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シマトネリコ

学名:Fraxinus griffithii
別名:タイワンシオジ
科・属名:モクセイ科・トネリコ属
原産地:沖縄、台湾、中国、フィリピン、インド
分類:常緑高木
寒さ:やや弱い(氷点下3度以上)
暑さ:強い
日照:日向〜半日蔭
耐陰性:あり
樹高:15m〜20m
用途:庭木、鉢植え
通販:楽天市場にあり

シマトネリコ シマトネリコ(葉)
シマトネリコは沖縄や台湾、インド付近に自生ている樹木です。暖かい所が原産ですが、日本の関東以南では庭木や街路樹として植えられます。沢山の小葉には光沢があり、風で揺れる姿が夏に涼しげです。6月頃に白くて小さな花が花序になって咲き、結実すれば小さいへら状の白い実が沢山成ります。とても丈夫な樹木で、生育が早く数年で大きくなります。庭木としての手入れは、樹形を抑えたい場合は、毎年の剪定が必要になります。それを除けば育てるのは容易です。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花
場所 日向〜半日陰
植え付け 植え付け
庭の剪定 剪定

シマトネリコの育て方

植え場所

沖縄や台湾周辺の暖かい所に自生していますが、氷点下3度ぐらいの寒さに耐えます。関東より南の地域では庭植えする事ができます。日当りの良い所から半日ぐらい日の当たる所がよいですが、多少日当たりが悪くても育ちます。生育が旺盛で大きくなるので、広い所に植えた方が良いです。

植え付け方

鉢の中にポット苗(シマトネリコ)
鉢の中にポット苗
ポット苗はポットから引き抜き、麻布が巻かれている苗はそのまま植えられます。麻布は土の中で2年ほどすると土に戻ります。植え穴を大きめに掘って腐葉土や完熟牛糞などの堆肥を多めに混ぜ込んで植え付けます。植える前の穴に水をたっぷりと、植えた後にも水をたっぷりと与えておきます。台風などの強風で傾むいてしまわないよう、根着くまでは木などで支えておくとよいです。

水やりと肥料

植え付け後しばらくは乾かし過ぎないように水やりしますが、根付いてしまえば自然の雨だけで大丈夫です。肥料は大きくなるまで3月頃に化成肥料などを蒔いておくとよいです。

剪定

基本的に自然の樹形で楽しみます。伸びすぎた枝を切ったり、込み合った枝や重なった枝を間引き剪定します。数年するとかなり大きく育つので、これ以上樹形を大きくしたくないと感じたら、毎年切り戻して大きさを抑えるとよいです。切り戻しには強いので、切った辺りから新芽が伸びてきます。時期は真冬を除いていつでも行えます。うちは毎年11月上旬頃に深く切り戻して、伸びすぎた枝などを切って剪定していました。

種蒔き

初夏頃に白い花が咲いて、実が成る事があります。秋が深まると茶色く熟すので、採っておいて来年の春に蒔くとよいです。時期は4月から5月頃、実の中から種を取り出し、ポットなどに蒔いて土を被せます。本葉が出てきたら赤玉土(小粒)7、腐葉土3など標準的な用土を使って鉢に植えるとよいです。成長が早く秋には高さ30cmから40cmぐらいに育ちます。
2月上旬 5月上旬 6月上旬 10月上旬
熟した実(シマトネリコ)
熟した実
発芽(シマトネリコ)
発芽
発芽した苗の定植(シマトネリコ)
発芽した苗の定植
種蒔きから約半年後(シマトネリコ)
種蒔きから約半年後

病害虫

病気や害虫に強いです。
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