作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
場所 |
室内の日向(10度以上) |
日向 |
強い日西日は避ける |
日向 |
室内の日向 |
植え替え・株分け |
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植え替え・株分け |
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葉挿し |
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葉挿し |
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肥料 |
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肥料 |
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鉢の水やり |
控えめ |
鉢土の表面が白く乾けば与える |
控えめ |
まれに花が咲く事もある
毎年咲くという事はありませんが、育てていると株元から花茎が伸びて花を咲かせる事があります。長く伸びた花茎には大きさ2.5cmぐらいの芳香性のある花を沢山付けます。夕方から夜にかけて咲く夜開性で、1週間ぐらいかけて下から上へと咲いてゆきます。蜜が甘いのかアリがよく集まってきます。
花芽 |
蕾 |
開花 |
6月上旬 |
6月下旬 |
7月上旬 19時 |
花のアップ |
サンスベリアの育て方
置き場所
室内では日の当たる窓辺に置くと艶のある美しい葉色になります。もしそのような部屋がない場合は、窓際のできるだけ明るい所に置きます。戸外で育てる場合は強い日差しで葉が焼ける事があるので、夏だけ午前中の日が当たる半日陰に置くとよいです。強い寒さに当たると枯れてしまうので、10月中頃になったら戸外のものは室内へ入れます。冬は暖房の効いた室温が10度以上ある所に置きます。
5月から10月上旬 |
室内の日当たりのよい所、戸外では夏の強い日差しを避けた所。 |
10月中旬から4月 |
室内の暖かい日当たりのよい窓辺。最低温度は10度以上で管理。 |
水やり
生育期の5月から10月中頃は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。室内では受け皿を敷いて床などが濡れないようにします。乾燥には強いので、よほどの事を除けば、水を切らせて枯れるという事はありません。10月になって涼しくなると徐々に乾きが遅くなるので、水やりの間隔も少しずつあいてきます。11月にもなれば生育が止まり乾きも遅くなるので、鉢土の表面が白く乾いて更にもう2,3日後に水を与えるぐらいでよいです。冬に水やりが多いと根が腐る事があります。
冬は10度以下になる部屋
冬に室温が10度以下になってしまう部屋では、水やりすると根腐れして枯れてしまう事があります。冬本番になって朝方の室温がよく10度を下回ってしまう部屋では水やりを中止すればよいです。乾燥にはとても強く葉が水不足で多少シワがでる事がありますが、春からの水やりで徐々に回復してきます。冬が過ぎて4月下旬になったら水やりを開始して、1回目は鉢底から水が出ないぐらい控えめに与え、徐々に水やりを増やして休眠から目覚ませます。
肥料
肥料を好みます。5月、7月、9月に緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料を与えるとよいです。冬は休眠して必要としないので与えないようにします。
苗の植え付け
1本では寂しいので数本まとめて植えると見た感じがよくなります。浅く植えると倒れやすいので、倒れない程度の深さに植えるとよいです。水はけがよくなるよう鉢の底に鉢底石を敷いて、観葉植物の培養土などに植えればよいです。いずれも園芸店に行くと売られています。
植え替え
植え替えは2年に一度を目安に行うとよいです。もし鉢底から根が出ていたら根詰まりしているので、この場合は毎年でも行います。時期は5月から6月頃に行うのと日差しも緩やで植え替え後の管理が楽です。夏に行う場合は急に強い日差しに当てないよう、しばらく明るい所に置いて徐々に日にならせます。用土は観葉植物専用の土でよいし、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4など、自分好みの標準的な土でよいです。方法は根鉢を引き抜いたら鉢底にある石は取り除き、根鉢の周りを3分の1ぐらい古い割りばしなど使って軽く取り除きます。痛んだ根があれば取り除き、伸び過ぎた根はハサミで適当な長さに切るとよいです。樹高とのバランスを見て一回から二回りぐらい大きな鉢に植え直すとよいです。もし同じ大きさの鉢に植えたい場合は、株分けしてして植え替えるとよいです。
丁度良さそうな大きい鉢へ |
周りの土を3分の1ぐらい取り除き中 |
植え替え後 |
増やし方
株分け
地下茎 |
地下茎から子株が発生して増えるので、植え替えの時に切り分けて容易に増やす事が出来ます。大まかに2つぐらい分けたり、細かく分けて好みの本数を鉢に植えてもよいです。草丈が高いものは植える時に重みで倒れやすいので、少し深めに植えるとよいです。それでもうまく行かない場合は、元の方を緑色のビニタイなどでまとめて括り、根が着いてから取り除いてもよいです。
葉挿し
葉を切って土に埋めるだけで芽が出るので、一枚の葉から沢山の苗を作る事が出来ます。時期は5月から7月頃に行うとよいです。葉を5cmから10cmぐらいの長さに切り、切り口が腐らないよう日陰でよく乾かします。赤玉土(小粒)などの用土に上下を間違えないように埋めます、直射日光の当たらない明るい日陰に置き、用土が乾かないように水を与えます。9月から10月初めには根が伸びているので、新芽が出ていなくても一つずつ小鉢に鉢上げします。新芽が伸びているものは親の根の力を借りて生育するので、分けずに一緒に植えておくとよいです。
寄せ植えの素材
鉢植えや花壇の寄せ植えの素材にしてもよいと思います。サンスベリアは日光を好みますが、多少日当たりが悪い所にも耐えるので、一緒に植えるのは日光が好きなものでも半日陰を好むものでもよいです。冬は戸外で越冬できないので、10月中頃になったら掘り上げて全ての土を取り除いて株分けし、そのまま新聞紙に包んて室内の日陰で越冬させる事もできます。
その他
葉の根元が白くなる
冬に水を与え過ぎてしまうと根腐れしてしまう事があります。ほぼ回復は望めず、その後は腐れて倒れてしまいます。乾燥には強く10度以下になる部屋では水を一切与えないようにすれば容易に越冬します。
葉が伸びない
葉の先端が痛むと伸びなくなります。植え替えは葉の先端を傷つかないよう気をつけた方がよいです。日照不足や肥料が不足しても伸びが悪くなる事があります。
病気や害虫について
過湿で腐敗病になる事があるそうなので、水の与え過ぎには注意してください。乾燥には強く、水切れしても葉にしわがよるぐらいで、与えるとまた元に戻ります。害虫の発生はほとんどなくとても丈夫です。 |