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アロエ

学名:Aloe
科・属名:ツルボラン科・アロエ属
原産地:アフリカ、マダガスカル
分類:多肉植物
寒さ:やや弱い(3度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:なし
草丈:20cm〜
花序:5cm〜
花長:1cm〜4cm
花色:赤、橙色、黄色、クリーム色
用途:鉢植え、ハーブ、薬草
花言葉:健康、信頼、万能
通販:楽天市場にあり


アロエ

アロエの花
アロエは450種類ぐらいがあると言われ、多くがアフリカ、マダガスカル島の雨が少ない所に生息しています。乾燥には強く葉に水分を蓄える多肉植物で、温暖な所や標高がやや高い涼しい所に自生しています。日本ではキダチアロエとアロエベラが薬草としてよく知られていますが、他にも観賞用だけで育てられている種類もあります。薬草としては果肉を食べれば便秘、二日酔い、胃もたれなどに、火傷の部分につければ炎症を抑えてヒリヒリする痛みが軽くなります。口に入れると苦く、名前はアラビア語で苦いという意味だそうです。夜の方が苦味が減るそうです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向 日向(雨よけ、夏の西日は避ける) 室内の日向
植え替え 植え替え
株分け 株分け
挿し木 挿し木
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 断水気味 控えめ 鉢土の表面が完全に白く乾いてから 控えめ 断水気味

アロエの主な種類

アフリカを中心に450種類ぐらいがあると言われ、中には20mを超えるものもあります。日本で一般的な種類は薬用として利用されているキダチアロエ、アロエベラですが、観賞用の品種も売られている事があります。

キダチアロエ(Aloe arborescens)

単にアロエと呼ぶとこの種類を指す事が多いです。江戸時代に日本へ入ったそうで、観賞用、薬草として利用され続けています。昔から「医者いらず」とも呼ばれ便秘、二日酔い、胃もたれ、軽い火傷などに効果があります。葉のトゲは邪魔なので切ると利用しやすいです。火傷は割いて張ると炎症が抑えられ痛みが和らぎ治りも早くなります。二日酔いや胃もたれの時は、噛んで皮は吐き出し果肉を食べると症状が軽くなります。鉢植えで育てられる事が多いですが、氷点下にならない地域では庭植えする事が可能です。

キダチアロエ
キダチアロエの果肉
果肉

アロエベラ(aloe vera)

葉がロゼット状に上に向いて肉厚で、花はクリーム色を咲かせます。薬草としての効果はキダチアロエとあまり変わらず、苦みがあまりないのでヨーグルトに入って売られているのをよく見かけます。家でも果肉の部分を四角に切ってヨーグルトに入れて食べたり、果物と一緒にジューサーで飲み物にして飲んだりされています。育てるのは霜に弱いので、庭に植えず鉢植えのまま冬を室内で越冬させた方が良いです。

観賞用のアロエ

薬草での利用はなく観賞用の多肉植物として、アロエ・フラギリス(Aloe fragilis)や不死城(aloe nobilis)などの種類が売られている事があります。寒さにやや弱い種類もあるので、室内の5度以上ある日当たりの良い所で越冬させた方がよいです。

不死城

フラギリス

アロエの育て方

置き場所

日当たりのよい所で育てますが、夏の高温はやや苦手なので、西日を避けた風通しの良い所に置くとよいです。夏は高温だと生育が止まるので、50%ぐらい遮光してあげると生育します。高温多湿をやや嫌うので、鉢植えは梅雨の長雨を避けた軒下などに置くとよいです。冬は室内の5度以上ある日当たりの良い所で越冬させるとよいです。
4月から11月上旬 戸外の日当たりのよい所、夏の西日は避ける。
11月中旬から3月 室内の日当たりのよい室内、冬の最低温度は5度以上

