作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
場所 |
室内の窓辺(5度以上) |
レースカーテン越し |
半日陰 |
レース越し |
室内の窓辺 |
植え替え |
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適期 |
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株分け |
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株分け |
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肥料 |
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肥料 |
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水やり |
控えめ |
表面が乾いたら乾いたら |
控えめ |
育て方
置き場所
4月下旬から10月
観賞用としては室内の窓辺などの明るい所に置くとよいです。あまり日の当たらない所でも育ちますが、日の当たる所の方が生育がよいです。しかし、強い日差しに当たると葉が焼けるので初夏の5月から6月、秋の10月はレースカーテン越しに、夏は強い日差しの当たらない明るい所に置くとよいです。
11月から4月中旬
冬の寒さには強くないので、室内の日当たりのよい窓辺などに置くとよいです。戸外にあるものは11月には室内へ入れます。観葉植物の中では冬の寒さに比較的強い方なので、5度以下にならない所に置きます。
水やり
春から秋までの生育期は普通でよく、鉢土の表面が乾けば与えます。秋が深まってくると土の乾きが遅くなるので、水やりの手間も少なくなってきます。冬は寒さで生育が止まって乾きも遅くなるので、鉢土の表面が乾いて2,3日後に与えるぐらいと控えめにします。冬はいつも土が湿った状態だと根腐れしやすくなるので注意してください。
霧吹き
ゼンマイ状になった新芽 |
空中湿度を好みます。空気が乾燥すると葉が痛んだり、ゼンマイ状になった新芽が枯れてしまう事があります。春から秋は毎日、霧吹きで葉水を与えるとよいです。冬も空気が乾燥するので、昼間の暖かい時間帯や暖房の効いた時に与えると葉が痛むのを予防する効果があります。
肥料
春から秋にかけて緩効性の化成肥料を置き肥したり液体肥料を与えるとよいです。置き肥だけでは成長が悪い場合は追肥に液体肥料を与えてもよいです。冬は生育が止まって必要ないので与えないようにします。
植え替え
鉢底から根が出たものや2年以上行っていないものは植え替えます。時期は5月から6月頃に行うのが理想的ですが8月頃まで行う事が出来ます。用土は弱酸性土の方が生育がよいので鹿沼土(小粒)6、腐葉土2、ピートモス2などを利用するとよいです。根鉢の周りの土を3分の1ぐらい落として一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けをして同じ大きさの鉢に植えてもよいです。
増やし方(株分け)
株分け |
植え替えの時にハサミなどを使って根鉢を切り分けて増やす事が出来ます。しばらく明るい日陰に置いてから窓辺などへ置くとよいです。 シダの仲間なので葉裏に着いた胞子でも増やす事が出来ます。
吊り苔玉を作ってみた
吊りシノブと同じように茎を伸ばして樹木に着生するので、株分けで余った苗を吊り苔玉にしてみました。バケツなどにケト土7、赤玉土(小粒)3の用土を入れて水を足して粘土状にします。今回はケト土がないので代用できるピートモスを利用しました。根の部分を土で覆って丸く団子にしますが、葉の付け根にある茎は埋まらないようにします。湿らせた水蘚で周囲を覆い、はがれないよう糸でグルグルと巻き付けます。この作業がやや厄介なので、はじめは縦方向、横方向を別々に糸で簡単に巻いて縛り、吊り下げるためのヒモを縛ってから本格的に糸を巻きつけました。水やりはそのままバケツなどに入れるだけで、たまに液肥にして与えるとよいです。
吊るすヒモ、釣り糸、株分け苗 |
ピートモス7、赤玉土+鹿沼土 |
水蘚 |
湿らせた土で苗を覆い団子に |
水蘚で覆い周りを糸で巻く |
出来上がり |
冬の管理
寒さにはあまり強くないので室内の日当たりのよい窓辺などに置くとよいです。水やりは控えめに鉢土の表面が白く乾いてから2,3日後に鉢底から水が出るぐらいたっぷりと与えます。冬にいつも土が湿っていると根腐れする事があるので、過湿にならないようにします。肥料は生育しないので与えないようにします。室内では最低温度5度以上あればよいので、暖房の効いた部屋なら問題なく越冬します。冬は空気が乾燥して葉が痛みやすいので、暖かい時間帯にたまに霧吹きで葉水を与えながら育てるとよいです。
葉の枯れについて
冬を超えてもさほど葉を落とす事はありません。枯れた葉は見苦しいのでできるだけ取り除くとよいです。根腐れや根詰まりすると葉先が枯れる事があるので、鉢底から根が出ている場合は適切な時期に植え替えた方がよいです。 |