トップムラサキオモト

ムラサキオモト(紫万年青)

学名:Rhoeo spathacea
別名:シキンラン(紫金蘭)
科・属名:ツユクサ科・ムラサキオモト属
原産地:西インド諸島、メキシコ
分類:常緑多年草
寒さ:弱い(10度以上)
暑さ:強い
日照:日向
耐陰性:なし
花言葉:旅行、航海


ムラサキオモト

ムラサキオモトの美しい葉裏
ムラサキオモトは、葉の裏が紫色をしてオモトに似ていることから、ムラサキオモトという名前になったようです。オモトとは別の種類で、熱帯植物なので寒さには弱いです。種類は斑入りのバリエガタ(オーロラ)がよく出回っており、他に葉の黄色いイエロースターというのもあります。草丈が20cmから30cmぐらいで日当たりを好むので、同じ日当たりを好む植物との寄せ植えにも利用できます。夏にはツユクサ科らしい白い花が咲きます。

作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(10度以上) 日向 室内の日向(10度以上)
植え替え 適期
挿し木 挿し木
切り戻し 切り戻し
肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が乾いたら 毎日 乾いたら 控えめ

ムラサキオモトの育て方

置き場所

日当たりを好むので日当たりのよい所で育てます。日照不足だと間延びして発色も悪く貧弱になるので、できるだけ直射日光に当てて育てます。日陰で育ったものを急に夏の強い日差しに当てると葉が焼けるので、弱い日差しから少しずつ慣らせてゆきます。秋の最低気温が15度を下回ったら戸外のものは室内へ入れ、冬は日当たりがよく温かい室内で、最低温度10度以上で管理します。
4月下旬から10月中旬 室内または戸外の日当たりのよい所
10月中旬から4月上旬 室内の日当たりのよい所。冬の最低温度は10度以上で管理。

水やり

生育期の日差しの弱い時期の春と秋は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。日差しの強い夏は表面が乾く前に毎日水やりします。夏の日差しの下での水切れは葉先が枯れるので注意してください。秋の最低気温が20度を下回ると徐々に水を吸わなくなるので、水やり回数を徐々に減らし、冬は表面が乾いてから2、3日しての水やりにして乾燥気味に管理します。冬の水のやり過ぎは、根ぐされの原因になるので注意してください。その他は観葉植物の水やりを参考にしてください。

植え替え

2年に一度を目安に、鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植えかえます。時期は5月から6月頃に行うのが理想的です。用土は市販されている観葉植物の培養土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4などでよいです。比較的肥料を好むので、元肥にあれそマグァンプK(中粒)などを混ぜ込んで植え替えるとよいです。その他は観葉植物の植え替えのを参考にしてください。

肥料

春から秋まで、緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。その他は観葉植物の肥料のページを参考にしてください。

増やし方

挿し木

挿し木で容易に増やす事ができます。長さ10cmぐらいの挿し穂を用意して、下の1、2節分の葉を取り除きます。取った葉の節が用土に埋まるように挿します。発根するまで日陰で育て、発根したら直射日光に当てて育てます。その他は挿し木のページを参考にしてください 。
挿し穂

株分け

子株が増えるので、株分けして増やす事もできます。時期は植え替えと一緒に行います。

切り戻し

冬を超えて樹形が乱れたら、株元から5cmぐらい残して切り戻し仕立て直すとよいです。特に日蔭ではヒョロヒョロと徒長して育つので、切り戻して作り直すとよいです。春に切り戻して直射日光に当てて育てると、夏までには葉が茂って樹形も引き締まります。
5月上旬 7月下旬

日陰で徒長

切り戻し

日向で葉が引き締まって茂った

冬の管理方法

室内の暖房の効いた室内で、最低温度10度以上の暖かい所で育てます。日陰ではヒョロヒョロと徒長してしまうので、出来るだけ窓辺の直射日光に当てて育てます。観葉植物の冬の管理をご覧下さい。
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