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スパティフィラム

学名:Spathiphyllum
別名:スパシフィラム
科・属名:サトイモ科・スパティフィラム属
原産地:コロンビア、グアテマラ、メキシコ南部、中央アメリカ
分類:常緑多年草
寒さ:弱い(8度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭
耐陰性:あり(花は日照必)
花期:4月〜6月、9月〜11月
花径:8cm〜15cm
草丈:20cm〜60cm
花言葉:爽快、清々しい日々
通販:楽天市場にあり


スパティフィラム

スパティフィラムの花

スパティフィラム・マウナ・ロア

たくさんのスパティフィラム
左上の写真は今育てているスパティフィラムです。純白の花が美しく、光沢の葉がふさふさと茂り、白い花と濃い緑色の葉とのコントラストがとても魅力的な観葉植物です。白い花に見えるのは実際は花ではなく仏炎苞というものです。花は右上の写真で花序と書いているのが花になります。種類は35種ほどがあり、大型のキャニフォリウム、中型のマウナ・ロア、小型のミニ・メリーなど、最近は斑入りのスパティフィラムもあります。

スパティフィラムの育て方

置き場所

年間を通して明るく木漏れ日の当たるような明るい場所に置きます。スパティフィラムは強い日差しを嫌いますが、日照不足になると花が咲き難くるので注意してください。真冬は最低温度8度以上で管理し、5度以下の低温に当ててしまうと葉が枯れるなどの痛みが出て、その後の回復が困難になるので注意してください。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月中旬 レースカーテン越しの日当たりのよい所(真夏の直射日光は避ける)
10月下旬から4月 室内のレースカーテン越しの日当たりのよい所。最低温度は8度以上で管理

水やり

生育期の春から秋は、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりとあげます。スパティフィラムは初夏から初秋の生育期はとても水を吸い上げますので、水切れには注意してください。秋の最低気温が20度を下回ってくるとだんだんと水を吸い上げなくなりますので、徐々に水やり回数を減らしていきます。真冬は鉢土の表面が乾いてから与えます。真冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

毎年植え替えをします。スパティフィラムはとても根のスピードが速く、すぐに根詰まりをするので注意してください。根詰まりすると花つきが悪くなってきます。植え替えの時期は5月〜9月までに行ないます。用土は水苔や観葉植物専用の土を使用すればよいと思います。自分は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1ぐらいを使っています。下に大まかに植え替えの例を書いていますので、よかったら参考にしてください。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

植え替えの例

通常の観葉植物の植え替えは3分の1ぐらいの古い土を取り除いてから行ないますが、スパティフィラムは肥料の成分が残っている上の部分の土を取り除くだけでよいです。写真のスパティフィラムはそう酷く根が張っていなかったので、一回り大きな鉢に植え替えていますが、もっと根の張っている株を植え替える場合は二回り大きな鉢に植え替えるか、できれば株分けをして鉢に余裕を持たせた方がよいです。根詰まりすると花が咲き難くなります。秋に植え替えを行なう場合は、その後の生育期が短いので一回り大きな鉢に植えて、春になったら必要なら株分けをして植え替えればよいと思います。(写真は花がついてますが、花が付いている時期の植え替えは控えた方がよいです)
スパティフィラムの植え替え(2005/6)

少々根詰まり気味

一回り大きな鉢に植え替え

植え替え前

植え替え後

増やし方(株分け)

株を増やしたい場合や、株が大きくなり過ぎた場合は、株分けをします。時期は植え替えと一緒に行います。鉢から株を抜いたら、水の入ったバケツに漬けて土をきれいに取り除きます。あとは茎の出方をよく見て、丁寧にさみを使って切り分けます。もし切り口の腐りが気になるようでしたら、木灰を塗ってふたをするとよいです。下の写真ははさみでは切り難かったので、包丁を使って切り分けました。根を切るわけですから、その後は何枚か葉が黄ばんで落ちますが、しばらくすると落ち着きます。あまり酷いようでしたら、1週間ぐらい穴のあけたビニール袋を被せるなどして、葉からの蒸散を抑えてください。
スパティフィラムの株分け

バケツの中で土を落とす

切り分ける

植え付け終了

翌年

肥料

春から秋まで花用の液体肥料や緩効性の化成肥料などを与えます。生育期に肥料不足になると花付きが悪くなるので注意してください。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

冬の管理方法

観葉植物の冬の管理をご覧下さい。

病気や害虫

花が咲かない

根詰まり、肥料不足、日光不足が考えられます。日光不足の場合、日当たり良過ぎる所でもよくなく、木漏れ日のあたるような、薄明るいようなような所がよいです。
関連リンク