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ペディランサス

学名:Euphorbia tithymaloides(Pedilanthus tithymaloides)
別名:ダイギンリュウ(大銀龍)、リボンカクタス
科・属名:トウダイグサ科・ユーフォルビア属
原産地:熱帯アメリカ
分類:常緑低木、多肉植物
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:なし
通販:楽天市場にあり

ペディランサス ペディランサス
ペディランサスは観葉植物として楽しまれる多肉植物の仲間です。原産地は熱帯アメリカで高さは2.4mぐらいになり、先端に赤い花が咲くそうです。節ごとにジグザグと曲がった面白い茎をしており、樹形が龍のようなので、別名でダイギンリュウとも呼ばれる事があります。葉が黄緑色の斑入りをした品種と葉が小さく濃い緑色をしたナナス(nanus)やナナ(nana)と呼ばれる品種があります。白い樹液は有毒で、園芸では茎を切る際に皮膚につかないよう気をつけて作業されています。以前はペディランサス属(Pedilanthus)に分類されていいましたが、今はユーフォルビア属(Euphorbia)に含まれるようになっています。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 室内の日向(5度以上) 日向 半日陰 日向 室内の日向
植え替え 適期
挿し木 挿し木
切り戻し 切り戻し
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 表面が白く乾いてから与える 控えめ

ペディランサスの育て方

置き場所

日当たりを好みます。真夏は強い日差しで葉が焼ける事があるので、西日を避けた半日蔭に置くとよいです。暗い所では節々の間隔が長くなってヒョロヒョロと樹形が悪くなるので注意してください。秋の最低気温が15度以下になったら室内に入れ、冬は最低温度5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
4月下旬から10月 戸外または室内の日当たりのよい所。真夏は強い西日を避けた所。
11月から4月中旬 室内の日当たりのよい所。最低温度5度以上で管理

水やり

生育期の5月から10月中旬は鉢土の表面が白く乾いたらたっぷりとに与えます。水分を茎に蓄える多肉植物なので、乾燥には比較的強く過湿は嫌います。同じ多肉植物のサボテンほど乾燥には強くないので、過湿にならないように定期的な水やりは必要です。秋の最低気温が20℃以下になったら、水やり回数を徐々に控え、冬は土の表面が完全に白く乾いてから更に3、4日してからの水やりにして乾燥気味に管理します。冬に水を与え過ぎると根腐れの原因になるので注意してください。春になって暖かくなってくると、だんだんと水を吸いはじめて乾くのが早くなるので、表面が白く乾いたらたっぷりと与えます。その他は観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

2年に1回を目安に植え替えを行います。根鉢の周りを3分の1ぐらい壊して一回り大きな鉢に植え替えたり、数本が一緒に植えられている場合は、分けて同じ大きさぐらいの鉢に植えてもよいです。時期は5月から6月頃が理想的です。用土は観葉植物専用の土にパーライトを2割ぐらい混ぜたり、自分で作る場合は赤玉土(小粒)5、腐葉土3、パーライト2などに水はけのよい土に植えるとよいです。その他は観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

肥料

春から秋まで緩効性の化成肥料を与える程度でよいです。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

切り戻し

ペディランサスの切り戻し
切り戻し
沢山の茎が枝分かれして伸びてきます。茎が伸び過ぎたり、葉がなくなって樹形が乱れたら切り戻して形を整えます。切った茎の下付近から新芽が出てくるので、将来の樹形をイメージして切り戻します。白い樹液は有毒なので皮膚につかないよう作業してください。切った茎は挿し木に利用する事ができます。時期は5月から6月頃に行うのが理想的です。

挿し木で増やせます

10cmほどの挿し穂を用意します。有毒な白い樹液が出るので、止まるまで切った部分を水に漬けるとよいです。出なくなったら下葉を2、3枚取って切り口を日陰で乾かします。乾いたら葉の取った節が用土に埋まるように挿して水を与えます。時期は5月から6月頃が理想的です。その他は挿し木のページをご覧ください。

斑入りの葉がピンクになる

ピンクになったペディランサスの葉
ピンクになった葉
斑入りの品種は、葉にピンクが混じる事がよくあります。これは水不足や根詰まりなどで植物にストレスがかかる事が原因のようです。葉にピンクが混じる事はよくあるのであまり心配は要らないです。例外として根腐れが原因の場合は注意が必要です。水やりが多く土の湿った状態が長く続くと腐りやすくなるので注意してください。
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