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ユリ(百合)

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科・属名:ユリ科ユリ属/耐寒性球根植物/原産地:北半球の亜熱帯〜亜寒帯/学名:Lilium



分類 球根植物




寒さ 耐寒性
暑さ 強い
草丈 ■30cm〜150cm
花径 ■10cm〜25cm
花色 ■赤、黄色、白、桃色など
植え替え ■庭植えは3年に1度、鉢植えは毎年
増やし方 ■分球、木子、鱗片ざし(植え替え時)
場所 ■日向から半日陰(種類によって異なる)
用途 ■花壇、鉢植え、切り花
花言葉 ■威厳、高貴
■純潔、無垢(白)
■陽気、飾らぬ美(黄色)
誕生花 7月14日7月19日
通販店 楽天市場にあり
秋植え球根の代表の一つで初夏から夏頃に美しい花を咲かせます。切り花にもとても人気があって、お店や式場、花束などでもよく見かけます。ユリの種類は多く、 交配によって色々な種類が作られています。下の黄色の品種は分かりませんが、高さ1mぐらいで20cmほどの花を咲かせるアジアティック・ハイブリット系のユリのようです。ピンク色のはショートケーキリリーというアジアティック・ハイブリット系のユリで草丈が30cm〜40cmぐらいと低く、15cmぐらいの花を咲かせる種類です。一番下の薄い黄色のユリはオリエンタル・ハイブリット系のユリのコンカドールです。カサブランカと同じように花が大きく、イエローカサブランカとも呼ばれています。ユリは種類によって育てる場所が異なるので注意が必要です。
作業カレンダー(暖地基準の育て方)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期
開花(種類によって異なる)
場所
日向 日向〜半日蔭(種類による) 日向
植え付け
植え付け
植え替え
植え替え
分球
株分け
鱗片ざし
鱗片ざし 鱗片ざし
肥料
追肥 お礼肥(花後) 元肥
鉢の水やり
表面が白く乾いたら 表面が乾いてきたら(葉の青い時期) 表面が白く乾いたら

ユリ
5月下旬、自宅の庭

ユリの全体
6月上旬、自宅の庭

ショートケーキリリー
6月上旬、自宅の庭

ショートケーキリリーの全体
6月上旬、自宅の庭

コンカドール
6月下旬、自宅の庭

コンカドールの全体
7月上旬、自宅の庭




ユリの育て方

ユリの主な種類
オリエンタル・ハイブリッド系
ヤマユリとカノコユリなど、日本に自生している種類が交配されて作られた種類です。大きな花を咲かせるカサブランカなどが知られています。

アジアティック・ハイブリット系
オニユリ、イワユリ、エゾスカシユリなどが交配されて作られた種類です。スカシユリなどが知られています。

ロンギフローラム・ハイブリッド系
テッポウユリ、タカサゴユリなどが交配されて作られた種類です。シンテッポウユリなどが知られています。

トランペット・ハイブリッド系
オーレリアンハイブリッドとも呼ばれ、中国原産のリーガルリリー、キガノコユリなどの交配種で、病気に強く庭に何年か植えっぱなしでも育つ種類です。筒状に花を咲かせます。

その他
アジアンティック・ハイブリッドとロンギフローラム・ハイブリッドが交配されて作られたLAハイブリッド、オリエンタル・ハイブリッドとトランペット・ハイブリッドが交配されて作られたOTハイブリッドなどもあります。


時期は10月から11月に行います。鉢植えの場合の大型のオリエンタル系は6号から7号鉢に1球を目安に、その他は6号から7号鉢に3球を目安に覆土は球根2つ分の深さに植え付けます。庭植えの場合の球根2個分ぐらいの間隔をあけて覆土は球根3つ分の深さに植えます。ユリは土の中の茎から根が発生して栄養を吸収するので必ず深植えします。鉢植えの土は赤玉土6、腐葉土3、パーライトか川砂1ぐらいの水はけのよい用土に植え付けます。庭植えの場合は庭土に腐葉土と堆肥などを元肥に、苦土石灰を混ぜて水はけをよくして植え付けます。連作を嫌うので、植え替える際は前に植えてあった場所とは違う場所に植え付けたり、用土を入れ替えたりして植え付けます。


