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ピレア・カディエレイ

学名:Pilea cadierei
別名:アルミニウムプランツ、アサバソウ
科・属名:イラクサ科・ピレア属
原産地:ベトナム
分類:常緑多年草
寒さ:弱い(5度以上)
暑さ:強い
日照:半日蔭
耐陰性:あり
通販:楽天市場にあり

ピレア・カディエレイ
ピレア・カディエレイ
ピレア・カディエレイの花
ピレアの仲間は世界に600種類以上があると言われています。カディエレイはその中の一つで葉に銀白色の模様がある事からアルミニウムプランツとも呼ばれています。ベトナム原産の熱帯多年草で、高さは30cmぐらいと低く、木の下などの木陰に地面を覆うように育ちます。葉色が変わっているだけではなく、葉脈の間が少し盛り上がった特徴のある葉をしています。観葉植物として育てられますが、コンペイトウのような形をした薄桃色で小さな花も咲かせます。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
場所 日向〜半日陰 明るい日陰 日向〜半日陰
植え替え 植え替え
挿し芽 挿し芽
切り戻し
肥料 肥料
鉢の水やり 控えめ 乾いたら 鉢土の表面が乾いてきたら与える 乾いたら 控えめ

ピレア・カディエレイの育て方

置き場所

強い日差しを避けた明るい所を好みます。春から秋は室内なら直射日光の当たらない明るい窓辺周辺、戸外は夏の直射日光を避けた明るい所でよいです。強い日差しは葉が簡単に焼けてしまうので当てないようにします。強い日差しは嫌いますが、あまり暗いと節々の間隔があいて徒長してしまうので、できるだけ明るい日陰に置いておくとよいです。寒さには弱いので、戸外に置いているものは最低気温が15度を下回ってきたら室内へ取り入れます。冬は日に当てても大丈夫なので、最低温度が5度以上ある窓辺などに置いておくとよいです。その他は観葉植物の置き場所を参考にしてください。
4月中旬から10月中旬 室内または戸外の明るい日陰(夏の直射日光は避ける)
10月下旬から4月上旬 室内の日当たりのよい所から明るい日陰。最低温度は5度以上で管理。

水やり

5月から10月頃の生育期は鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。夏に乾きが早かったものも、最低気温が20度を下回ってくると乾きが徐々に遅くなって水やりする日の間隔も自然とあいてきます。最低気温が15度を下回ってくると水を沢山吸わなくなるので、鉢土の表面が乾いてから与えます。冬は生育を止めて水もあまり吸わず、土がいつも湿った状態だと根腐れする事があるので控えめにします。その他は観葉植物の水やりを参考にしてください。

植え替え


根詰まり
生育は早く根張りもよいので毎年植え替えるとよいです。時期は5月から6月頃が理想的ですが8月頃まで行えます。用土は観葉植物専用の土や自分で作る場合は赤玉土(小粒)6、腐葉土3、ピートモス1などです。根鉢のまわりを3分の1ぐらい取り除て腐った根や伸びすぎた値を短くして新しい土で植え替えるとよいです。その他は観葉植物の植え替えのページを参考にしてください。

整枝、切り戻し


冬に下葉が落ちてしまった
長く伸び過ぎたり下葉が落ち見苦しくなったら、節を2、3節残して切り戻すとよいです。しばらくすると残した節の付近から新芽が伸びてきます。時期は冬から目覚めて新芽が出る4月下旬から5月頃に行うとよいとよいです。生育期ならいつでも行えますが、秋に行うとあまり葉が茂らずに冬を迎えるので、早めに行ったほうが良いです。不要な枝は時期を問わず元から切るとよいです。切った茎は挿し芽や水挿しに利用できます。

増やし方(挿し芽、水挿し)

比較的容易に増やす事が出来ます。長さ5cmぐらいで2、3節ある挿し穂を用意します。一番下にある節の葉を取り除き、その部分が用土に埋まるように挿せばよいです。用土は赤玉土(小粒)とピートモスを等量混ぜたものなど一般的なものでよいです。水挿しはコップなどに水を入れてつけておくだけで根が出てきます。明るい日陰に置いて2週間もしたら根が出てくるので、新芽が伸びてきたら鉢に植えればよいです。時期は5月から8月頃に行えばよいですが、温度が18度以上あればいつでも行えます。その他は挿し木のページを参考にしてください。

挿し穂

挿し木

肥料

あまり多く必要ありません。春から秋まで緩効性の化成肥料を置き肥したり、定期的に液体肥料を与えればよいです。冬は必要ないので与えないようにします。その他は観葉植物の肥料のページをご覧下さい。

寄せ植え

寄せ植え
挿し芽で容易に増えるのでそれを素材にしてもよいと思います。明るい日陰を好むので同じ性質の観葉植物同士を寄せ植えにします。高さは20cmから30pぐらいと低いので高くなる植物の株元に植えても面白いと思います。その他は寄せ植えのページを参考にしてください。

冬の管理方法

熱帯の植物なので寒さに弱いです。室内の日当たりの良い窓辺から明るい日陰で最低温度5度以上で育てます。空中湿度を好む観葉植物なので、霧吹きで葉水を与えるとよいです。水やりはいつも土が湿った状態だと根腐れしやすくなるので、表面が白く乾いてから2、3日ぐらいして与えるとよいです。その他は観葉植物の冬の管理を参考にしてください。

その他

冬に葉が落ちる

生育が早く根詰まりすると冬に葉が落ちやすいです。葉が落ちても茎が青かったら枯れてはいないので、水やりを控えめにして春に植え替えるをするとよいです。植え替えと一緒に切り戻しも行って樹形を整えておくとよいです。

病気や害虫

強くあまり発生しないです。アブラムシ、ハダニ、カイガラムシが発生する事があるようです。アブラムシはスミチオンなどを、ハダニは殺ダニ剤、カイガラムシにの成虫には殺虫剤が効かないので古歯ブラシなどを使って取らなくてはいけないです。
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