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ドラゴンフルーツ

学名:Hylocereus undatus
科・属名:サボテン科・ヒモサボテン属
原産地:中南米
分類:常緑多肉植物
寒さ:弱い(8度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:なし
開花時期:6月〜9月
果期:8月〜10月
用途:鉢植え、果物
通販:楽天市場にあり


ドラゴンフルーツの写真

ドラゴンフルーツの実

ドラゴンフルーツの蕾

ドラゴンフルーツの若い実
ドラゴンフルーツは果実のなるサボテンの仲間です。夜開性の大きな白い花を咲かせ、最近人気が高い植物です。味はあまり甘さは強くなく、あっさりした感じのフルーツです。主に白肉と赤肉の品種がありますが、黄色もありまます。栄養がとても高く、健康食品としても人気があり、多くは沖縄で生産され出荷されています。10mぐらいまで大きくなる植物で、ある程度大きくならないと花と実が成り難いようで、写真のは2mぐらいで実が成っていました。ミニドラゴンフルーツというコンパクトで小さな実をつける種類もあります。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
収穫時期 収穫
場所 室内の日向 日向 室内の日向
植え替え 適期
挿し木 挿し木
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 表面が白く乾けば与える 控えめ

ドラゴンフルーツの育て方

置き場所

年間を通じて出きるだけ日当たりのよい所に置きますが、真夏の直射日光は強すぎて葉が焼ける事があるので、あまり焼けるようなら午前中の日光に当てるぐらいにしておきます。秋の最低温度が15度を下回ってきたら室内に入れ、日当たりのよい窓辺で育てます。冬は最低温度8度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月中旬 日当たりのよい場所に置きます。
10月下旬から4月 室内の日当たりのよい所。最低温度は8度以上で管理します。

水やり

生育期の春から秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。サボテンですので、水を与え過ぎないよう、長雨にも当てないように注意してください。秋の最低温度が20度を下回ってきたら徐々に鉢土の表面が乾くのが遅くなるので徐々に水やりの間隔を開けてゆきます。冬は月に1回ぐらい、乾燥させて冬を越させます。気温が低い所に置いている場合は、完全に水を切っても大丈夫です。それよりも水を与え過ぎると根腐れを起こしやすいので注意してください。春の最低温度が15度以上になってきたら、徐々に水やりを増やして行きます。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

鉢の底から根が出て根詰まり気味になったら植え替えをします。植え替えは2年に1度を目安に行います。時期は5月から6月が理想的です。用土は売られているサボテン、多肉植物用の土を利用したり、自分で作る場合は赤玉土(小)6、腐葉土2、パーライト2ぐらいに植えればよいと思います。ドラゴンフルーツの種類によってはトゲがとても鋭いものがあります。手に刺さらないような手袋をつけて作業する事をお勧めします。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

増やし方(挿し木)

挿し木で増やす事ができます。時期は5月から6月頃が理想的ですが、秋の9月頃ぐらいまで行えます。切り取った跡が腐れないよう、日陰でよく乾かしてから、ひげ根が出ている品種が多いので、根を一緒に埋めるように挿せばよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。

挿し穂

挿し木

2年後

肥料

春から夏に暖効性の化成肥料や骨粉入りの固形油粕などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

支柱立て

草丈が高くなると倒れやすいので、支柱で支えるようにします。アンドン仕立てなどにしてもよいと思います。

人工受粉

自家親和性という一つの株で結実する種類と、自家不親和性という他の品種と交配しないと結実しない種類があります。白肉ドラゴンは自家親和性で一つの株で結実します。自家不親和性の場合は他の品種と交配させないと実がならないので、2、3種類一緒に育てます。一つの花で結実する白肉ドラゴンを混ぜて育てるとよいと思います。ただし、白肉は少し甘さが劣るそうです。人工受粉の方法ですが、おしべの花粉を中央のめしべにつけるだけです。自家不親和性の場合は別の種類のおしべの花粉をお互いのめしべに付けます。ドラゴンフルーツはよく花が咲かせるそうですが、一晩しか花が咲かないので、自家不親和性は同時に別の種類も開花した時が受粉のチャンスです。交配時間は21時から24時の間がよいそうです。

冬の管理方法

冬に水を与え過ぎると根元が腐ってくる事があります。この時期は水を与え過ぎないように注意してください。気温が低い所に置いている場合は、完全に水を切っても大丈夫です。もし、腐ってしまったら、挿し木して作り直した方がよいです。その他は観葉植物の冬の管理をご覧下さい。
腐ってしまった茎
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