分類: |
常緑低木 |

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寒さ: |
強い |
暑さ: |
強い |
樹高: |
1m〜3m |
花径: |
約 0.5cm |
花色: |
茶色 |
実: |
雌株のみに成る |
場所: |
半日蔭 |
増やし方: |
挿し木、種まき |
花芽分化: |
8月中旬〜 |
用途: |
庭木、鉢植え |
花言葉: |
永遠の愛 |
通販店: |
楽天市場にあり
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アオキは日本から中国のやや湿った森林に自生する樹木です。学名でアオクバ・ジャポニカと呼ばれ、別名のアオキバから名づけられたと言われています。耐陰性に優れているので庭の明るい木陰などによく植えられています。種類がいくつかあって、よく見かけるのは写真のような斑入りですが、その他、緑葉もあります。また、斑入りでも中央に斑のある中斑、外側に斑のある覆輪などもあります。葉の形もいくつかあり、葉の小さなヒメアオキという品種もあります。秋から冬にかけて実が成りますが、雌雄異株なので雌株だけに実が成ります。山へ行くと沢山自生しているので自然と実を成らせていますが、庭では近くに雄株が必要になります。 |
作業カレンダー(暖地基準) |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
開花時期 |
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開花 |
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実期 |
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実期 |
場所 |
日向〜半日蔭 |
明るい日陰 |
日向〜半日蔭 |
種まき |
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採り蒔き |
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植え付け |
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苗の植え付け |
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苗の植え付け |
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植え替え |
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鉢の植え替え |
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挿し木 |
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挿し木 |
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剪定 |
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剪定 |
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肥料 |
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肥料 |
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鉢の水やり |
表面が乾いたら |
鉢土の表面が乾いてきたら |
表面が乾いたら |
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様々な葉をした種類
山に緑葉をしたアオキが自生しているのをよく見かけます。変種などで葉の形や大きさ、斑入りがあったりと20種類以上があるそうです。お店でよく売られているのは斑入りが多く、全体的に斑が入ったものや縁だけの外斑、中だけにある中斑などいろいろあります。斑入りは夏の強い日差しで葉焼けしやすく、青葉の方が生育がよいですが、育てるのはともに容易です。
アオキの育て方
植え付け
苗木の植え付け時期は春の3月から6月頃が理想的ですが、秋の9月から10月頃にも行う事ができます。
場所
強い日差しに当たると葉が焼けやすいので、夏の日差しが当たらない所が良いです。耐陰性が強いので明るい日陰にも植える事ができますが、あまり暗いと生育が悪くなるのでできるだけ明るい所が良いです。 落葉樹の下は冬は落葉して日当たりがよく、夏は葉が茂って強い日差しから守ってくれるのでよい植え場所になります。
庭への植え方
根鉢の二回りから三回りぐらい大きい穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土と完熟堆肥をよく混ぜておきます。根巻き苗の場合は、剥がずにそのまま植えると1ヶ月ぐらいで麻が自然に腐って土になります。掘った穴に苗木を乗せると地面より少し高くなるぐらいに土を戻して苗を乗せ、バケツ一杯の水を与えておきます。残りの土を戻す時は水が溜まるよう周りに土手を作ってから、バケツ1杯ぐらいの水をたっぷりと与えます。
強風で倒れないよう、根付くまで支柱で支えておきます。 その他は花木の植え付け方を参考にしてください。

根巻き苗 |

1回目の水やり |
植え付け後の管理
湿った所を好むので、植えてからしばらくは乾かし過ぎないように水やりします。写真は梅の木の下へ5月下旬に植えましたが、午前中の直射日光で葉が萎れるので、1週間ほど遮光ネットで日よけをしていました。

日差しで葉が萎えた |

遮光ネットで日よけ |

1週間後に回復 |
鉢植えの管理
植え付け用土
樹高があまり大きくならないので、鉢植えで育てる事もできます。鉢植えの用土は赤玉土(小粒)7、腐葉土3などに植えつけます。挿し木で苗を作って寄せ植えの素材にもよいです。
水やりと肥料
木の下のやや湿った所に生息しているので乾燥を嫌います。鉢植えでは生育期の春から秋は鉢土の表面が乾いてきたら与えます。冬は鉢土の表面が乾けば与えます。肥料は春の3月から6月、秋の9月頃に緩効性の化成肥料などを置き肥するとよいです。
庭の管理
水やりと肥料
植えた年は乾か過ぎないように、その後は自然の雨だけで特に与えなくてもよいです。肥料はあまり必要なく春と秋に1回ずつ与えておくとよいです。根付けば春だけ与えるぐらいで育ちます。
剪定
庭では自然な樹形で楽しむ植物なので、伸び過ぎてしまったり、不要な枝があれば剪定するぐらいでよいです。時期はいつでも行えますが、雌株で実を成らせたい場合は、花や実を避けて剪定したらよいです。鉢植えでは伸び過ぎたら、
春の3月頃に適度な長さに切り戻すとよいです。
炭疽病の発生

炭疽病 |
3、4年に1回ぐらい梅雨明けに発生する事があります。葉が黒く焼けたようになって見苦しくなり、放置しておくと広がってしまうので変色した葉は取り除いて焼却し、ベンレート水和剤などの殺菌剤を散布しておきます。梅雨明け前の雨が降らない日を選んで殺菌剤を散布しておくと予防する効果もあります。
増やし方
挿し木
挿し木で容易に増やせます。時期は梅雨頃から7月頃に行うとよいと思います。2、3節分の挿し穂を用意して、一番下の節の葉を取り、取った節が用土に埋まるように挿します。葉の面積が大きいので、葉からの蒸散を防ぐために葉の面積を半分ぐらいに切った方がよいです。その他は挿し木のページを参考にしてください。
種まき
山ではこぼれ種で発芽しているのを見かけます。実が熟したら果肉を取り除いて種を採り、平鉢やポットなどに種を埋めて蒔きます。
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