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ゴムの木

学名:Ficus elastica
別名:フィカス・エラスティカ、インドゴムノキ
科・属名:クワ科・フィカス属
原産地:インド〜マレー半島
分類:常緑低木
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり
花言葉:永久の幸せ
通販:楽天市場にあり


ゴムの木(ロブスター)

斑入りゴムの木

気根

寄せ植え
ゴムの木の仲間は多く800種以上あると言われています。一般にゴムの木という名前で売られている観葉植物はインドゴムノキが元になった枝替わりや園芸品種で、葉の小さいロブスター、斑入りのアサヒやトリカラーなど多くの種類があります。観葉植物としての魅力は光沢のある長丸い葉がとても綺麗で、丈夫で育てやすく昔から人気があります。現地では高さが30mぐらいにもなり、成木になると人の背丈を遥かに超えて気根を沢山伸ばします。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(5度以上) 日向 半日陰 日向 室内の日向
植え替え 適期 可能
挿し木・取り木 挿し木・取り木
切り戻し 切り戻し
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 表面が乾けば与える 控えめ

ゴムの木の育て方

置き場所

できるだけ日当たりがよい明るい場所で育てますが、真夏の直射日光は強すぎるので、強い日差しを避けたレースカーテン越しの日光などに当てて育てます。斑入りの品種は強い日差しで葉が焼けやすいので注意してください。耐陰性があるので明るい日陰でも育てる事ができますが、日照不足になると葉が柔らかくなって垂れてくるので、できるだけ明るい所で育てるようにします。寒さには強くないので、冬は室内の明るい所へ入れ、最低温度5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月中旬 室内または戸外の日当たりのよい所(真夏の強い日差しは避ける)
10月下旬から4月 室内の日当たりのよい所。最低気温は5度以上で管理

水やり

鉢土の表面が乾いたら与えますが、真夏はよく水を吸い上げるので、乾かしすぎないように注意してください。朝の最低気温が20度以下になってきたら、徐々に水やり回数を減らして行きます。冬は表面が白く乾いてから2、3日してからの水やりをします。真冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になりますので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

鉢の底から根が出て根詰まりしてしまったり、根が痛んで新芽の伸びが悪かったり、ここ3年以上は植え替えていない株は、植え替えをします。時期は5月から6月頃に行うのが理想的ですが、8月中旬まで行う事が出来ます。用土は市販されている観葉植物専用の土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでよいと思います。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

肥料

春から秋まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを定期的に与えます。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

切り戻し

樹高が高くなり過ぎてしまったり、下葉が減って見苦しくなったら、好みの高さで切り戻すとよいです。切る場所は節がある上を切るようにするとその付近から新芽が出てきます。時期は4月中旬から5月の新芽が伸びてくる頃に行うのがよいと思います。切った先は挿し木に利用出来ます。
切り戻し

増やし方

取り木

早く大きくする事が出来るのがメリットです。切り戻したい所の皮を1cmから2cmぐらいカッターで切り除き、そこに濡らした水苔を巻いて乾燥しないようビニールで覆うようにします。2ヶ月ぐらいしたら発根するので、親株から切り取って植え付けるとよいです。時期は5月中旬から6月頃に行ないます。その他は取り木のページをご覧ください。

挿し木

取り木は切り取った所全てを生かしますが、挿し木は切り取った所を数ヶ所に分けて行います。頂上と葉の部分を切り分けて、各部分を一時間ぐらい水につけて、葉からの蒸散を防ぐために葉を輪ゴムで巻いてから挿し木するとよいです。時期は取り木と同じ時期です。新芽が出てきたら鉢上げして定植します。取り木と違い、大きくなるまでに時間がかかります。その他、詳しくは挿し木のページをご覧下さい。
新芽(8月上旬)
5月上旬

挿し穂

切り分ける

挿し木

冬の管理方法

室内の5度以下に冷え込まない窓辺の明るい所に置くとよいです。冬はほとんど生育しないので肥料は与えず水やりは控えめにして、暖かい時間帯に霧吹きで葉水をかけて葉の乾燥を防ぐとよいです。その他は観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

冬を超えた春のゴムの木

比較的寒さには強いので、葉は殆ど落ちずに越冬します。もし冬を超えて葉が多く落ている場合は根腐れしているかもしれないので、春の適期に植え替えた方がよいと思います。もし根が腐って多く減っている場合は、それに見合った樹形の大きさに切り戻すとよいです。あまり酷い場合は挿し木して作りなおした方がよい事があるかもしれません。

病気や害虫

カイガラムシ

葉にベタベタとした排泄物が付いて気がつく事があります。貝を小さくしたようなものが葉や茎にへばりついているので、シャワーをかけて濡らした布巾やティッシュなどで気長に拭き取って殺虫剤を散布しておきます。
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