キダチアロエ

暖地では路地植えが可能です。夏の西日を避けた日当たりの良い所に植えて、冬は霜で葉が傷むので寒冷紗などで覆っておくとよいです。鉢植えも霜の当たらない軒下などで越冬が可能で、凍りそうな日だけ室内に入れるとよいです。寒い地域では室内の日当たりのよい所に置いて越冬させます。

水やり

雨があまり降らない所に生息しているので、葉に水分を蓄えて乾燥に耐える力があります。少しぐらい水が切れてもまず枯れる事はなく、逆に土がいつも湿った状態の方が枯れやすいです。

春から秋

鉢土の表面が白く完全に乾くのを待って与えればよいです。梅雨などの長雨は軒下などに置いた方が良いです。

冬は断水気味

冬は寒さで生育が止まり水もあまり吸わないので、過湿にならないよう1、2カ月に1回と断水気味にして越冬させます。冬に水を与え過ぎると根腐れするので注意してください。春になって桜が開花する頃から徐々に水を与えます。

肥料

生育期の春と秋の間に緩効性の化成肥料などを置き肥するか、定期的に液体肥料を与えればよいです。夏は高温であまり生育せず、冬は完全に休眠するので与えないようにします。

植え替え

根が太く詰まると鉢から抜け難く生育も悪くなるので、2年に1回は植え替えた方が良いです。時期は春の4月中旬から6月頃が理想的です。とても水はけのよい土を好むので、花用の土などは保水性が良すぎて根腐れしやすいので、サボテンや多肉植物専用の土を利用するとよいです。もし自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、腐葉土2、パーライト3などを利用してもよいです。

購入して3年目のキダチアロエ
キダチアロエの根詰まり
根詰まり

1本ずつ分ける

根が太く張るので、土を全て落として伸びすぎた根を切るとよいです。数本が一緒に植えられたものや、根が沢山ある大きく育った子株は丁寧に分けます。手で分けられない時はハサミを使って少しぐらい根を切っても大丈夫です。小さな子株は分けずに葉が5枚以上なるまで親株につけておきます。伸びすぎた根は鉢の長さの3分の2ぐらい残して切ります。好みで1本ずつ植えたり、数本を一緒に植えてもよいです。

伸び過ぎた根

1本ずつ分けた

2本植え

挿し木で再生

葉のない部分の茎が長くなって見苦しくなっら、茎の途中を切って挿し木して新しく作り直すとよいです。また根が腐ってしまった場合も、茎を切って挿すと再生します。

やり方

茎は青く若い方が根が出やすいので、木になった所は避けます。挿す前は切り口を日陰で乾かして、定植用の土と鉢を使って植えるように挿せばよいです。水やりは乾かし気味にした方が根が水を求めて伸びてきます。時期は5月から8月頃まで行えます。切った親株の茎からしばらくすると子株が発生するので、それを挿して増やす事も出来ます。

鉢底石

定植用の土を入れた鉢植え

挿し木

株分けで増やせる


まだ小さい子株
親株から子株が発生するので、それを分けて増やす事ができます。分ける子株は葉が5枚以上あった方が自分で生育する力が強いので、小さいものは無理に分けずに親につけたまま大きくした方が良いです。時期は植え替えと一緒に行います。

花が咲く

キダチアロエは11月から2月頃に花を咲かせます。苗は花を咲かせる力はありませんが、草丈が50cmぐらいある大きな株は花が咲きます。通常の管理では花が咲き難いので、花芽が作らる時期の7月下旬から8月一杯まで水やりを抑えると花が咲きやすくなるそうです。

その他の管理

冬を越すと葉の先が枯れたりする事があるので、見苦しいようならその部分を切るとよいです。また薬草のタイプなら全体を切って、トゲの部分を切ってスライスして乾かすとお茶にして飲む事もできます。

定期的な農薬散布は不要

病気や害虫には強いので、定期的に農薬を散布する必要はないです。まれに紫色の斑が広がる病気があるので、見つけたらその部分を切って処分します。
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