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ヤツデアオギリ

学名:Sterculia foetida
別名:インディアンアーモンド
科・属名:アオイ科・ピンポンノキ属
原産地:熱帯アジア、東アフリカ
分類:常緑高木
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:日向(夏は半日蔭)
耐陰性:あり


ヤツデアオギリの写真

ヤツデアオギリ2
葉の良く似ている観葉植物

ヤツデアオギリの葉

パキラの葉
ヤツデアオギリは、アオギリに似た茎とヤツデのような葉をしている事から、このような名前がついているようです。葉はパキラそっくりで、比べると葉の付け根が太く触わってみるとヤツデアオギリの方が柔らかくベタベタしています。ヤツデアオギリの基部にもふくらみがあり、こちらの方は蛇のようにくねくねと曲がっているのが特徴です。インディアンアーモンドという別名もあって、種でオイルなどが作られるそうです。同じ仲間にピンポンの木があります。

ヤツデアオギリの育て方

置き場所

ヤツデアオギリは日当たりのよい所から半日蔭で育ちますが、強い日差しを嫌うので、夏の強い日差しには当てないようにします。耐陰性があるので、室内の明るい窓辺などでも育てる事ができます。熱帯の植物で寒さには弱いので、秋の最低気温が15度を下回ったら戸外にあるものは室内へ入れ、冬は最低温度5度以上で管理ます。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
5月から10月上旬 室内または戸外の日当たりのよい所から半日蔭。夏の強い日差しは避ける。
10月中旬から4月 室内の日当たりのよい所から半日陰。最低温度は5度以上で管理

水やり

普通の水やりでかまいません。鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。秋の最低温度が20度を下回ると徐々に水を吸わなくなるので、徐々に水やり回数を減らして、冬は鉢土の表面が乾いてから2、3日してから与えるぐらいにして、鉢土を乾燥気味に管理します。暖房の聞いた部屋では霧吹きで、ヤツデアオギリの葉に葉水を与えながら育てるとよいと思います。その他、詳しくは観葉植物の水やりをご覧ください。

植え替え

植えている鉢の底から根が出て根詰まりしてしまったり、2年以上は植え替えていない株は植え替えをします。植え替えの時期は春の5月から6月旬に行うのが理想的です。用土は市販されている観葉植物専用の土、自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでよいと思います。その他、詳しくは観葉植物の植え替えのページをご覧ください。

肥料

春から秋まで液体肥料や緩効性の化成肥料などを与えればよいです。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

切り戻し、整枝

枝が伸び過ぎたり、葉が減って樹形が乱れたら、切り戻して樹形を整えます。時期は新芽を吹く5月頃がよいと思います。

増やし方(種まき、挿し木)

ヤツデアオギリの種があれば種まきで増やせるようです。挿し木は情報がない事と、行った事がないので、はっきりとは言えませんが、見た感じできそうに見えます。挿し木したものは基部がまっすぐのままで、ヤツデアオギリ特有の基部がユニークな姿にはならないと思います。

冬の管理方法

冬は低温と空気が乾燥する事で葉を落とす事があるので、暖かい時間帯に葉水を与えながら育てるとよいです。その他は観葉植物の冬の管理を参考にしてください。
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