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ハオルチア

学名:Haworthia
科・属名:ツルボラン科・ハオルチア属
原産地:南アフリカ
分類:常緑多年草、多肉植物
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:嫌う(休眠気味になる)
日照:半日陰
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり


ハオルチア

葉先が透明なハオルチア・クーペリー
ハオルチアは南アフリカ原産の多肉植物です。300種類以上があるようで、分類が難しく今でもハッキリと定まっていないそうです。一般に出回っている種類は大まかに硬葉系と軟葉系の2系統があり、姿を見比べると全く別の種類のように見えます。硬葉系は十二の巻(ファスキアタ)、九輪塔などアロエに似たような姿をしています。軟葉系は多肉植物らしい肉厚な葉をしており、葉先が透明なクーペリーやオブツーサ、葉が扇形をした玉扇(トゥルンカータ)などが出回っています。多肉植物は一般に強い日差しを好むのですが、こちらは半日陰を好みます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
生育状態 休眠 生育期 休眠 生育期 休眠
場所 室内の窓辺 半日陰 明るい所(雨よけ) 半日陰 室内の窓辺
植え替え 植え替え 植え替え
株分け 株分け 株分け
葉ざし 葉ざし 葉ざし
肥料 肥料 肥料
水やり 控えめ 表面が白く乾いてから 控えめ 表面が白く乾いてから 控えめ

ハオルチアの育て方

置き場所

多肉植物は強い日差しを好むのですが、この種類は強い日差しを嫌います。年間を通じて強い日差しを避けた半日陰で育てます。耐陰性が強いですが、あまり暗いと徒長するので、日差しの弱い時期は半日ぐらい日光に当てて育てるとよいです。夏の強い日差しと高温多湿を嫌うので、夏は風通しがよく明るい所、また雨に当たらない所で育てます。冬の寒さにはあまり強くないので、冬は5度以上の室内で日当たりのよい窓辺などに置いて育てます。

水やり

生育期は春の3月から6月頃、秋の9月から11月頃です。生育期の春と秋は鉢土の表面が白く乾いたらたっぷりと与えます。夏の高温多湿を嫌い梅雨頃からあまり生育しなくなるので、夏は水やりを控え乾かし気味にします。冬も寒さで休眠気味になるので、月に1、2回の水やりと控えめにします。過湿には強くないので、水の与え過ぎには注意してください。

植え替え

2年以上植え替えていないものや、鉢底から根が出て根詰まり気味なら植え替えます。時期は春の3月から4月頃、秋の9月から10月中頃にも行えます。用土は多肉植物の培養土が売られているので、それを利用するとよいと思います。自分で作る場合は赤玉土(小粒)3、鹿沼土(小粒)3、腐葉土2、パーライト2などで植え替えます。子株が増えるので、必要なら株分けして植え替えます。

肥料

生育期の春と秋の間、緩効性の化成肥料を置き肥したり、液体肥料を定期的に与えます。夏と冬は休眠気味になるので与えません。

増やし方

葉ざし

取った葉の元の方を軽く土に埋めておくと根が出て新芽が出てきます。時期は春や秋に行えます。

株分け

子株が増えるものは分けて増やす事ができます。時期は植え替えと一緒に行います。
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