トップヨウシュコバンノキ(洋種小判の木)

ヨウシュコバンノキ

学名:Breynia disticha
別名:ブレイニア・ディスティカ
科・属名:トウダイグサ科・ブライニア属
原産地:南洋諸島
分類:常緑低木
寒さ:弱い(10度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:なし


ヨウシュコバンノキ(洋種小判の木)の写真

葉のアップ
枝に1cmぐらいの小さくかわいらしい葉を沢山つけ、葉が涼しげでとても感じのよい観葉植物です。生育期は旺盛にどんどん大きくなりますが、冬にやや弱く温度と日光が足りないと、葉が落ちてしまう事が多いようです。

ヨウシュコバンノキの育て方

置き場所

日当たりを好む植物ですが、真夏の日差しは強過ぎますので半日陰に置きます。秋の最低温度が15度以下になってきたら室内へ入れ、冬は最低温度10度以上の室内の日当たりのよい場所で管理します。寒さに当たると落葉してしまうので、できれば、15度以上が欲しいです。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月中旬から10月中旬 日当たりのよい所に置きます。(真夏の直射日光は避ける)
10月下旬から4月上旬 室内の日当たりのよい所。最低温度は10度以上、できれば15度以上で管理

水やり

表面が乾いたらたっぷりと与えます。真夏はよく乾くので乾かし過ぎないように注意してください。秋の最低気温が20度以下になったら徐々に水やり回数を減らし、冬は表面が乾いてから2、3日してからの水やりにします。湿度を好む観葉植物なので、年間を通じて霧吹きで加湿して育てた方がよいです。その他、詳しく知りたい方は観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

鉢の底から根が出て根詰まり気味の株や、2年以上植え替えていない株は植え替えをします。土は市販されている観葉植物専用の土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでよいです。植え替えについてもう少し詳しくし知りたい方は、観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

剪定、整枝

4月下旬 5月下旬

越冬後に乱れた

整枝

葉が伸びてきた
樹高が1.5mぐらいまで大きくなるので、樹形を大きくしたくない場合や樹形が乱れた場合は剪定をします。時期は生育期の新芽が吹いてきた春から8月一杯まで行えますが、新芽を吹く春が一番よいと思います。

増やし方(挿し木)

ヨウシュコバンノキの挿し木

ヨウシュコバンノキの挿し穂

挿し木後、約1ヶ月
挿し木で増やす事ができます。時期は5月から6月が理想的です。方法は長さ10cmぐらいの挿し穂の基部2節ぐらいの葉をちぎって、そこが土に埋まるように挿します。あとは芽が伸びるまで水を切らさないよう、明るい日陰に置いて霧吹きで保湿しながら管理します。下のはピートモス4、バーミキュライト3、パーライト3ぐらいを混ぜた用土に挿したものです。その他、詳しくは挿し木、挿し芽のページをご覧ください。

肥料

生育期の5月から9月まで液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

冬の管理方法

葉が薄く湿度を好みますので、冬は乾燥を防ぐため霧吹きで葉に加湿して育てます。冬は寒さであまり水を吸い上げないので、水を与え過ぎないように注意してください。冬は寒さ、乾燥、日照不足が原因で葉が落ちやすく、全部葉が落ちる事も珍しくありません。できるだけ暖かく日当たりの良い場所で、湿度を与えながら管理してください。葉が落ちてしまっても、根と茎が生きていれば、春になると新芽が出てきます。その他は、観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

冬を超えたヨウシュコバンノキ

冬を超えたヨウシュコバンは葉の多くを落としてしまう事があります。新芽を吹く春になったら将来の樹形を考えて切り戻し、必要なら植え替えます。
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