トップエケベリア

エケベリア

学名:Echeveria
科・属名:ベンケイソウ科・エケベリア属
原産地:メキシコ
分類:常緑多肉植物
寒さ:やや弱い(3度以上)
日照:日向
耐陰性:なし
通販:楽天市場にあり


エケベリアの写真

トップスプレンダーの花

ジュリアンルージュ

ジュリアンルージュの花
エケベリアは葉がバラのようなロゼット型になる多肉植物の仲間です。100種類以上があり、写真はトップスプレンダーとジュリアンルージュというものです。葉色は白っぽいものから緑色をしたものが多く、他に黒色やピンク色など、また縁だけが色づいたものもあります。直径は2cmぐらいと小さなものから、50cmぐらいと大きなものもあります。分布地が広い事から冬型という春から秋に生育して夏に休するタイプ、夏型という初夏から秋に生育し冬に休眠するタイプがあります。多くが夏型と言われていますが、 日本の暑さを嫌うので、春と秋に生育する春秋型として育てられ事が多いです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(5度以上) 日向 半日陰 日向 室内の日向
植え付け 植え付け 植え付け
植え替え 植え替え 植え替え
株分け 株分け 株分け
挿し木 挿し木 挿し木
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 月1回 表面が白く乾いて2、3日後 月1、2回 表面が白く乾いて2、3日 月1回

エケベリアの育て方

置き場所

日当たりのよい所を好みます。梅雨の長雨を嫌うので、軒下などに置いて雨よけします。夏の暑さを嫌うので、できるだけ風通しのよい高い所などに置いて、30%から50%ぐらの遮光ネットで日よけしたり、午前中だけの日光に当てるぐらいにします。冬の寒さには比較的強く、霜に当てず凍らせないようにすればよい種類が多いです。秋が深まってきたら霜に当てないよう、室内の日当たりのよい窓辺などに置きます。

水やり

半砂漠地帯に生育するので過湿を嫌います。冬と夏は生育しないので、冬は月に1回の水やり、日本の夏は苦手なので、月に1、2回ぐらいとかなり控えめに水やりします。春の3月から6月頃、夏の気温が下がった9月頃は表面が白く乾いてから、更に2、3日してからの水やりにします。葉に水分を蓄えているので、乾燥にはとても強いです。

肥料

生育期の4月から5月、秋の9月に月に1、2回、通常の2000倍に薄めた液体肥料を与えるぐらいでよいです。

植え替え

鉢底から根が出て根詰まり気味だったり、2年以上行っていないものは植え替えます。時期は春の3月から5月頃、秋の9月頃に行います。 できるだけ晴天続きの時に行った方がよいです。古土はできるだけ取り除き、伸び過ぎた根は切り詰めます。根の切り口が腐らないよう、3、4日ぐらい日陰で乾かしてから植えつけます。用土は多肉植物専用の培養土が売られているので、それを利用するとよいです。自分で作る場合は赤玉土(小粒)3、鹿沼土(小粒)3、腐葉土2、パーライト2などでよいと思います。植え替え後は半日陰に置き、すぐに水を与えずに、3、4日してから与えます。日光には徐々に当てるようにします。

増やし方

株分け

株分けで増やす事ができます。親株の茎から子株が増えるので、植え替えの時にハサミを使って切り分け、切り口を日陰で3日ぐらい乾かしてから植えつけます。その後は植え替え後と同じように管理します。

葉挿し

葉を元から取って、鉢に乗せておくだけで増やす事ができます。用土は多肉植物の培養土など、葉を並べるよう上向きになるように置くだけです。水やりはせずに半日陰に置き、芽が出てきたら霧吹きで水を与えます。芽が大きくなってきたら日に当てるようにして、親の葉が萎んだら小鉢に植えつけます。

冬より夏が嫌い

メキシコの半砂漠地帯に生息しているので、寒さにはあまり強くないですが、それよりも日本の暑さが苦手です。日本の高温多湿が苦手で、梅雨の長雨を避け、真夏は強い日差しを避けた半日陰に置いたり、30%〜50%ぐらい遮光するとよいです。さらに、できるだけ風通しのよい棚の上などに置くとよいです。夏の水やりも月に1、2回と思い切って控えめにします。
関連リンク