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パフィオペディラム

別名:パフィオペディルム
科・属名:ラン科・パフィオペディラム属/原産地:東南アジア、中国/学名:Paphiopedilum
分類: 多年草、洋蘭


寒さ: 弱い(5度以上)
暑さ: 強い
草丈: 20cm〜30cm
花径: 6cm〜12cm
花色: 黄色、褐色、白など
増やし方: 株分け
場所: 薄日が差すような所を好む。
冬は最低温度7度以上を保つ
花言葉: 変わりやすい愛情、思慮深さ
通販店: 楽天市場にあり
パフィオペディラムは密林の薄日の差すような地面に自生しています。一見地味な洋蘭ではありますが、姿がユニークで何ともいえない魅力がある事から人気が高い洋ランです。種類は一茎一花や一茎多花の種類があって、花は一輪で1ヶ月以上と長く花を咲かせ続けます。下の黄色の花を咲かせている一茎多花の種類は、花が一輪ずつ咲き、開花を3、4回繰り返すので、3ヶ月以上長く花を楽しむ事ができます。花にある袋のようなものは一見食虫植物の袋のように見えますが、この袋は蜜を求めて落ちた昆虫が出口の通路を通る際、雄しべの花粉を体に付着させ、次の花の袋へ落ちて出る際に雌しべの柱頭に受粉してもらう構造になっています。パフィオペディラムは交配による種まきで増やされている事が多いので、いろいろな形や花色をした種類が出回っています。冬から春に咲くタイプと夏に咲くタイプがあって、主に出回っているのは冬から春に咲くタイプで、寒さに比較的強く5度以上あれば越冬します。夏に咲くタイプは冬に温室で育てないと、夏に開花させるのは難しいようです。
作業カレンダー(暖地基準)
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花時期 開花 開花
場所 室内のレースカーテン越し 遮光50% 室内
植え替え 植え替え
株分け 株分け
肥料 肥料 肥料
鉢の水やり 表面が乾いてきたら与える

パフィオペディラム
2月上旬、植物園(温室)

パフィオペディラムの全体
3月下旬、自宅の鉢植え

パフィオペディラム2
1月上旬、植物園(温室)

斑入りのパフィオペディラム
6月下旬、自宅の鉢植え

パフィオペディラムの育て方

開花株の管理

パフィオペディラムの開花株を冬に購入した場合、寒さに弱いので室内のレースカーテン越しの日光が当たるような明るい場所で育てます。最低温度は7度以上あればよいので、暖房の効いた温風の当たらない場所に置くとよいです。温風に当てると花の寿命が短くなって株の生育にも影響してしまいます。また、22度以上と暖かすぎても花の寿命が短くなります。暖房中は空気が乾燥するので、霧吹きで葉水を与えながら育てますが、やや病気にかかりやすいので、室温の低い時間帯は葉水を控えるようにします。夜間の最低温度が7度以下になりそうな冷え込みそうな日は、窓際を避けたできるだけ暖かい場所に移動してたりして寒さ対策をします。5度以下に当たると寒さで痛んでしまいます。水やりは午前中に冷たくない水を鉢土の表面が乾いたらすぐに与えます。肥料は冬に与える必要はありません。

場所

密林の木漏れ日の下で育っているので、強い日差しを嫌います。初夏の5月下旬頃から10月頃の強い日差しの時期は戸外で50%遮光して、微風を好むのでできるだけ風通しのよい所で育てます。その他は室内のレースカーテン越しの日光に当てて育てます。パフィオペディラムは秋に葉に似た花芽が伸びて、冬に花芽を持ったまま休眠して、春の最低気温が10度を超えてくると花芽が伸びて開花します。冬は室内の暖房の効いた温風の当たらない、レースカーテン越しの日光が当たるような暖かい部屋で最低温度7度以上で冬を越させます。

水やり

着生ランとは違い、地面に自生していてやや水を好むので、年間を通じて鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。冬は乾きが遅いので与えすぎないように注意してください。春から秋は葉水は必要ありませんが、冬は暖房で空気が乾燥するので暖かい時間帯に霧吹きで葉水を与えながら育てます。気温の低い時間帯の葉水は病気の原因になるので行いません。

肥料

真夏と除いた生育期の5月から7月頃、秋の9月〜10月中頃まで洋蘭用の液体肥料などを10日に1回ぐらい与えます。

植え替え

2、3年を目安に植え替えを行います。また、寄せ植えされて購入したものは、一株ごとに分けた方が育てやすいです。用土は水蘚やバークなどを使用します。水蘚で植え替える場合は素焼きに、バークで植え替える場合はプラ鉢が適しています。植え替えの際は元気な根を痛めないよう、古くなった水蘚と腐った根を全て取り除いて植え替えます。用土がまだ古くなっていない場合は、根鉢を壊さずに一回り大きな鉢に植え替えてもかまいません。時期は4月頃に行い、5月中旬頃まで室内で管理します。その他は洋蘭の植え替えのページを参考にしてください。

増やし方

株分け

子株が増えるので、手で分けるようにして株分して増やす事ができます。時期は植え替えと同時に行います。

支柱

花は明るい方向に向いて咲くので、咲かせたい方が窓辺に向くように置きます。花茎が伸びて蕾の重みで垂れてきたら、支柱で支えた方が見た目の姿がよいので支柱で支えます。右のように支柱の先をU字に曲げてフックを作り、フックに花茎を引っ掛ける方法が簡単でよいと思います。

花茎切り

花茎の花が全て咲き終わったら、花茎を根元から切り取ります。

病気や害虫

黒点病にかかる事があるので、6月から9月の間、定期的にダコニール1000などの殺菌剤を散布して予防します。また、夏に通風が悪いと軟斑病にかかって枯れる事があるので、風通しのよい所で育てます。

温室栽培

冬を温室内で育てると冬に開花させる事ができます。最低温度15度、最高温度20度ぐらいで育てると開花します。通風が悪いと軟斑病にかかる事があるので、内気扇で風を送り続けて育てた方がよいです。温室については温室栽培のページを参考にしてください。
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