいと思います。もし、自分で作りたい場合は赤玉土(小粒)5、腐葉土2、パーライト3ぐらいでよいと思います。もし、多肉植物の土をお探しでしたら楽天市場 にあります。
5月上旬 7月中旬

植え替え前

植え替え後

約 2ヶ月後

増やし方(株分け)

子株が出来たら株分けして増やす事が出来ます。時期は植え替えと同時に行います。
5月上旬 7月中旬

株分け前

株分け

子株の植え付け

約 2か月

冬の管理

冬は室内の凍らないよう、出来るだけ明るい場所で育てます。乾燥地帯に生息する観葉植物なので多湿には弱く、冬の間の水やりは1、2ヶ月に1回与えればよいです。逆に水を与え過ぎると根腐れしてしまうので注意してください。

アガベの病気や害虫

カイガラムシ

葉にカイガラムシがつく事があります。古い歯ブラシや濡らしたティッシュなどを使ってベタベタした排泄物を取り除き、スミチオン乳剤などを散布しておきます。その他、害虫については観葉植物の主な害虫のページを参考にしてください

葉が細くなる

日向を好む観葉植物ですが、耐陰性がり見かけもよいので、玄関などの明るい場所に置いて見たくなりますが、日に当てないと茎と茎の間が開いて、徒長気味になって、葉も細くなって貧弱に育ちます。アガベの生育期の春から秋はできるだけ日光浴させて育てます。しかし、日陰で育った貧弱なものを急に強い日差しに当てるのはよくないので、弱い日差しから徐々に慣らせて行きます。
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