百合は風通しがよく株元に植物が生えていて夏の地温が上がらないような所を好みます。日当たりは種類によって日向を好む種類、強い日差しを嫌い午前中の日光が当たるような半日陰を好む種類があります。また、日当たりを好む種類と半日陰を好む種類の交配種も出回っています。ユリは地温が上がるのを嫌うので、日当たりを好む種類でも、鉢が強い直射日光に当たって高温にならないよう、暑くなる5月下旬頃から鉢の所だけを日陰になるようにしたり、二回り大きな鉢に用土を入れて鉢ごと埋めるなどして、鉢を高温から守るようにするとよいです。花壇でも株元に背が高くならない植物があった方が葉が直射日光を遮って地温が上がらずによいです。
日当たりを好む種類 半日陰を好む種類
アジアティック・ハイブリット系、ロンギフローラム・ハイブリッド系、トランペット・ハイブリッド系

(カノコユリ、キカノコユリ、スカシユリオニユリテッポウユリ、ローリーポップ、クリムソン・ピクシーなど)
オリエンタル・ハイブリッド系

(ヤマユリ、サクユリ、ササユリ、ヒメサユリ、オトメユリ、カサブランカ、イエローウィン、ル・レーブ、アカプルコ、スターゲザー、モナリザなど)


鉢植えの場合、鉢土の表面が乾けば与えます。夏場の開花期は乾かさないよう乾く前に与えます。ユリは球根の乾燥に弱く、葉のない時期も球根を乾かさないように水やりしてください。いくら乾燥に弱いからと、水の与え過ぎもいけません。庭植えの場合の水やりは、あまり雨がふらないようなら与えるぐらいでかまいません。その他は花の水やりを参考にしてください。


庭では芽が出た時に骨粉入りの固形油粕などを、花後のお礼肥に即効性の化成肥料などを追肥します。鉢植えでは芽が出た時から花後まで緩効性化成肥料などを置き肥したり、液体肥料を与えます。


花が大きい種類は重くて傾むいてしまう事があるので支柱で支えます。支柱を挿す際は球根を傷つけないように注意してください。


花が終わったらすぐに摘み取り、次の花の成長を妨げないようにします。最後の花も終わったら早めに摘み取り、球根を太らせるようにします。


時期は10月から11月頃の葉が枯れる頃、鉢植えの場合は毎年掘り上げて必要なら分球して植え付けます。庭植えの場合は連作を嫌うので、3年に一度ぐらい、別の場所に植え直します。ユリの根は上根と球根の下から伸びた下根があります。球根の下から伸びた下根は取り除かないよう、上の茎は切り取ります。上の茎の上根に木子(子球)ができている場合は、切って植え付けると数年で開花します。

球根と木子


分球、木子
分球と球根の上根から発生する木子(子球)で増やす事かできます。時期は植え替えと一緒に行います。
鱗片ざし
球根の鱗片の根本を3分の2ぐらい埋めると芽が伸びてきます。時期は秋の10月頃、春の3月頃にも行えます。秋に行う場合は冬は室内の明るい場所で育てます。芽が伸びて霜の心配がない時期に鉢上げします。
珠芽(むかご)
ユリの種類によって葉の付け根に珠芽があるので、秋にそれを採って土に乗せて増やす事ができます。

珠芽(むかご)

珠芽の発芽(鬼百合)


風や花の重みで傾く事があるので、支柱で支えておくとよいです。支柱を球根に挿さないよう注意してください。


ユリクビナガハムシの幼虫
ユリクビナガハムシの幼虫が付くことがあります。ユリクビナガハムシの幼虫が付くと黒い糞がついてその中にも潜んでいます。放置するとせっかくの蕾を食い尽くしてしまうので、見つけ次第つまんで駆除して、スミチオンなどの殺虫剤を散布しておきます。
ユリクビナガハムシの幼虫
ユリクビナガハムシの幼虫
糞の中にもユリクビナガハムシがいる
糞の中にも居る

アブラムシ
アブラムシがつく事があります。見つけたらスミチオンなどを散布して早めに駆除します。アブラムシはとユリの病気の一つモザイク病を媒介します。モザイク病は治らず感染もするので、アブラムシには注意が必要です。芽が伸びてきたら3週間おきにオルトラン粒剤などを蒔いて防除しておくと安全です。その他は花の病気や害虫を参考にしてください。


ユリは特に掘りあげて保存しておく必要はありません。もし、一時的に保存しておきたい場合は、乾燥に弱いので軽く濡らしたバーミキュライトなどと一緒に箱などの中に入れて涼しい日陰で保管しておきます。

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