トップアフェランドラ・ダニア

アフェランドラ・ダニア

学名:Aphelandra squarrosa 'Dania'
科・属名:キツネノマゴ科・アフェランドラ属
原産地:ブラジル、園芸品種
分類:常緑小低木
寒さ:弱い(12度以上)
暑さ:強い
日照:明るい日陰
耐陰性:あり
花期:6月〜9月
草丈:30cm〜100cm
花径:8cm〜15cm(苞)
花言葉:雄々しい、素敵な心



花と苞
アフェランドラ属はアメリカ温帯から熱帯に200種類ほどがあります。アフェランドラ・ダニアは矮性の園芸品種で、葉にくっきりとした白い葉脈が入った、いかにも熱帯植物らしい姿をしています。原種は広葉小低木で現地では高さが2mぐらいになるそうです。葉とよく似合う黄色い花が咲いて売らている事が多く、大きく目立つのは苞と呼ばれるものです。花は横から長く伸びているもので寿命は短いですが、苞は花を包む葉なので、1か月以上鑑賞する事が出来ます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 室内の日向(10度以上) レース越し 半日陰 レース越し 室内の日向
植え替え 植え替え
挿し木 挿し木
肥料 肥料
水やり 控えめ 乾いたら 乾いてきたら 控えめ

アフェランドラ・ダニアの育て方

置き場所

強い日差しの当たらない木漏れ日が当たるような所を好みます。室内ではレースカーテン越しの日光が当たるような所に置いておくとよいです。しかし、夏はレースカーテン越しでも日差しが強すぎるので、明るい所に置いておきます。生育に適した温度は20度から25度ぐらいなので、夏でも30度を超えると暑すぎるぐらいなので、できるだけ高温になる所は避けた方がよいです。冬の寒さにも弱く耐えきれないので、冬は暖房の効いた室内で最低温度12度以上で育てます。
5月から10月中旬 レースカーテン越しの日光、真夏は明るい日陰。
10月下旬から4月 室内のレースカーテン越しの日光。冬は直射日光。最低温度は12度以上で管理。

水やり

5月から10月下旬の生育する時期は、乾かし過ぎるのはよくないので、鉢土の表面が乾いてきたら与えます。空中湿度をてとも好むので、霧吹きで葉水を与えながら育てた方がよいです。秋の最低気温が15度を下回ってくると生育が衰えて、徐々に水を吸わなくなってくるので乾いたら与えるようにします。冬は休眠してほとんど吸わなくなるので、表面が白く乾いてから2、3日ぐらいと控えめにします。冬に生育している時のように水を与えると根腐れする事が多いので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりを参考にしてください。

植え替え

2年以上植え替えていなかったり、鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植え替えをします。時期は高温多湿帯の熱帯観葉植物ですので5月中旬頃から7月中旬頃の梅雨時期に行うのがよいと思います。用土は観葉植物専用の土がよいと思います。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。

肥料

特に多くは必要ないので普通ぐら与えればよいです。5月から10月中頃まで花用の緩効性の化成肥料を与えたり、液体肥料を定期的に与えます。生育していない時期は無理に与えると根が腐る事があるので注意してください。その他は観葉植物の肥料のページを参考にしてください。

花茎切り

花が咲き終わって痛んで来たら切り取ります。下の節から脇芽が出てきてまた花を咲かせる事があります。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やす事が出来ます。時期は6月から7月中旬頃の梅雨頃に行うとよいと思います。花が咲き終わって切り取ると、下の節から脇芽が出てくるので、それが3、4節ほど伸びたら、切って挿し木にできます。切らずに放置すると花を咲かせるので、咲かせたい場合は太い枝を挿し木に、一節ずつの茎を二つに割って挿し穂にしてもよいです。葉が大き過ぎると萎えやすいので、ハサミで葉の面積が小さく切るとよいです。用土はパーライトなどに、1か月ぐらいしたら発根するのでポットに仮植えするとよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。

冬の管理

寒さに弱いので暖房の効いた12度以下にならない明るい部屋に置いておくとよいです。冬は空気が乾燥して葉を痛めやすいので、霧吹きで葉水を与えるとよいです。与える時は暖房の効いている時や昼間の暖かい時間帯に、ぬるま湯を入れた霧吹きで与えるとよいです。暖房を切ると夜間は冷え込む部屋では、あればビニール温室の中に入れておくとよいです。水やりは乾いてから2,3日してと控えめに、生育している時のような感覚で与えると、常に土が湿った状態で根が腐る事があるので注意してください。
関連リンク